「発達凸凹なボクの世界」から学ぶ 感覚過敏なわが子への生活のヒント

~発達凸凹キッズと
お母さんの笑顔のために~

みなさんのなかには、
『感覚過敏』という言葉を
ご存じの方はいらっしゃいますか?

 

聴覚、視覚、触覚、嗅覚、味覚などの感覚に
過度に敏感になってしまうことを指します。

 

例えば、
騒々しい場所で集中することができない、
人ごみなどで人の動きに疲れる、
肌に触れる衣類の毛糸がチクチクする、
化粧品売り場のにおい、などなど。

 

大人になれば、自分が不快な感覚は
その場所に行かない、
不快かな?と思うものは選択しない
など、対策を取ることができます。

 

それが、子どもとなると、
「なんだかつらい」「気持ち悪い」「嫌」
なのに、なかなか言葉にできず
拒否反応を体で表現します。

 

ましてや、
発達凸凹の特性をもつお子さんでは
その「感覚過敏」がさらに大きく目立ち、
親御さんの「理解の範疇」を超える
「感覚過敏」があるかもしれません。

 

では、なぜ
「感覚過敏」が起こるのでしょうか?

 

「感覚過敏」について分かりやすく、
親しみやすいイラストで説明されている
一冊をご紹介させていただきますね。

発達凸凹なボクの世界
―感覚過敏を探検する―
(子供の気持ちを知る絵本)
プルスアルハ(著)
細尾ちあき 北野陽子

 

こちらの絵本の内容を
一部抜粋してお伝えいたします。

 

感覚はどこで感じますか?
―見るのは「目」
―聞くのは「耳」です。
そして受け取った映像や音を
実際に認識しているのは「脳」です。

 

同じ音(という感覚刺激)が耳に届いても、
それがどのように感じるかは、
その人の
「脳の感覚刺激の受け取り方」で
違います。

 

といった内容からもわかるように、
人が受ける感覚刺激は
「一様」ではないということ。

 

そして、それが「脳の特性」であるなら
気合や努力、我慢をしたところで
良くなるわけでもないということを
知ることができます。

 

そうした上で、
発達凸凹のわが子が
この「感覚過敏」と
どう付き合っていくのが良いのか
工夫をしていかなくてはなりません。

 

まずは、「無理強いしない」
ということ。
これが原則となります。

 

さらには、その時の体調や
気分によっても
大きく左右されることもあるため、

 

いつもと同じ感覚刺激にも
感覚過敏が出やすい、
なんてこともあるようです。

 

親御さんが、お子さんの様子を
じっくり観察し、傾向と対策を練る。
それが重要になってきます。

 

感覚刺激にパニックになっている
子どもの対応にも、
いつも平常心、
いつも穏便、で
いられたらいいですよね。

 

とはいえ、親は親でも
やっぱり一人の人間。
やろうと思っていた段取りが、
その、子どものパニックなどで
手が回らなくなるときだってあります。

 

そんなとき、つい
したくもないイライラや
怒り、不安などが出てきたり、
もしかしたら、子どもに
つらく当たってしまい自己嫌悪…。

 

うまくいくものも
うまくいかないんじゃ、
親御さんの心が先に折れてしまいますよね。

 

そんな時こそ、
シンプルパフォーマンスセラピーなら
親御さんのイライラが出そうなタイミングで
1日3分のセルフセラピーが
折れそうな心を優しく守ってくれます。

 

忙しくて気持ちに余裕がないときでも
たった3分の自分癒しの時間で
感覚過敏への工夫にも
いいアイディアが
浮かんでくるかもしれませんね。

 

お子さん自身も
心からの笑顔に戻れたら、
体調などにも左右されずに
「感覚過敏」と付き合っていけるでしょう。

 

わが子が発達凸凹の感覚過敏で
つらい思いをしている様子を
お母さんの心の余裕で
包んであげたい、
そう思っている方、必見です!

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは
体験会をおこなっております。
お母さん自身の心を守りながら、
子も守れるセラピーを、
ぜひ一度ご体感くださいませ。

 

【執筆者:菊地光江】

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