～劣等感ばかり抱いてしまう理由を大解明～
受験競争や出世競争など
あらゆる競争社会の中で生きる
現代の私たちは「劣等感」を持つ人が
多いのではないでしょうか 。
なぜならば、それは
昔に比べていまの時代は
負けている側のハンディキャップが
大きくなりすぎているからです。
たとえば、昭和２０～３０年代
みんなが貧しかったわけですが、当時は
公立高校に行って受験競争で負けたとしても
誰も最初から負けるに決まっていると思って
競争していたわけではありませんでした。
それがいまでは、中学や高校の段階で
勝ち組と負け組にほぼ分かれてしまい
負け組に入った子どもは
「どうせ勝てないや」と思って
そこで劣等感を抱くことになるのです。
ところが、
勉強の成績で競争することは自分を鍛え
自分の能力を高めることにつながります。
つまり、受験競争や
スポーツにおける競争のように、
自分のパフォーマンスを上げていくような
健全な競争は、時に必要でもあるのです。
対して、周りからの好感度や評価が
競争のポイントになると、他人から
どう思われているかが非常に気になり、
人に気に入られることをしたり、あるいは
嫌われないように振る舞うようになります。
たとえば、わざとテストで間違えて
点数を低く抑えたり、誰よりも足が速くても
わざと力を抜いて２位に差をつけないような
勝ち方をするようになるのです。
みなさんもこのような経験はありませんか？
今回は、他人と比較することで
劣等感ばかり抱いてしまう理由がわかる！
こちらの本をご紹介させていただきます。
タイトルが少し重たいと
感じる方もいるかもしれませんが
“ついつい他人と比べてしまう”
人間の心理がわかる興味深い一冊です^^
初心者でも、とてもわかりやすい
内容になっていたので
少しだけご紹介させていただきますね！
「人と比べない生き方
劣等感を力に変える処方箋」
精神科医 和田秀樹 著
こちらの本によると、人間は
「勝っている」
と思える状況があると幸せを感じ
「負けている」
と思うと不幸せを感じるそうです。
みんな優越性を持ちたいから
勝っていると思いたいし、
自分が正しいと思いたいのです！
しかし同時に、
劣等感を抱きやすいのも人間です。
劣等感とは「自分が負けている」
という感覚のことですが、
負けていることを感じてそこから奮起して
勝とうとする人がいる一方で、
負けたまま何もしない人もいます。
同じように劣等感を持っても、
その劣等感を
力に変えていくことができる人と、
そうでない人がいるということになります。
さらに、一度劣等感を抱くと
そのことばかりが気になるものです。
しかしそこで、
「他のことで競争しよう」
「別の勝てる方法がないか」
と思えるかどうかが、劣等感をエネルギーに
変えるための大きなポイントとなります。
人は他人と自分を比べることで
競争意識を持ち、ときに優越感を抱いたり
ときに劣等感を持ったり、ときに安心したり
ときに不安を感じたりしているのです。
一般的には他人の長所を見る人が多く、
だいたいは相手の長所を見て
うらやましいと思ってしまうものです。
ところが、自分に関してはこれとは反対に
短所ばかりを見てしまいがちです。
つい他人と比べてしまう人という人は
自分の長所が見えず、自分の欠点ばかりを
気にしてしまうことが多く、心理学では
これが人間の基本的な認知構造
だと考えられているそうです。
同じように、
できる分野でも完璧を目指すと
残りの部分が気になってしまいます。
「負けてもいいや」と思えないのも
人間ですが、だからと言って
完璧を目指す必要はないということです。
そして、こちらの本では
はっきりと下記のメッセージが
添えられています！
人は他人と比較することなしに
社会の中に生きていくことは
ほぼ不可能です。
他人と比べること自体は
悪いことではないが、問題は
その比べ方にあるということです。
だから、劣等感を抱いても
何か一つでもいいから
「自分は勝っているなあ」と思える点や
取り柄を作ることが大切なのですね！
欠点ばかりに目が行きがちですが、
自分の長所も積極的に見るように
していきましょう^^
では、具体的にどうしたら良いかというと
例えば劣等感を抱く原因となる
✅コンプレックス
✅人間関係
✅過去に形成されたトラウマ
これらを取り除くことで
劣等感を抱くことを
激減させてくれます。
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
劣等感の原因となる
ネガティブな思い込みを
１日３分のセルフケアで
簡単に取り除くことができるので
一時的な劣等感の解消ではなく、
劣等感を抱いてしまう思考の根本から
解決することができるのです。
そして、
自分で自分の脳をコントロールし
他人に影響されない強い心を作ります。
自分の長所や得意がわかれば、
新しいことに挑戦するきっかけにも
なるかもしれませんね！
ぜひ自分の長所・得意を活かして
趣味を増やしたり、
幸せをたくさん感じる
充実した人生にしてください！
そのためにも
シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会にお越しくださいね^^
【執筆者：白坂理生】
