自分の限界を決めてしまうのは思いこみ!!

~スポーツ選手も自分の思い込み次第で
メダルの色が変わる?!~

戦後経済成長をとげ、
豊かな先進国の1つとなり、様々な制度が
整っている現代の日本社会では、自分次第で
自分の現状からどうにだってなれる
時代となりました。

 

しかし、私たち人間は自分の限界について、
自分自身で決めてしまいがちです。
自分のキャパシティーを越えたものと判断
すると、チャレンジしてもいないのに

 

「自分には無理だ」
「ここまでで満足」と諦めたり、
現状に満足してしまう傾向にあります。

 

しかし、実はその限界はただの自分の
「思い込み」であり、自分が限界だと
思っていても自分をもっと信じれば、
想像を越えた自分に出会うことが
できるのです^^

 

そこで今回は、自分の限界が「思い込み」
によって本当に決めてしまっているのか
知るべく、こちらの本を読んでみました!

 

元・スポーツ選手である著者だからこそ、
「思い込み」によって自分の限界を
決めてしまっていたと実体験をもとに
わかりやすく語られていたので少しだけ
ご紹介させていただきますね!

 

限界の正体
-自分の見えない檻(おり)から抜け出す法-

【著者】為末 大さん

この本によると、
「限界とは目標を掲げたときに生じる
理想と現実のギャップである」といいます。

 

だとするならば、ギャップを修正できれば
良いのですが、
なかなか簡単ではありません(^^;

 

なぜなら、私たちは社会的な生き物
であるがゆえに、外部からの限界の圧力に
常にさらされているからです。
それが社会の常識です。

 

著者である為末さんは2001年の世界陸上、
エドモントン大会の400メートルハードルで
初めて銅メダルを獲得しました!!
この時の気持ちを為末さんは以下のように
述べていました。

 

“僕の目標は
「世界で1番になること」でしたが、
この日の僕に金メダルを取れなかった
悔しさはありませんでした。

 

「もっと頑張れば金メダルが取れるぞ」
と言う自信もわかなかった。
僕にあったのは、
「最高の結果が出たな。
人生で最高のメダルを取っちゃったな。」

 

「銅メダルが精いっぱいだった」
と言う潔さでした。
客観的に判断して、当時の僕の実力は
世界で4、5番目くらいだったと思います。

 

だとすれば銅メダルは実力以上の
結果であったと言えるでしょう。”

 

さらに為末さんが現役を引退してからは
下記のように思うときがあるといいます!

 

“「本当に銅メダルが
僕の最高得点だったのだろうか」
僕が金メダルを取れなかったのは
「自分の最高得点は銅メダルだ」と勝手に
決めつけていてしまっていたかもしれない”

 

私たちはある情報を受け取ると、
受け取った情報を基準点(アンカー)として
物事を判断するようになります。
この心理的な傾向のことを
アンカリングといいます!

 

行動経済学の第一人者で、
「予想通りに不合理」(早川書房)の
著者、ダン・アリエリー教授が
こんな面白い実験をしています。
講義を聞いている人に対しこんな質問します。

 

「あなたたちの社会保障番号の下2桁と
同じ値段でこのワインを買いますか?」
その質問の後で、改めて
「そのワインを最大でいくら払えるか?」
と質問したところ、

 

社会保障番号の下2桁の数字が
大きい人ほど高い値段で買おうとする
傾向が見られたそうです!!

 

社会保障番号の下2桁が
意識に強く残ったことで、
購入金額にも影響を及ぼしたのです!

 

数字だけでなく社会の常識が
世間の声などがアンカー(基準点)になって
その人の能力を制限することがあるのです!

 

この実験から著者の為末さんは
こう振り返っていました。

 

“僕が銅メダルで終わったのも、
「日本の陸上選手に金メダルは取れない。
銅メダルでも立派さ」という声が多く、
無意識レベルで僕のアンカー(基準点)に
なっていたからかもしれません。

 

仮に
「日本人でも頑張れば金メダルが取れる」
「もはやメダルは当たり前だ」
という考えが日本に広まっていてその考えが
僕のアンカー(基準点)になっていたら、

 

違う色のメダルを
取れていたかもしれません。

 

元競泳選手の岩崎恭子さんは
14歳の時に出場した
バルセロナオリンピックにおいて、
史上最年少で金メダルを獲得しています。

 

岩崎恭子さんが金メダルを取れたのは、
不断の努力はもちろんのこと、
14歳という若さゆえに、社会の常識という
アンカー(基準点)にとらわれてなかったこと
も要因の1つではないでしょうか。”

 

ここまでが本に書かれていた内容です。
ですから、私たちは基準点(アンカー)を
どこにもつかで自分の限界を
決めてしまうのですね。

 

基準点(アンカー)が思い込みとなって、
結果を制限してしまってしまうことが
あるため、思い込みを取り除く必要が
ありますね^^
では、具体的にどうしたら良いかというと

 

為末さんの例でいうと基準点(アンカー)を
決めてしまう根本的な原因となる
「自分の最高得点は銅メダルだ」という思い
「日本の陸上選手に金メダルは取れない。
銅メダルでも立派さ」という世間の声

 

これらを取り除くことで
無意識レベルの領域から自分の思い込みを
取り除け、自分の実力を最大限に
発揮することができるようになります!

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
基準点(アンカー)の原因となる
自分の限界を決めてしまう思い込みを
1日3分のセルフケアで
簡単に取り除くことができるので

 

まだ出会ったことのない自分に出会えたり、
想像を越えた結果を生み出すことが
できるのです。

 

しかも無意識レベルの領域から
自分の思い込みを取り除くことができるため
一時的なモチベーションを上げるのではなく
高いモチベーションを継続することが
できるようになります!!

 

そのようにして自分の感情をコントロールし
世の中の声に負けない強い心を作ります。
限界を自分で決めずに、
「自分には無限の可能性がある」と
信じてみてくださいね!

 

そのためにもオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^ ^

 

【執筆者:松下琴音】

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