~脳の仕組みから「怒り」を
コントロールする方法を大解明~
今でこそ、シンプルパフォーマンスセラピー
のスキルを習得したことで
“自分の心は自分で整える”習慣が身についた
私ですが
社会人になって、就職した職場で同僚の
言動にイライラして、いつも感情的に
振り回されていました。
「どうしてこの人は
こんなやり方をするんだろう」
「先輩はいつもこうやっていたのに…」
彼女の仕事の進め方が気になってそのうち、
顔を見るだけでイライラしてしまいそれが
相手にも伝わり、関係もギクシャク…。
送別会や懇親会など仕事の後の飲み会でも
親しく話すことができず、
いつも気まずい雰囲気でした。
他の人は彼女の珍しい趣味などの話で
盛り上がり、楽しい雰囲気なのに私だけ
ポツンと一人疎外感を感じていました。
今振り返ってみてもあの時の私は
コミュニケーション能力が低すぎでしたね。
今回は以前の私が「思い込み」から同僚との
付き合い方を間違ってしまったこの原因を
究明すべく、こちらの本を読んでみました。
脳科学の専門家が書かれた本ですが、
イライラを脳から消す方法が書かれた
興味深い一冊です^^初心者でも、
とてもわかりやすい内容になっていたので
少しだけご紹介させていただきますね!
「脳が知っている 怒らないコツ」
著者:加藤 俊徳
こちらの本によると、怒りをコントロール
するためには、まず、怒りを「自分の問題」
として捉えなければならないそうです。
脳科学からすると、怒りとは
『自分は対処できない』という脳の悲鳴。
「上司が無茶ばかり言う」の主語を「自分」
と言い換えると
「自分は上司の無茶な要求に対処できない」
になる。
「自分はできない」と感じているから、
イライラして怒っている。
怒りをコントロール可能な自分の問題として
捉えた場合、「自分が対処できない」ことに
脳が不満や不安を感じているからだ、
といえるそうです。
つまりこれがイライラしてしまう
本当の理由だったんですね…。
ちなみに、怒っている人は、他人を
「拒絶する」そうです。
怒りが耐えがたいものになると、
多くの人が他人を拒絶する行動に出る。
その結果、人間関係を破壊し、所属する場も
破壊してしまう。また、自己嫌悪に陥る。
まさに、当時の私の状況ですね。
そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが添えられています!
人が怒るのは、「自分は困っている!」
というサイン。
この「自分を困らせるもの」の大きな要因
のひとつに、「思い込み」が挙げられる。
「~べき」「~はず」というのが思い込み。
他人や世間に対して、「~べき」「~はず」
と考えている自分に気がついたら、まずは
その言葉を、自分の内側から削る
習慣をつけよう。
「自分は~をするとよいと思う」と
言い換える習慣をつける。他人の都合を
考えられるようになれば、自然と思い込みを
リセットできるようになる。
過去の私を振り返ってみると、まさに、
同僚に対してこの「~べき」「~はず」
という思い込みがあったのですね。
「思い込み」を手放して、同僚のことを
まるまる受け入れていたら、きっと、もっと
仲良く接することができていたと思います。
また、過去に受けた「心の傷」があると、
「聞く耳」が持てなくなるそうです。
過去に脳が「対処できない!」と
パニックになった際の記憶が呼び起されて、
不安になってイライラしてしまう。
「傷」なので、触られると痛む。
なんともないちょっとした刺激でも
「痛い!」となる。こうした「心の傷」が
ある事柄に対しては、無条件で「聞く耳」
が持てなくなってしまうことがある。
「今、自分がやたらと怒っているのは、
目の前のできごとのせいでななく、
過去のできごとに原因があるのだ」と
思い至ると、脳が落ち着きを取り戻し、
「聞く耳」を持てるようになるそうです。
ですが、トラウマとも言える心の傷なら、
思い出すだけで辛く解決するにも
時間がかかるかもしれません。ですから、
正しい方法で日々のセルフケアを
行うことが大切ですね!
では、具体的にどうしたら良いかというと
☑過去に形成されたトラウマ
☑相手側に非があるという思い込み
☑「~べき」「~はず」という思い込み
これらを取り除くことで
ちょっと苦手だな…と思うような人とも
イライラすることなく、相手の立場を考えて
行動することができるようになります!
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
イライラなど怒りの原因となるネガティブな
思い込みを1日3分のセルフケアで簡単に
取り除くことができるので
一時的な怒りの感情だけではなく、
トラウマのような
心の傷も根本から解決できます!
また、自分の感情をコントロールし
「怒り」に振り回されない
強い心を作ります。
自分の勝手な「思い込み」で人間関係が
うまくいかないなんてとても残念ですよね。
怒りをコントロールして、笑顔あふれる
楽しい毎日を過ごしたいですね。
そのためにも
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^
【執筆者:瀬戸里美】