~相手に「NO」と言えない理由を大解明~
現代社会の中で自分の意思を持って
相手に「NO」「違います」「いいえ。」
と言えることはとても大切なことです。
ところが多くの人は、正しい感情との
向き合い方が分からずに
生きづらさを感じていつも同じ対応を
繰り返しています。
たとえば、友人からの頼まれごとがあった時
自分には他の用事や予定があるから
断りたい!と思ってもそのことが言えずに、
結局頼まれごとを引き受けてしまい、
やることが増えて自分でも分からない
イライラした感情がこみ上げてくる。
断ろうとしても相手の気持ちが気になり、
恐くて断れない。
自分なりにどう返事をしたら良いか
色々考えるものの
断り方が分からない!!
友人だけでなく他の人でも
同じことを繰り返してしまう・・・。
そんな経験はありませんか?
今回は相手に断りたくても
断ることが出来ない原因を究明すべく、
こちらの本を読んでみました。
タイトルが少し重たいと感じる方も
いるかもしれませんが、
“言いたいのに、言えない”
人間の感情の仕組みがわかる
興味深い一冊です^^
初心者でも、とてもわかりやすい
内容になっていたので、
少しだけご紹介させていただきますね!
こちらの本によると、わたしたちの中には
意識している・いないに関わらず、
居心地の悪さを引き出す2つの恐れ、
“愛を失う恐れ”と“相手の怒りを
引き出すのではないかという恐れ“
があるそうです。
その恐れは実は、
幼少期の両親との関係性の中から
やってきています。
親に「NO」を言うことで、叱られる、
あるいは拒絶される。それによって
「愛する親から愛されない」と感じる、
または居心地の悪さを感じるといった状況を
体験しています。
その体験から、相手に対して
「NO」と言うことが、
自分の愛と平安を脅かされることと
イコールで結びついてしまっているのです。
この境界線の誤解ゆえに、
大人になってからも、目の前の人に
「NO」と言いたくても、
記憶の中から引き出されるその恐れにより
「NO」ということが出来ず、
違和感をないものとして
引っ込めてしまっています。
つまりこれが
“言いたいのに言えない”
の始まりなんですね・・・。
けれども、冷静に考えてみれば、
今、目の前にいるすべての人に
何が何でも愛されなければいけない
必要はありません。
ですが、わたし達は、
過去の体験の記憶によって現実の中で
同じようなシチュエーションと出会うたび、
子どもの頃と同じように
振る舞ってしまうという悪循環に
陥ってしまうのです!
そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが添えられています!
親しい友人や恋人であるほど
「NO」を言えずに困るのは、
愛を感じている相手であればあるほど、
子どもの頃とても愛を感じていた相手である
“親”を転移してしまい「NO」と言えない
反応が強く起こるからです。
けれども健康なバウンダリーを引くためには
どんなに親しかったとしても、
どんなに愛を感じていたとしても
「NO」と言う必要がある時には、
それを伝えなければなりません。
幼少期の親との関係で出来た記憶の中で
絡み合っている感覚
“愛”と“怒り”、“拒絶”と“安全”が
誤った解釈で恐れとして
無意識にフィードバックするため
相手に「NO」と言えないことが
わかりました!
感情は目に見えないので自分でも
気づかないうちに恐れが出てきて
動けなくなってしまいます。
それを誤った方法で解決しようとしても
悪循環に陥ってしまうだけで
なかなかうまくいきません。
ですから、正しい方法で
感情の整理をするためのセルフケアを
行うことが大切ですね!
では、具体的にどうしたら良いかというと
例えば、記憶の中で絡みあっている
感情の根本的な原因となる
✓“愛”と“怒り”
✓“拒絶”と“安全”
これらの感覚と向き合い自分自身の中に
境界線を引くことでそれぞれが
別々の感情であることを知覚することが
できるようになります。
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
恐れの原因となるそれぞれの感覚を
1日3分のセルフケアで
簡単に分けることができるので
一時的に感情を整理するのではなく
感情の根本から
解決することができるのです。
そして、幼少期の感情に縛られず
自分の中の感情をしっかりと分けることで
相手にふりまわされない心を作ります。
どうせなら、「過去の感情」に左右されず、
「今の感情」で生きてください!
そのためにも、
シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会にお越しくださいね^^
【執筆者:四竃恵子】