「親」への依存は誰にでもある?
こういう葛藤や悩みを持って
大人になっていませんか?
「親を喜ばせたい」
「親をがっかりさせたくない」
「親に認められたい」
でも、本当の自分でいられない…。
本当は自分のために頑張りたい…。
親の期待に応えたい一心で
自分の気持ちを後回しにしてしまう。
そんな苦しみを抱えている方は
多いのではないでしょうか。
子どもの頃は、誰しもが本能的に
「親に愛されたい」と思うものです。
しかし、大人になっても
「親にとって良い自分で在りたい」と
思うことは珍しいことではありません。
親にとって子どもは、
いくつになっても「自分の子ども」です。
それと同じように、
子どもにとっては
大人になっても「親は親」です。
当然ですね。
ただそれは、実際にはいつまでも
「親」のために生きるということが
お互いにとって幸せではないことを
理解してほしいのです。
ではなぜここまで
「親」への「依存」を
おすすめしないのか、
お伝えしていきます。
▼親に”良い自分”を見せてしまいがちな方は
幼少期からの思い込みが原因?!
親を大切にする=親の期待に応えることではない!
親へのありがたみや
何かをしてあげたい!
と思うこと自体は
むしろ良いことですが、
その関係性で起こる
「自律」にならない状況を
お伝えしていきますね!
親子関係で培われてきた
「親の期待に応えなければ」
という心理を参考にすべく
本を1つ紹介していきます。
<親の期待に応えなくていい>
鴻上尚史(著)
この本では、
「親を大切にすることと
親の期待に応えることは
イコールではない」
と述べられています。
つまり、親を大切にしながら
「親の期待」だけに応えない
生き方があるということです。
私たちは一人一人違う人間ですから
それが親子であったとしても
違う意見を持つことや
考え方が違っていて当然なのです。
それは、悪いことでも
間違っていることでもなく
当たり前のことなのです。
しかし、その点を
混同して考えてしまうと
親の気持ちや言葉に逆らうことで
大切な約束を壊したような
気持ちになり、
一番大切なものを裏切ったような
感覚になります。
「親の期待に応えないと罪悪感」
という時の「罪悪感」の正体は
これです。
そして、
親の期待に応えたいということは
言い換えれば、親からの承認や
賞賛が欲しいということにもなります。
つまり親からの承認を求めないと
生きていけない状態というのは
親に依存しているってことに
繋がっているのです。
親から求められているという感覚は
実は、自分が作り出した
思い込みが依存となって
あらわれていたのですね。
親の「依存」を手放し、そろそろ自律しませんか?
あり方や原因を
お伝えしてきましたが、
ここからは自律への
一歩を踏み出せる
方法をお伝えしていきます!
その方法はとてもシンプル!
「親の期待に応えること」
「親を大切にすること」
その意識を分けることが大切なのです。
自分は自分。親は親。
そういう思考の仕方を持てたら
心の葛藤は自然と消えていきます。
親になんて依存していなかった
と思って振り返ると私自身も、
いつも親が笑顔になれる方法を探して
行動していました。
やりたくないことも、やっていたので
それが癖となって成長したら、
いつの間にか親以外でも同じように
ふるまっていましたね…。
今はセルフケアをしているので
自分の人生を楽しんでいますが、
もう、誰かのためだけで
行動したくはないです!
あなたはあなたの人生を幸せに生き
親は親の人生を幸せに生きる。
その考えでいいのです。
そして、この「依存」という
形になってしまった考え方は
そもそもあなたが悪いわけでも
ありません。
・親の期待に応えなければいけない
・期待に応えられれば褒めてくれる
・いい子でいれば注目してもらえる
という理由は、
生きてきた過程や教えによって
そういうものだと思い込んで
しまっているのです。
だからこそ、
その思い込みを手放すことで
今までとは全く違う
「自分だけの人生」を
生きれるようにまずは
誰かのためという考えを
持たないように心がけましょう!
【執筆:備前縁】