ストレスの本当の原因は疲れから?蓄積されるダメージにご注意を!

私たちはストレスが溜まるのは疲れのせいと考えがち!疲れているから効率が悪くて思うようにいかない、できないとか…しかし、そもそも疲れが慢性的になっているからストレスが溜まると考えるとどうでしょう?ストレスの原因を疲労の視点で見ていきましょう!
 

疲れとストレスの深い関係

イライラする。
どうしても気になる。

といった悩みがあるときは、
「少し疲れているのかな?」
と自分に問いかけてみてください。

 

疲れがたまると、
悩みが大きくなってしまうというのは
ご存知でしたか?

なので、休養や睡眠で十分休むと
悩んでいたことが悩むほどではなかったり、
解決策が見えてきたり…
というのは一般的によくある解決策です。

 

 

そんな簡単なことで
今抱えている悩みが解決するはずない。

と思ってしまいますが、
疲労は悩みを何倍も大きくし
ストレスを募らせてしまうのです。

 

 

人は悩みがあっても
前向きにとらえ問題解決を図ります。
もっと明るい性格なら
悩まずに済んだと考えます。

 

ところが、問題が起こった時
悩んでしまうかどうかは、
問題解決能力が高いかどうかではなく
生まれ持った性格がどうかでもなく
疲労が大きく影響していたのです。

 

 

疲労がたまると人は同じ出来事でも
2倍、3倍の大きなつらさを感じます。
元気な時なら立ち直れるような
小さな失敗が、どこかへ消えて
しまいたいほどつらくなってしまうのです。

 

 

本来どんなに明るくて意欲的な人でも、
疲労がたまってくると、苦しさを感じ
「自分では問題解決ができない」
「どうにもならない」
と感じるようになります。

 

 

自分が悪いと責めてしまう気持ちや、
物事を実際よりも困難だと思う気持ち
不安や怒り、自信がなくなるといったことは
誰にでも起こってしまうことなのです。

 

 

疲れを感じたら休養をして
まずは疲労をためないようにできれば
本来のパフォーマンスを落とすことなく
悩みの解決策をみつけることが
できます。

 

疲労のサイン!見落とさないで

問題を先送りにしてしまうことが
以前より多くなったと感じたら
「疲労」のサインです。

 

 

もともと、
人はコツコツ積み上げるのが苦手です。
締め切り直前になって、急いで仕上げて
しまう方が無駄もなくて、やろうとする
モチベーションも維持できます。

 

 

しかし、現代社会では
コツコツやった方が大きな成果が
上がる可能性が高いので、前倒しで
計画的に進める方がよいとされています。

 

 

疲労もなく体のエネルギーに
余裕があるときは
少し早めのスタートで、コツコツと
積み上げていくことができます。

 

 

「やればいいとわかっているのに
また、後回しにしてしまった。」

と感じているときは
疲労でコツコツやることが
できなくなっている状態です。

 

 

本当に追い込まれた時でなければ
やる気が出ない状態になっているのです。

 

 

いつもよりも
先送り傾向が強くなったら
まずは休養と睡眠で
疲労をとることからはじめましょう。

 

 

また、
「明日少し休んだら?」
とまわりから言われたとき

 

あなただったら
「そういってもらえるなら、
お休みします。」
いえますか?

 

 

「いやいや、休めるわけないでしょう。」
と少しイライラしたり
「私のいないあいだに何かあるの?」
と不安になったりしていませんか?

 

 

後者であれば疲労のサインです。
なぜ、「休めるわけないでしょう。」と
イライラするのかというと
実は自分が疲れていることを
うすうす感じていて

 

 

内心は不安で
自信がなくなっています。
自分が忙しいと感じていれば
その不安を感じなくてすむから
かたくなにそうしてしまうのです。

 

 

私たちは疲労のサインが出ているのに
それになかなか気づかないで、
ストレスとして感じています。

 

 

急がば回れ。
集中できない状況で
しがみついて頑張るよりも
「休めるわけがない」と思うときこそ
むしろ休むべき時です。

 

 

疲れているかもと感じた時に
すぐに疲れをとる行動ができたら
もっとストレスを減らして
心穏やかに過ごすことができますね。

 

コロナ疲れからわかること

さらに新型コロナウイルスの感染拡大や
自粛要請のなか「コロナ疲れ」と
呼ばれる問題が浮上しています。

 

 

ツイッター上では「疲」や「ストレス」
などの単語を含む投稿が急増。
長引く外出自粛要請などで
人々の疲労感が増しているからです。

 

 

この「コロナ疲れ」は感染の恐怖や
環境の変化に対して理解や感情が
間に合わず、仕事や生活に支障が
出てしまっている状態にあります。

 

 

不慣れな在宅勤務や外出自粛要請のなかで
家族全員が在宅になり
これまでは「環境」を変えることで
回避されてきた悩みが、そのまま
ストレスとなっているのです。

 

このコロナ疲れは肉体的な疲労ではなく
精神的な疲労です。
メディアからの情報量が膨大であり
家のこもりきりで、
情報に触れる量も多いため、

 

 

コロナ関連の情報に触れて
家族や自分が感染するかもしれない
というネガティブな感情が刺激され、
不安になって
エネルギーを消耗しています。

 

 

人の感情で
目の前の危機的状況に
対処しようとして
身を守ろうと、緊張状態になります。

 

刺激がなくなれば感情は収まり
緊張は緩むものです。

 

 

この新型コロナウイルスの感染拡大や
自粛要請のもとでは
世界各国の新しい情報が次々と発信され
感情は刺激され続けています。

 

 

コロナ疲れの特徴は
今までに人が経験したことのない規模で
尽きることがない情報の波が押し寄せてきて
どうしようもなくなっている
ということなのです。

 

 

この現状で
「いつか、自分も感染するだろう」と
思いながらコロナの治療に当たる
医療関係者の人も多いはず、

 

 

しかし、
彼らはもし自分が感染した場合に
どうするのかをあらかじめ考えているため
パニックにならないのです。

 

 

このように「不安」は将来の
危険の予想をして、
適切に対応策を考えるために
必要なことでもあります。

 

 

誰でもある程度
最悪のケースを考えて決めておけば、
心の中で覚悟が定まって
ストレスも小さくなるのです。

 

 

不安の中にいても
次どうするのかを考え
自分ならこうするというのを
決めることができていれば、

 

 

感情の疲労も最小限に抑えて
コロナ疲れもストレスとして
感じることなく
過ごすことができそうですね。

ストレスの影響は遅れてくるからこそ 今を大事に!

ストレスの影響は遅れてやってくると
言われています。
肉体的なストレスは1年、
精神的なストレスは3年ぐらいの間に
やってくると言われています。

 

 

今日、なんか疲れていて
調子が悪いと感じるとき
今日考えたことや昨日あったことなどを
不調の原因として
思い浮かべるのではないでしょうか?

 

 

でも実際は、1ヶ月前、3か月前、1年前、
3年前、時には10年前のストレスが今の
なんか調子悪いことの原因である
ことが多いのです。

 

 

たとえば、過酷なプロジェクトを
何とかやり終えて、
通常の仕事の戻ったとします。

 

 

以前と変わらない生活のリズムに
戻ったはずなのに仕事が進まず、
だんだん体も心も調子が悪くなっていく。

 

 

これは、大きな仕事を終えて疲労がたまり
その負担を回復させないまま日常生活に
戻って以前とかわらずに動いていると、
もっとエネルギーを消耗してしまい
体も心も調子を崩すのです。

 

 

また、大切な人を亡くした後、
お葬式では元気に立ち振る舞っていた人が
数年後、
急に調子を崩してしまうことがあります。

 

 

これも、
大切な人をなくしたという負担をかかえて
その後日常生活を元気そうに過ごすことで、
徐々に疲労が積み重なり
ついに体に無理が出てしまうのです。

 

 

今、なんか調子が悪いと思っていても、
ずっと前から引きずってきたもの
なのかもしれません。

 

 

今日の疲れは明日の疲れと、
疲労はあとからやってくるということは
今疲れを感じているのなら、
思い切って自分と向き合い、

調子が悪くなることに心当たりがなくても
休養や睡眠をとることをこころがければ、
急な体調不良や気持ちが揺らがない
『疲れ』知らずになっていきますね^^

 

年末年始のお休みを挟む今
ぜひ参考にしてください!

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【執筆者:備前縁】

 

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