脳科学から「怒り」のメカニズムに迫る!

~潜在意識の書き換えで怒りを手放す~

子育て中のママは、
毎日が忙しくストレスがいっぱい!
物事が思い通りにいかない!
なんてことが当たり前!

 

そんな日常に、ついイライラして
子どもに怒ってしまい、
怒った自分に後で落ち込む・・・。

 

「こんな悪いサイクルから脱したい!」
そう思いながら子育てしているママは
多いはずです。

 

私ってどうしてこんなに
イライラしやすいの?
性格のせい?
心がどうにかなっちゃった?
とお悩みのママさん。

 

私たちが何かにイライラしたり、
誰かにカチンときたとき、
「怒り」の感情が生まれるのって
どこだかわかりますか?
心でしょうか?

 

正解は、「脳」の中です。
怒りの感情は、脳の中のどこで
どのように発生するのでしょうか?

 

「怒り」を感じたとき
脳内では何が起こっているのか、
脳のメカニズムを明らかにして、
脳科学の観点から対処法を
一緒に考えていきましょう。

 

そして、怒りやイライラの感情に対して、
『気の持ちようが大切!』
といった精神論だけで解決しようとせず、

 

脳の仕組みから考え直すことで、
イライラを手放し、
笑顔の子育てを手に入れましょうね。

 

私たちが怒っているときは、
脳に変化が起きています。
怒りの感情が生まれるとき、
脳の『大脳辺縁系』と
呼ばれる部分が活発に動きます。

 

大脳は、大きく分けると
「大脳新皮質」「大脳辺縁系」「脳幹」
という3つの構造で構成されていて、
それぞれに役割があります。

 

表面部分にある大脳新皮質では、
思考や判断といった、私たちが
よりよく生きるための「知性」に
関することを司る。

 

大脳の内側にある大脳辺縁系では、
意欲や情緒といった、
私たちの本能に近い「感情」に
関することを司る。

 

脳と脊髄を結ぶ脳幹では、
「生命維持」に関することを司る。
怒りの感情が生じるときに関わるのは、
大脳新皮質と大脳辺縁系の2つの場所です。

 

「怒り」をはじめ、不安や恐怖といった、
いわゆる「情動」と呼ばれる感情が
起きているときは、
大脳辺縁系が活発に動くことが
わかっています。

 

一方、怒りなどのさまざまな感情を
コントロールする機能や理性的な判断、
論理的な思考やコミュニケーションと
いったことを行うのが、
大脳新皮質のなかにある
「前頭葉」と呼ばれる場所です。

 

感情的な状態から
冷静さを取り戻すことができるのは、
前頭葉がよく働くせいだと
考えられています。

 

つまり、怒りの感情は、
「大脳辺縁系で生じ、
それを前頭葉で抑える」
という構図となっていて、

 

この2つの部位の働きによって、
怒りの感情は引き起こされたり
抑制されたりしているのです。

 

大昔、私たちの祖先は
いつ獣に襲われるかわからない
危険と隣り合わせの生活を送っていました。

 

そうした生活では、敵が現れたとき、
身を守る力が必要です。
それが「怒り」の役割でした。

 

怒りという感情が生まれると
アドレナリンなどの
脳内物質が大量に出て、

 

体がいつも以上の力を
出せる状態になります。
そうして、危険に立ち向かい
生き延びてきたのです。

 

つまり、「怒り」の感情は
生存するためには
欠かせないものなのです。
よって
怒りの発生自体を防ぐことはできません。

 

地球の長い歴史のなかで、
人間が敵から身を守り、
淘汰されずに生き延びるためには、
大脳辺縁系に生じる怒りの感情は
不可欠なものだったのです。

 

ところが文明が発達するにつれ、
そうした本能に近い感情を抑えることが
必要になりました。

 

つまり、私たちの脳は、
もともと備わっている「怒り」を、
「理性」や「知性」で抑える働きをし、

 

生きていくために必要な感情を、
人間らしく生きるために
コントロールしている
という状態なのです。

 

怒りという感情が
発生するのは自然なことであり、
それ自体を防ぐことは難しい・・・
ということはおわかりいただけましたか?

 

だから、もう、
イライラする自分を責めるのは
終わりにしましょう。

 

では、一体どうすれば
私たちは、怒りの感情から
解放されるのでしょうか?

 

怒りの感情は、
実はいきなり怒りとして
発生するのではなく、
根底に、怒りの原因となる感情が
必ず隠れています。

 

この隠れている感情を一次感情と呼び、
怒りの感情は、一次感情が原因で発生する
二次的な感情なのです。

 

一次感情には、例えば、
不安、苦しい、疲れた、寂しい、虚しい、
悲しい、悔しい、焦り、
などの感情が含まれます。

 

ママがイライラし、
子どもに怒鳴ってしまうとき、
こういった感情が原因になっていないか、
ご自身に確認してあげて欲しいのです。

 

私、なんで怒っているの?
怒っている原因は
ほんとに子どものしていること自体にある?
何か他の感情が隠れていない?

 

こう聞いてあげる事で、
一旦、怒りを立ち止まらせることができ、
本当の原因に気づくことができます。

 

この本当の原因に気づかない限り、
あなたのイライラは
また、姿、形を変えて
あなたをイライラさせる機会を
伺ってきます。

 

怒りの原因となる一次感情は、
過去の嫌な経験やトラウマからくる、
ネガティブな思い込みであることが
大半です。

 

この、ネガティブな思い込みは
私たちの脳の潜在意識に
知らず知らずにすり込まれ、

 

怒りたくないのに怒ってしまう!
という悪循環な状況をつくりだし、
怒りをパターン化してしまうのです。

 

潜在意識にすり込まれた
ネガティブな思い込みを、
正して書き換えてあげる作業が必要です。
その作業が、
シンプルパフォーマンスセラピーです。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
すり込まれたネガティブな思い込みが
自分自身で手放せるスキルが身につき、

 

セルフケアとして毎日実践することで、
パターン化された怒りの感情から
解放された子育てが
できるようになります。

 

シンプルパフォーマンスセラピーで、
あなたも怒りの根本原因から
解放されましょう。
ぜひ、
オンライン体験会へお越しください(*^^*)

【執筆者:角元奈津子】

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