「夫婦関係学への誘い」から学ぶ自己開示のすすめ

~パートナーにありのままの自分を
理解してもらうために~

あなたは、結婚することを決めたとき、
どんな夫婦になりたいと思いましたか?
今、その夫婦になることはできていますか?

 

この人とならどんなことでも乗り越えられる
この人となら何でもわかり合える、
この人となら幸せになれる、
そう信じて結婚する人が多いと思います。

 

それなのに、気がついたら
夫のことがよく分からない、
自分のことを分かってもらえない、
夫婦関係がぎくしゃくしてきた、
なんてことはないでしょうか。

 

今回は、良好な夫婦関係が築けなくなる原因
を究明すべくこちらの本を読んでみました。

 

「夫婦関係学」という学問は
あまり聞き慣れないかもしれませんが、
良好な夫婦関係を築くために価値のある
内容ですので、少しだけ
ご紹介させていただきますね。

 

「夫婦関係学への誘い
 ~揺れ動く夫婦関係~」

著者:諸井克英

こちらの本によると、夫婦関係を親密な関係
にするためには「自己開示」することが
重要で、お互いに自己開示することで
心理的に共有される領域が広がるそうです。

 

また、健康的な夫婦の特徴として、
「相互に尊敬し合っていること」と
「策略なしに相手の前で自己開示
できること」があるそうです。

 

自己開示というのは、
「自分自身をあらわにすること」
「相手がわかるように自分自身を示すこと」
です。

 

そして、自己開示することで、考えや
感情などについて、お互いにどの程度
似ているか、どの程度違っているか、
パートナーの欲求に応じられるか、
応じられないか、

 

道徳的、倫理的基準にどの程度一致するか、
どの程度外れているかがわかります。

 

つまり、夫婦がお互いに
自分と合っているのかどうか、
感覚が似ているのかどうかがわかる
とても大切な基準になるということです。

 

夫婦の間に起こった出来事に対して、
その事実について話すだけでなく、
その出来事に対して、どう感じたか、
どう思うかを素直に伝え合うことで、

 

お互いのことを分かり合い、
より親密な関係になれるということ
なのですね。

 

しかし、お互いを理解するために、
これほど重要な「自己開示」にも関わらず、
この「自己開示」には、社会的圧力が
かけられるそうです。

 

というのも、日本の文化には、
「男性役割期待」と「女性役割期待」があり
しぐさや振る舞いに社会的な
圧力がかけられています。

 

「男性役割期待」は、男性に
「強さと冷静さ、抗争的で、達成的、
感情をおもてに表さないこと」を求めます。

 

一方、女性には、
「母親らしさと気持ちを和らげるはたらき」
を身につけることが求められます。

 

いわゆる、
「男らしさ、男性に期待すること」
「女らしさ、女性に期待すること」が
自己開示する中でも求められる
というのです。

 

そして、恐ろしいことに、生まれたときから
その文化の中で生きているので、
自分でも気づかないうちに、
「男性らしい反応・女性らしい表現」
をしてしまうのですね。

 

相手に自分のことをわかってもらうための
「自己開示」なのに、
ありのままの自分を表現しておらず、
それが相互理解の「すれちがい」を
生じさせてしまうということなのです。

 

そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが添えられています!

 

「うまくいっていない夫婦の基底に、
自分の本当の姿を相手に見せたくないという
自己開示の恐れがある。その恐れを
突き破ることが夫婦の絆の確認に
つながるのです。」

 

「自分の本当の姿を見せたくない」
「自己開示の恐れ」と聞いて思い当たる人も
いるのではないでしょうか。

 

「恐れ」があると、人は自分を守ろうという
行動が無意識に出てしまい、
相手のことを責めてしまったり、
相手のせいにして当たってしまったりします。

 

本当は原因が自分にあることに
気づいていたとしても・・
とても残念なことですね。

 

しかし、普段の生活の中では、
本当のことを言うのをためらったり、
相手に嫌われないように振る舞ったりすること
はありますよね。

 

ですから、まずは、シンプルな方法で
日々のセルフケアを行うことが大切です!
では、具体的にどうしたら良いかというと、
例えば「恐れ」の根本的な原因となる

 

夫がどう反応するかを考えると恐い

夫に反対されるかもしれない

夫に嫌われるかもしれない

自分に自信がない

自分のことが好きになれない

自己開示して嫌な思いをしたことがある

 

これらのネガティブな思い込みや
過去のトラウマを取り除くことで、
自然とありのままの自分を表現することが
できるようになります。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
「恐れ」の原因となるネガティブな思い込み
を1日3分のセルフケアで簡単に
取り除くことができます。

 

一時的な高揚感から自分の思いを
伝えられるのではなく、「恐れ」の原因を
根本から解決することで、
いつでも、どんな場面でも自分の本当の姿を
見せることができるのです!

 

ありのままの自分を理解してもらい、
ありのままの旦那さんを受け止め、
夫婦の絆を深めるために、
シンプルパフォーマンスセラピーの
体験会にぜひお越しください。

 

【執筆者:安藤希和】

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