~怒りに隠された本当の気持ちを大解明~
家事や育児に忙しいママこそ
日々の心のケアとして自分なりの
感情のコントロール法を心得ておくことは
とても大切なことです。
ところが多くの人は、正しい心のケアが
わからずに自己流に走ってしまい
誤った対処法を繰り返しています。
たとえば、
日本ではまだまだ根強い「母親神話」。
子どもを持ったら、
「365日24時間
お母さんでいなければいけない」
「母親だけが子育てをするもの」
という社会通念も根強いものがあります。
一日中、子どもとばかり向き合っていては
煮詰まってしまうから、たまには
「子どもを預けてひとりになりたい」
と言えば、「それは甘えだ」と言われる。
仕事と家庭の両立をはかれば、
「まだ子どもが小さいんだから預けるのは
かわいそう」と言われたり、
両立がうまくいかず助けを求めれば、
「そこまで覚悟して生んだんじゃないの?」
と言われてしまう。
そんな経験はありませんか?
お母さん方に
「母親でいることがつらくなるのは、
どんなときですか?」と聞くと
こんな答えが返ってくるそうです。
・育児、家事、仕事とやることがいっぱいで
泣きたくなるとき
・誰も自分の味方をしてくれなくて
孤独を感じるとき
・いい母親にならなければ、
というプレッシャーを感じるとき
お母さん達は、追い詰められています。
あなたも「母親はこうあるべき」に
縛られていませんか?
今回は誤った対処法で
子育てにイライラしてしまう
この原因を究明すべく、
こちらの本を読んでみました。
お母さんのための
アンガーマネジメント入門編として
たくさんの事例をもとに書かれた
興味深い一冊です^^
初心者でも、とても読みやすい
内容になっていたので
少しだけご紹介させていただきますね!
子育てのイライラ・怒りに
もう振り回されない本
篠真希(著)
こちらの本によると、
子どもについ感情的になってしまう
隠された本当の理由があるというのです。
たとえば、朝の登園直前になって、
子どもが「行くのやだ~」
「もっと遊んでいたい!」とグズり、
「何言ってるの!早くしなさい!」
とお母さんが感情的に怒って
急かしているのは、よくある光景。
このとき、
子どもが自分を怒らせているように
感じてしまうが、実はそれだけではない。
その怒りの裏には、
「時間を守れないお母さんと思われたら
恥ずかしい!」「仕事に遅れたら困る!」
「なんでわたしばかり
時間に追われなきゃいけないの!」といった
いろいろな感情が渦巻いているそうです。
「第一次感情」という言葉を聞いたことが
ありますか?
第一次感情とは、不安、悲しい、つらい、
苦しいなどのネガティブな感情。
怒りは「第二感情」と言われ、
第一次感情を元にして生まれるもの。
「出来事」→(即!)「怒り」
というわけではなく、
目の前の出来事の大きさ以上に、
自分が感じる怒りの裏には、
様々な第一次感情が存在しているのです。
口酸っぱく言っているのに、
いつまでたってもできるようにならない
子どもへの「苛立ち」「焦り」「心配」、
怒ってばかりいる自分への「自己嫌悪」、
自分の育児への「自信のなさ」「不安」、
思い通りにいかない環境への「不満」
「ストレス」などが渦巻いているのです。
確かに、イライラしてしまうのは決まって、
仕事のある平日で、日曜の朝に
子どもが少々のんびりしていても
気にならないってことはありますよね。
子どもに感情的になってしまう裏側に
いろんな感情、都合がある
というわけですね。
そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが添えられています!
孤独を感じやすい子育てにおいて
他人の目が自分の評価基準になってしまうと
周囲との関係に必要以上に
振り回されてしまうことがある。
つまり、人の言動によって
自分の感情が左右されやすい。
さらに、
他人から認められたい欲求が強くなると、
いつもならできるはずのことを
子どもが人前でしっかりできないと、
自分が認められていないような錯覚から、
いっそう子どもに苛立つように
なってしまう。
そうならないためにも、
自分と子どもを同一化しない、
子どもは自分の一部でも、作品でもない、
子どものミスは自分の失敗ではないことを
自覚する必要があります。
ただ、そうはいっても
「怒り」の扱い方を知らないまま大人に
なった人がほとんどです。
誰から教わることなく、誤った方法で
解決しようとしても
なかなかうまくいきません。
ですから、正しい方法で
日々のセルフケアを行うことが大切ですね!
では、具体的にどうしたら良いかというと
例えば、イライラの原因となる
☑母親が家事も育児も一人で頑張るものだ
という偏った考え
☑○○すべきという思い込み
☑子育てに対する不安
これらを取り除くことで
イライラしてしまうことは激減します。
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
「イライラ」の原因となる
ネガティブな思い込みを
1日3分のセルフケアで
簡単に取り除くことができるので
一時的なイライラの感情だけではなく、
その怒りがわいてくる根本から
解決することができるのです!
親も子も別々の人格であり、
それぞれの人生を生きています。
「母親神話」に縛られて、
自分の選択の基準が他の誰かの基準に
なってしまわないように、
自分を大切にしたいものですね。
そのためにもオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^
【執筆者:瀬戸里美】