感情をコントロールできるマインドとは?

~脳科学的に感情のしくみが明らかに!~

今でこそ自分の感情をコントロールスキルを
身に着けることができましたが、
以前の私は自分の感情を
コントロールできずにいました。

 

特に大学に入学する以前の
家族と一緒に暮らしていた時は
感情を家族にぶつけまくっているような
日々を送っていました。

 

「なんで、テレビのチャンネル変えるの?」
「私が先に洗面所使いたいんだけど!」
きっかけは何でもない
日常生活の会話から(^^;

 

それがどんどんエスカレートして大喧嘩に
発展することもしばしばありました…
ささいなことなのになんであの頃の自分は
家族に対して「許せない」という
感情が湧き出ていたのか、疑問でした。

 

さらに、現代の社会問題となっている
SNSでの激しいバッシングや
職場などで起こるハラスメントという行為。

 

こちらも感情のコントロールができていない
ことによるものだと感じます。

 

今回は、感情のコントロールが
どのように私たちの身体で起こっているのか
脳科学的な面から知りたいと思い、
こちらの本を読んでみました!

 

脳科学的根拠も初心者でも
わかりやすく書かれていたので、
少しだけご紹介させて頂きますね!

 

「人はなぜ、他人を許せないのか?」

脳科学者・中野信⼦さん

この本によると、
相手の過失に強い怒りを感じ、
日ごろは使わないような激しい言葉で罵り、
完膚なきまでに
叩きのめさずにはいられない…

 

これは「正義中毒」というべき一種の
依存症状で自分が属する集団を守ろうとする
脳の仕組みが関係しているといいます。

 

「自分は絶対に正しい」
「他人の言動が許せない」という
感情が引き起こす、
激しいバッシングやハラスメントも
「正義中毒」に該当するのだとか。

 

“正義は我にあり、
過ちを犯した相手には何をしても許される”

 

そんな心理状態から実行に移される行動を、
社会心理学の人たちは
「サンクション(制裁)」と呼んでいます。

 

人は、本来は自分の所属している集団以外を
受け入れられず、
攻撃するようにできています。

 

そのために重要な役割を果たしている
神経伝達物質のひとつがドーパミンです。
私たちが「正義中毒」になるとき、
脳内ではドーパミンが分泌されています。

 

ドーパミンは快楽や意欲などを司っていて、
脳を興奮させます。

 

人間はドーパミンによって、
自分たちの集団や価値観を守るため、
正義をおびやかす「悪人」を叩く
という行為によって、
快感が生まれるようになっているのです!

 

そんな「正義中毒」を
抑制する機能を持つ脳の前頭前野は、
平均して
20代後半から30歳頃に成熟します。

 

前頭前野が老化により萎縮してくると、
相手に共感する能力が衰え、
適切な判断ができなくなってしまいます。

 

もしも「昔はよかった」と懐かしむことが
増えたなら、前頭前野が老化している
サインかもしれません。前頭前野が衰えると
新しいものや自分と違うものを
受け入れにくくなります。

 

これは「正義中毒」の思考パターンと
根は同じです。さらに中野信子さんは
SNSでのバッシングについても
言及していました!

 

「インターネット空間が出現してから、
匿名の個人が見知らぬ他人を
攻撃しやすくなったというのは、
非常に新しい動きだと感じました。

 

その後のTwitterやFacebookを始めとする
SNSの普及は、
隠されていた「正義中毒」を見える化し、
さらに増幅させたと考えています。
攻撃の対象となる人は、生け贄なんです。

 

その人を攻撃すると集団の一体感が高まる。
集団を守るための社会通念や、
共通の認識というのも固まっていきます。」

 

この本で中野信子さんが
語っていた内容はここまでです!

 

なるほど!私たちは
「自分は絶対に正しい」
「他人の行動が許せない」
と感じる時、ドーパミンという物質が
発生するのですね!

 

ドーパミンは快楽や意欲などを司っていて、
脳を興奮させるため、
感情のコントロールが自分では
できにくくなってしまうのですね…

 

語られていた自分は絶対正しくて、
他人が許せないという「正義中毒」を
抑制する機能を持つ脳の前頭前野は、

 

平均して20代後半から30歳頃に
成熟することがわかりました!

 

自分が実家で家族と一緒に
暮らしていた時は、
この前頭前野が未発達であった
可能性があることもわかりました^^

 

さらにSNSの普及によって、
いままで見えていなかった人間の
「許せない気持ち」が見える化している
現状もわかりました!

 

では、こうした「他人が許せない」
という気持ち、感情を
コントロールする方法はあるのでしょうか…

 

それが私がセラピストとして
伝承している
“シンプルパフォーマンスセラピー”です!

 

シンプルパフォーマンスセラピーとは
自分自身で自分の感情を
コントロールすることができる
セルフケアセラピーです。

 

具体的にいうと、「許せない」「何で…」と
相手に感情をぶつける前に、自分の中、
内側に戻り、脳を興奮させるドーパミンを
放出するのを防ぎます。

 

そうすることで「許せない」と感じた後も
冷静な自分でいられ、感情を相手に
爆発するということもなくなります!

 

このセラピーは一度習得すると、
いつでもどこでも何回でも
自分で行うことができるため、

 

繰り返し行うことで
自分の感情をコントロールする
ことができるようになります!

 

シンプルパフォーマンスセラピーが
世の人に広まり、感情をコントロールする
力を身に着ければ、現代の社会問題である
SNSでのバッシングや職場での
ハラスメントはなくなると思います。

 

シンプルパフォーマンスセラピーが広まり、
誰もが幸せな世の中に
なってほしいなと願います(^^)

 

【執筆者:松下琴音】

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