〜ストレスの原因は
私が反応しているだけだった!?〜
今でこそ、シンプルパフォーマンスセラピー
のスキルを習得したことで“ストレス”を
自覚して、上手にお付き合いできるように
なった私ですが
それまでの私は、上手なお付き合いとは
程遠く、自分の感情に振り回されながら
過ごす毎日を送っていました。
社会人になってから、同僚との人間関係や、
上司とウマが合わなかったこともあり、
ストレスはどんどん溜まっていきました。
胃腸炎や扁桃炎、蕁麻疹を繰り返したり、
顔全体を埋めるようにニキビができたり、
健康面にあらゆる不調が出てきました。
ストレスを解消しようと、ホットヨガを
始めてみたもののその時はよくても、
根本的な原因との付き合い方がわからず、
職場に行けばまた憂鬱になってストレスを
溜め込むことを繰り返してそんな自分が
心底嫌いでした。母親になってからも、
初めての育児と寝れない日々にストレスは
どんどん蓄積。
夢に描いていた穏やかな母親像とは
まるで違った刺々しい母親が
そこにいました。仕事の時も母親になっても
私はダメなやつだ、、と負の烙印を
自分に押しつけて心も体もズタボロ。
こうして、ストレスの無限ループから
抜け出せず、ただ振り回される日々を
過ごしていました。
今回は私がストレスの無限ループにいた
原因を究明すべく、こちらの本を
読んでみました。少しだけ
ご紹介させていただきます!
「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える
「MINDFUL WORK」
著者 デイヴィッド・ゲレス
訳者 岩下慶一
こちらの本によると、
『ストレスは起きるのではなく、
自分自身の反応にすぎない』
『「物事はこうあるべき」という期待と
「現実に起こることとのミスマッチ」から
生まれる。そしてこれは、私たちが
「思考をコントロールできない」
ことの結果である。』と書かれています。
私たちが、ストレスにさらされると
脳の二つの部分、『海馬』と『扁桃体』が
活性化されるそうです。
海馬は、五感からの情報を受け取る場所。
もし、海馬が、目の前の状況を危険だと
判断すれば、『扁桃体』を活性化させます。
この扁桃体が活性化されると、体内に
ストレスホルモンと言われるコルチゾール
などが発生し、血圧を上げ、私たちの判断力
を鈍らせてしまうとのことです。
さらに、扁桃体が活性化されることが
多くなると興奮しやすく、怒りやすく、
ちょっとした出来事でも敏感になり、悪循環
にハマりやすくなってしまうそうです。
つまりこれが”ストレスの無限ループ”
なのですね・・・。
自分の感情とうまく付き合えずにいると、
ストレスを受けるたびに扁桃体が
パワーアップし、力を増して
私たちに襲いかかってくる…
これまでの負の無限ループが断ち切れない
どころか、対処も難しくなっていく理由にも
深く頷くことができました。
これを断ち切るためには、
☑️ ストレスは自分の反応で
起きていると知り、
☑️ 脳の仕組みを利用して
それを回避する!
ことが大事になります。
そこで、この本で推奨されているのが、
瞑想が元になり近年流行っている、
マインドフルネスという方法です。
マインドフルネスは、「いまここ」に
意識を向けて集中する感覚のこと。
このマインドフルネスを身につける
ことによって、
☑️現在の出来事に注意を向け
過去や未来を考えない
☑️思考に私たちを
コントロールさせない
☑️意識をネガティブな状態から
ポジティブな状態に切り替えられる
ことができるようになるといいます。
つまり、これまでストレスの無限ループ
にいて心を奪われ続けてきていた自分
に対して、マインドフルネスを活用
することで「いまここ」に意識を向ける
ようになり、それが結果として、
ストレスから自分を解放することが
できるようになるということです。
しかし、こんなに魅力的なマインドフルネス
ですが、初めてやる方はなかなか
集中できなかったり、効果を
感じにくかったりして、続けるのが難しく
感じることが多くあるようです。
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
1日3分のセルフケアを繰り返すことで、
自分自身を客観的に
見られるようになります。
自分の考えや負の感情などにその都度、
気づくようになり、ストレスを溜め込まずに、
それ自体を簡単な方法で手放していくことが
できるのです。
また、嬉しいことに、自分の気持ちへの
気づきが増えると嬉しいことや楽しいことも
以前よりたくさん気づけるようになります^^
ストレスと上手に付き合って、気持ちの良い
毎日を送るためにも
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^
【執筆者:室屋梨沙】