仕事の人間関係がストレスになるときの対処法

「味方になる」が最強の人間関係!

職場の人間関係がストレスだと感じることは
誰にでも起こることです。

 

上司と話しにくい、
同僚がどう思っているのかわからない。
という気持ちでいると、自分とは
違うところばかりが気になります。

 

目の前で、
「それは間違っているのでは?」
ということを同僚が行っていれば、
その間違いを気づかせてあげようと
必死にアドバイスしていませんか?

 

「それはおかしいですよ。
もっとこうしたらいいですよ。」
と、一方的に強い口調で指摘されると、
言われた相手は
否定されたのだと感じてしまいます。

 

それまでは、同じ職場にいて
味方だと思っていたのに、
その一言で敵に変わったと
感じてしまうのです。

 

同じ職場にいて、敵だと感じることは
この上ない居心地の悪さと
大きなストレスを感じます。

 

もし、同僚の間違いに気がついて、
心配になって
力になってあげたい
助け舟を出してあげたい
と思っているのだったら、

 

相手の感じ方や考えを
否定しないで、
相手の言葉に耳を傾け
相手の立場を受けいれます。

 

そうすれば、相手は「味方」だと感じて
信頼と安心感を持って
物事を冷静に見返すことができ、
考えを改める余裕ができるのです。

 

感じ方や考え方を否定しないで、
「味方」になることは
仕事の人間関係で
ストレスを感じないために
とても大切なことになります。

 

上司や同僚と一緒に
お互いに協力しながら
支援するという関係を築き、
ストレスを減らすことができそうですね。

 

みんな仲良くできない生き物だから?

「あの上司はどうしても許せない。いやだ。」
という気持ちがわいてきたら、

 

私は、なんて心の狭いひどい人間なんだ。
自分を責めてしまうかもしれません。
人が人を憎むのは、
ごく自然なことなのだそうです。

 

NPO法人メンタルレスキュー協会の
下園壮太さんは、
「ストレスとうまく付き合う100の法則」
という本で、次のように書かれています。

 

そもそも、人が強い憎しみの
感情をもつのはなぜでしょうか。
それは、人は人を恐れる生き物だからです。
原始人の頃、私たち人間にとって
一番の脅威は、「人」。

 

なぜなら、猛獣や天災などよりも、
人がもっとも有能で、
殺し方も巧妙だったから。
狙われたらまさに命の危機、
殺すか殺されるかです。

 

実際の歴史の中でも、人間同士が
殺し合うことは、決して
めずらしいことではありませんでした。
だから今でも、
本能的に人は人を恐れているのです。

 

ただ、
人は人を恐れながらも、孤独を嫌がり、
人を求める生き物でもあります。他者の
痛みを感じ、助けたいと思っています。
これもまた、私たちの本能なのです。

 

「人が怖いという気持ち」と
「みんなと仲良くしたい」という気持ち、
矛盾した2つが同時に存在しているのが、
人のデフォルト(初期設定)だと
知っておきましょう。

 

私たちは「みんな仲良く」するべきだと
強く信じています。
これは、単に人と人が仲良くしたいと
気持ちがあるだけでなく、

 

いろいろな人がいて
様々な価値観がぶつかり、
トラブルや争いがいつ起きてもおかしくない
といった現実があるから、

 

それをできるだけ避けようとして
「みんな仲良く」したいと
思っているのです。

 

人はもともと、
誰かを憎んでしまうこともあるし
人が怖いと感じているし
仲良くできないこともあります。

 

今、自分が思っていることをそのまま
自分で認めてあげることができれば、
ストレスを減らして
もっと楽に過ごせますね。

 

2人に1人は仕事の悩みやストレスを感じている!

厚生労働省
「平成29年労働安全衛生調査
(実態調査)」によりますと

 

「仕事や職業生活に関することで強い不安、
悩み、ストレスを感じる」労働者の割合は、
平成 29(2017)年は 58.3%です。

 

「仕事や職業生活に関する強い不安、
悩み、ストレスを感じる」とした
労働者のうち、その内容をみると、

 

「仕事の質・量」(62.6%)が
最も多く、次いで、「仕事の失敗、
責任の発生等」(34.8%)、

 

「対人関係(セクハラ ・
パワハラを含む。)」(30.6%)
となっている

 

現在の自分の仕事や職業生活での
ストレスについて
「相談できる人がいる」とする労働者の
割合は91.8%となっており、

 

「相談できる人がいる」とする労働者が
挙げた相談相手は、
「家族・友人」(85.3%)が最も多く、
次いで、「上司・同僚」(77.1%)と
なっている。

 

また、「ストレスを相談できる人がいる」
とした労働者のうち、
実際に相談した人がいる労働者の
割合は84.2%となっており、

 

実際に相談した相手をみると、
「家族・友人」(81.7%)が最も多く、
次いで、「上司・同僚」
(71.0%)となっている。

 

日本では2人に1人が
仕事上のストレスを抱え、
その中の3人に1人が
人間関係に悩んでいます。

 

計算上では、仕事上の人間関係で
ストレスを感じている人が
10人未満の小さな会社であっても
どの会社にもいるという
割合といえるのです。

 

そして、ストレスや悩みを打ち明けられる
相談相手としては、家族・友人についで
上司・同僚という結果であり、
自分を理解してくれるはずの
関係の近い人になっています。

 

人は、いつも家族や友人、
上司や同僚だけでなく周りの人がお互いに
味方になって、自分の感じ方や考え方を
受け入れてくれたら、

 

仕事はもちろん
ストレスや悩みを抱えずに、
気持ちをラクに過ごすことが
できそうですね。

 

ふつうなら◯◯しているのに、を手放す

人間関係がうまくいかず、
ストレスを感じやすい人が
つい考えてしまう思考の癖があります。

 

それは、
「ふつうだったら○○するはずなのに
(私だったら○○するのに)
あの人はしない」
というものです。

 

「私は、こんなにしてあげたのに、
あの人はそうしてくれない」
という思いが、ストレスを膨らませています。

 

こう考えるのは、
自分を基準にして相手の考えや行動を
想像しているからなのです。

 

相手の気持ちは、そのままではわかりません。
だから相手の気持ちを自分の頭の中で想像して、
相手もこう思っているに違いないという
気持ちになります。

 

そこには悪気はないし
自分の基準では当たり前のことで、
本当に◯◯してくれたらいいのにと
思っているのです。

 

それが、相手にとっては、
非常識で、あり得ないことであっても
私なら〇○するのにと
思っています。

 

どんなに親しい相手だとしても
相手への期待が大きくなって
ストレスで苦しくなってしまう前に
私の基準とは違う基準で考え行動している
宇宙人のようだと思うことができたら

 

人間関係にストレスを感じ
つまずいて苦しくなってしまわずに、
お互いの考えや行動を認めあえる
関係をつくることができそうですね。

 

思い込みを手放せば、味方になれる!

シンプルパフォーマンスセラピーは、
自分の思い込みや思考の癖を
変えていくためのセルフセラピーです。

 

セラピーのスキルをみにつければ、
いつでもどこでも自分のペースで
セラピーを実施することができます。

 

1日たった3分でできるので
継続しやすく、
自分で気がつかないうちに
ストレスを感じにくくなります。

 

「上司と話しにくい。」
「同僚がどう思っているのかわからない。」

 

といった
脳にとってストレスになる
ネガティブな感情を手放すことができ、
不安や疲れを取り除くことができます。

 

脳の潜在意識に直接働きかけることで
いつのまにか
物の見方考え方が
ポジティブに変化します。

 

人を憎むべきではない。
みんなと仲良くしなければならない。
といった、自分の思いとは別のところにある
思い込みに左右されることなく、
なりたい自分を思い描くことができます。

 

まわりの人に対しても、
過度な期待をせずに
尊重しあえるようになるので、
感じ方や考え方を否定せず
いつも味方でいられるようになります。

 

そのためにも
シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会に
ぜひお越しくださいね^^

 

【執筆者:原田佐織】

 

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