「日本の親子」から学ぶ 「母」である前に「私」であること

〜自分の名前で呼ばれないことに
ストレスを抱いているお母さんへ〜

 

結婚をし、子どもを産んだことで
いつの間にか、自分がどこでも
「〇〇ちゃんのママ」
「〇〇の奥さん」

 

または、ただの「奥さん」
と呼ばれることが多くないですか?

 

夫からも「ママ」とか「お母さん」
とか呼ばれたりしますよね。
そこに、違和感を感じている人は
いないでしょうか?

 

自分の名前で呼ばれることがない。
呼ばれていないことで
「私」という個人を認められて
いない気がすると不安になった
ことはありませんか?

 

「私は、〇〇の妻で、〇〇のママだけど
私の名前は〇〇で、私の存在
価値をわかってほしい」
と叫びたくなる人もいることでしょう。

 

母や妻でもない「私」としての生が
まったくないことに気づき、
それをストレスに感じている人は

 

なぜそのように感じてしまうのか
原因を探るために次の本を読んで
みました。

 

「日本の親子」
平木典子・柏木惠子(著)

この本によると
ある1人の母親の発言
を多くの母親が共感した
と書いてありました。

 

その発言の内容は、次のような
ものです。

 

「私は、育児も楽しくしている。
家事もきちんとやっているし
親しい友人もいるし、姑とも
何の問題もありません。

 

自分は、いい母親、主婦、妻
だと思います。

 

けれども、私はストレスがいっぱいです。
それは、自分がどこでも
『〇〇ちゃんのママ』とか
『〇〇の奥様』と呼ばれており、

 

自分の名前や固有名詞で呼ばれる
ことがないからです。
『私』個人として生き、行動することが
ない。それがストレスです。」
と語ったそうです。

 

このような、母親のストレスはどこ
からきているのでしょうか。

 

昔の女性は、結婚後
5、6人の子どもを次々と産み
離乳食も、紙おむつも家電もなく
何事もすべて自分の手と知恵で
育児と家事をこなしていました。

 

そして、親の責任を果たすと自分の
寿命が尽きた、そのような一生でした。
つまり、女性の人生は母であることで
いっぱいであり、『私』として生きる
必要がなかったと書いてありました。

 

それが現在は激変しました。
子は少数となり、家事に費やす
時間も少なくなりました。

 

また、女性も高学歴化し、
多くの女性が働くことで経済力を
もたらしたことにも関係があるようです。

 

高等教育を受けることで、高い
専門の知識や技術を身につける
ことになるのはもちろん、

 

それ以上に重要なのは、
自分がどのようなことをしたいのか
自分は何ができるのか

 

何をすることで生き生きできるのか
といった動機づけや自信、生き甲斐
を母親が強くもつようになった
そうです。

 

母親は、子どもがかわいいと
思っています。また、育児は
大切だと思っています。

 

しかし、その子どもはいつまでも
自分を必要としないで、いつか
自分から離れていくことを
母親はわかっています。

 

そのとき、自分はどうなるか
どう生きていくか考えずには
いられません。

 

そのときに、母親に思い出される
のは、子どもを産む以前の働いて
いるときの充実感や、達成感など
「私」の努力や成果が認められた
喜びなのだそうです。

 

今の育児だけの生活では、そうした
機会は奪われ、また育児だけで
心身のエネルギーを使い果たして
しまい、かつて発揮していた力は
もう錆びてしまった。

 

でも、勉強する時間も心のゆとりも
ないという自信喪失感や危惧の念
が強くなっているそうです。

 

その不安が、「〇〇ちゃんのママ」
「〇〇さんの奥さん」など
自分の名前や固有名詞で呼ばれない
ことにストレスを感じてしまう原因
になるようです。

 

そんな、ストレスをもっている
お母さんにおすすめするのが
シンプルパフォーマンスセラピーです。

 

シンプルパフォーマンスセラピーを
することで、呼吸や心拍を安定させ
イライラしている自分を
素早く落ち着かせることができます。

 

落ち着いて子どもに接することで
気持ちに余裕が生まれ、子育て
が楽しくなり、

 

子どもを怒鳴ったり叩いたりする
ことがなくなります。

 

イライラして感情が高ぶる
時間が少なくなり、穏やかに
楽しく毎日を過ごせるように
なることで

 

「自分が認められてない」という
ストレスから開放され、
自分と向き合えるようになっていきます。

 

子どもに
「将来は何になりたいの?」と
聞いたことはないですか?

 

そんなとき、素早く子どもは
「お母さんは何になりたいの?」と
聞き返してきますよね。

 

そこで
「昔はね、〇〇になりたかったのよ」
と過去形ではなく

 

「お母さんは、今は〇〇になりたいんだ」
と、ぜひ現在形で夢を子ども
と話せるようにしましょう。

 

シンプルパフォーマンスセラピーを
やることで、
夫の人生でも
子どもの人生でもない
自分の人生を自分で所有し
コントロールできるようになります。

 

そのうえ、自分の能力・才能を100%発揮
できるようになるため、新しいこと
にチャレンジするパワーが生まれ

 

「私」の人生を思い通りに
突き進むことができます。

 

家族と共に、自分の人生も
もっと、もっと楽しみましょう。

 

ぜひ
シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会にきて
くださいね。

 

【執筆者:川﨑 より子】

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