トラウマ治療の真実!原因とトラウマ反応の理解を深める!

阪神淡路大震災や地下鉄サリン事件の
被害者が心に深い傷を負い特徴的な
ストレス反応を示したことをきっかけに

 

日本でPTSD(心的外傷後ストレス障害)や
トラウマの研究が盛んに
行われるようになりました。

 

新聞やテレビなどでも
トラウマの問題が取り上げられることが増え
多くの人がPTSDとは何かということを
大まかに理解しているのではないでしょうか

 

災害や、事故による甚大な被害は
人間の心にトラウマとなって残り、
PTSD 症状を引き起こします。

 

PTSD は元はアメリカで注目された考え方で
戦争体験の後遺症として研究されてきた
概念です。

 

それが日本で震災や事件にあった人にも
見られることがわかり、
日本でも研究されるようになったので、
PTSD、トラウマという概念はこのような
経緯を経て日本社会に普及してきましたが

 

まだ理解は十分とは言えず、
多くの誤解を伴っているようです。
PTSD症状に苦しむ人が周囲の誤解によって
傷つき、2次的な被害を受けることも
決して少なくありません。

 

近年は災害だけでなく暴力や性暴力、
重度の事故など個々の事例からPTSDになる
人が増え、誰もがトラウマの問題と
無縁でいられなくなってきました。

 

PTSD、トラウマの理解を正しく深めることは
自分のためだけでなく、PTSDに苦しむ人、
社会のためにもなるということを
忘れないでくださいね!

 

トラウマ体験の衝撃は、
さまざまな形で現れます。

 

身体症状やPTSD症状など、
気づきやすい変化もありますが、
考え方の変節や解離症状のように目立たない
変化も生じます。

 

こうした変化を「トラウマ反応」
と呼びます。
トラウマ反応の全体像を
知っておいてください。

 

心理面や生活面の変化はみすごしやすく、
対応が遅れて、トラウマ反応を
悪化させてしまうことがあります。

 

被害を受けた本人も、周囲の人も、
トラウマがどのような影響をおよぼすか、
理解しておくことが必要なのです。

 

【トラウマ反応】

<社会生活面>

本人が人付き合いを嫌がること、
周囲が態度を変えることによって、
人間関係に変化が出る。
お互いに話づらくなり、
疎遠になることもある。

 

<心理面>

人生観が変わり、
否定的な感情を持つようになる。
抑うつ気分、無力感、罪悪感などを
いだきやすく、また情緒不安定にもなる。

 

<身体面>

体験後も強い不安を感じ続けるため、
その影響が心身症として現れる。
不眠、食欲不振、動悸、体の痛み、
原因不明の発熱、手足のふるえなど。

 

<心の病気の症状>
ASD(急性ストレス障害)やPTSDを発症せず、
そのほかの心の病気にかかる人もいる。
トラウマ体験はさまざまな病気の原因となる。
※うつ病、不安障害、アルコール依存

 

<PTSD症状>
事件・事故のあとも、当時の記憶に
とらわれて苦しむ。
PTSDには主に3つの症状があるが、
その一部だけが生じる人もいる。
※再体験、回避・まひ、過覚醒

 

<ASD症状>
現実感を失い、事件・事故を他人事のように
感じる。そのため、周囲からは
「意外と元気」などと誤解され、
支えを得られない。
※解離症状、PTSDと同じ症状

 

トラウマ記憶をまぎらわすためにお酒に
頼っているうちに、
アルコール依存症になったり、人を
信じられなくなり、小さなことで
イライラして、家族にあたってしまったり。

 

このように、トラウマが引き起こす変化は
心身に負担をかけ、
生活にも負担がかかります。

 

では、PTSD・トラウマは治療を受ければ
治るのでしょうか?
体のケガは、完治しても
傷跡は残りますよね。

 

それと同じように、心の傷も、
たとえ克服してもその苦い記憶は
心に残り続けます。
記憶を消すことはできません。

 

しかし、治療を受ければ、
その記憶に悩まされることは減ります。
社会生活ができるようになり、
トラウマ体験による実質的な被害を
なくせます。それがPTSDとトラウマの、
現実的な治療です。

 

トラウマ体験を受ける前の自分に
戻ることはできません。しかし、
体験を乗り越えて、症状を認識し、
克服することはできます!

 

トラウマ反応は、現れ方も、回復に必要な
期間も、状況によっても違います。
ですから、いつになったら治るのかと
焦っても、先のことは誰にもわかりません。
少しずつ克服していくことが大切です。

 

なお、シンプルパフォーマンスセラピーは
安心感・安全感を感じながら、
誰かに詳しく話すこともなく、
過去のトラウマ体験を
誰でも簡単に手放すことができるので

 

自然とトラウマ体験に対する
見方・捉え方が変わり、
過去のトラウマ体験を前向きに
捉えられるように変化します。

 

「人が信じられなくてイライラする」
「家にこもりがちで食欲がない」
「アルコールに頼ってしまう」

 

このようなトラウマ反応を
手放すことができれば、今までは
トラウマ反応に振り回されていた自分が
自分の意志で行動できるようになり、

 

自然とトラウマ記憶を思い出さなくなったり、
気がついた時には思い出すたびに
辛いというトラウマ記憶を手放すことが
できるのです。

 

また、1日3分のセルフケアのため
忙しい方でも無理なく自分のペースで
心を整える習慣が身につきます!

 

トラウマ反応で悩んでいる方は
ぜひオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^ ^

 

【執筆者:横山恵理】

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