「自信と劣等感の心理学」から学ぶ『〇〇するべき!』に囚われずに劣等感を手放す方法!

~悩みを多くしているのは自分だった!?~

世の中にはいろいろな
『こうあるべき!!』がありますよね。

 

『母親は家にいて、家事と育児をするものだ』

『男は外に出て働くものだ』

『子どもが小さいうちは
親が面倒を見るものだ』
など…

 

それはいつの時代の話でしょう?
と言いたくなるほど。
それこそ、最近では『それはおかしい!』
と声をあげる人も増えて、多様性を認める
社会へと変化していきつつありますが、

 

それでもやはり、『こうであるべき』という
既存の枠に押しはめる考え方が
はびこっているのも現状です。

 

株式会社クラウドワークスが行なった、
全国1642人の女性・男性を対象とした、
『性差による仕事と家事・育児の役割』
に関する意識調査によると

 

『女性だから、男性だからこうあるべき』
と言われた経験がある人は、
女性の73%、
男性の66%に及んだとのことです。

 

『誰から言われたか』については、
男女ともに1位は『自分の両親』
次いで、女性は『配偶者やパートナー』
男性は、『勤め先の先輩や上司』。

 

また『言われた内容のトップ5』については

『家事は女性がするもの』

『男性は妻や子ども、家族を養うべき』

『育児は女性がするもの』

『女性は仕事をしても
家事・育児を疎かにしてはいけない』

『仕事をして稼ぐのは男性』

という結果だったそうです。

 

どれも言われた経験のある人が多いのでは
ないでしょか?

 

日常から『こうあるべき』という姿に
とらわれてしまうと、
それができない自分に傷ついたり、
できている人と自分を比べたりして
落ち込むことを繰り返していくうちに

 

自分自身の自己肯定感が下がって、
劣等感だらけの悩みが多い日々を
過ごしてしまうことになります。

 

そこで今回は、人と比べて落ち込んでしまい
人生に悩みが多くなってしまう原因を
探るべく、こちらの本を読んでみました。

 

「自信と劣等感の心理学」

著者 加藤諦三 

こちらの本によると、
人生のそのものが悩み多いわけではなく、
「こうしなければならない」と
勝手に思い込んだことが悩みの原因であって

 

そこと比べて、
「今の自分ではいけない」と思うために、
悩むのだと言います。

 

そして、この勝手な思い込みというのは、
親からの価値観の押し付けが
影響するといいます。

 

その例として、
次のように述べられています。

 

『「父親はネコである。」
しかし、子どもには
「父親はライオンである」と思わせたい。

 

そして子どもは、
「父親はライオンである」と信じている。
子どもも父親と同じネコである。

 

父親は子どもに「ライオンになれ」という。
そこで子どもは、
ライオンのぬいぐるみを着る。

 

こういう時には、
父親は自分自身を嫌いであり、
同時に子どもも嫌いである。
劣等感はみんな親が作ってくれた。

 

そしてライオンのぬいぐるみを脱いで、
「ライオンやーめた」というのが
子どもの自立である。

 

そこでその若者は多くの悩みから
解放される。
親からの心理的自立が
劣等感の解消につながる。

 

ここで価値観の歪みが正されて、
視野を広げていけるということである。』
と書かれています。

 

つまり、世の中にある
「こうあるべき」という思い込みや
自分の一番身近な家庭環境の影響によって、
価値観に対する歪みが生じる。

 

そして歪んだ価値観の中だけで
生きようとするために、
自分をそれと比較して、

 

低く自分を評価をして憎しみを抱き
劣等感を持つようになってしまうのです。
そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが添えられています!

 

自分を憎めば人生は悩み多い。
しかし悩んでいる人も、
自分を憎むのをやめさえすれば、今のままの
外的環境で悩みは消えて無くなる。

 

人生が悩み多いわけではない。
自分の思い込みで
悩みを多くしているだけである。

 

自分を憎まず、他者と比較しなければ
対人関係などの外的な要因による悩みは
発生しないことになるため、

 

比較をして落ち込むのではなく、
自分の弱さを認めて、悩みの視点を変える。

 

そうすることで、比較して発生する、
余計な思い込みでの劣等感を
手放していくことができる
ということになります。

 

そうはわかっていても、
実行にうつすのはなかなか難しいですよね。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
劣等感の原因となっている
ネガティブな思い込みを
手放すことができます。

 

このセルフケアでは、人は人、自分は自分と
きちんと分けて考えることが
できるようになったり、

 

また、自分がネガティブな思い込みを
している今の状況に気づき、
その気持ちを深掘りせずに
手放していくことができるようになります。

 

手順がわかりやすくシンプルな
セルフケアの方法なので、
誰でも続けやすいものになっている上
効果も抜群です。

 

『〇〇だからこうするべき!』に
囚われてしまって、
身動きが取れずに苦しんでいる方、
比較癖が強く、悩みを抱え込みやすい方は、

 

ぜひ、オンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^ ^

 

【執筆者:室屋梨沙】

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