「対人関係療法で改善する夫婦・パートナー関係」から学ぶ わかり合える夫婦になる方法

~夫婦間コミュニケーションでの落とし穴とは~

私たちが対話をする時、
相手から情報を読み取るのに、90%以上を
表情、視線、声のトーン、ジェスチャーなど
言語以外のコミュニケーションから
読み取っていると言われます。

 

これは、心理学者のメラビアンさんが
行った実験でも証明されています。
そして、普段の生活では、言葉を使わず、
顔つきや身振りで相手に伝えているつもりに
なっている人はたくさんいます。

 

特に、家庭でストレスを感じるとき、
ため息、不機嫌そうな顔、舌打ち、
沈黙、ドアをばたんと閉める、
音を立てて食器を乱暴に扱う、など、
これらの行動をすることはありませんか?

 

言語以外のコミュニケーションは、
自分を印象づけるために
効果的に使うことができますが、
誤解を招いてしまうことも大いにあるので、
注意が必要です。

 

そこで、今回は、夫婦がより良い
コミュニケーションを図るために
落とし穴となっていること、
夫婦に必要なことを解明すべく、
こちらの本を読んでみました。

 

対人関係療法という心理療法を使って
夫婦の問題を解決する方法を教えてくれる
とても興味深い一冊です。
ここでは、ほんの一部ですが、
ご紹介させていただきますね。

 

対人関係療法で改善する
夫婦・パートナー関係

著者:水島 広子

こちらの本によると「ずれを埋める」という
目的を考えたときには、
言葉を使わずにうまくいくことは
なかなかないそうです。

 

言葉を使わないコミュニケーションは、
どれも、相手からは気づかれないか、
気づかれたとしても、
その意図を誤解されてしまうことが多く、

 

「ずれ」を埋めるために
伝える必要のあることが
伝わらなくなってしまうというのです。

 

不機嫌そうな顔を見れば、だれでも
その人が怒っている、不機嫌だということは
理解することができますね。
でも、どうして怒っているのか、
その一番大事なところが伝わらないのです。

 

態度で示そうとしているあなたも、
怒っていることだけを知ってほしい
わけではありませんよね。

 

本当に伝えたいことは
相手に推測させるのではなく、
どんな気持ちで、どうしてそう感じたのか、
どうすることがいいと思っているのかを、
きちんと言葉で伝えることが大切です。

 

さらに、こちらの本では、
言葉は、正確に十分に使わないと
正しく理解されない、と伝えています。

 

言葉を使う場合にも、
とても曖昧な言い方をして、
「わかるでしょ」というような
姿勢でいる人が少なくありません。

 

例えば、本当は家事を手伝ってほしいのに
「男は気楽でいいわね」とか、
「あなたはのんびりできていいわね」とか
言ってしまうことはないですか?

 

こんな間接的な言い方をすると
本心をわかってもらうどころか、
嫌味な言い方に相手が怒り、
不要な争いが起こってしまうことにも
なりかねません。

 

こんな時はあなた自身が何かに
ストレスを感じているとき。
その気持ちを嫌味な言い方で
伝えるのではなく、状況が改善するように
正確に伝えることが大切です。

 

そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが 添えられています!
自分は相手のことを知っているという
思い込みを手放す。

 

夫婦間では、思い込みによってかなりの
コミュニケーションが進んでいて、
相手のことはわかっている、
自分のこともわかってくれているはず、
という思い込みが関係性の基本にあります。

 

そして、この思い込みがあるために、
コミュニケーションに注意しなくなる
というのです。

 

相手が何を考えているのか、
その背景となる事情はわからないのに、
距離の近さのために
境界線が引けなくなってしまうのです。

 

これまでみてきた、言葉で伝えない、
あいまいな言い方をする、というのも
相手がわかってくれているはず
という思い込みから、
これらの行動につながっています。

 

本当の自分を理解してもらおう、
本当の相手を理解しようと思うなら、
この思い込みをはずして、
言葉で伝え合うことが大切です。

 

しかし、頭では思い込みをはずそうとしたり
自分の気持ちをきちんと言葉で伝えることが
大切なのはわかっていても、
行動が伴わないことってありますよね。

 

ですからまずは、自分の心を整えるために、
正しい方法でセルフケアを行うことが
大切です!
では、具体的にどうしたら良いかというと 、
例えば、夫婦関係の思い込みにある

 

相手のことはわかっている
自分のことはわかってもらっているはず
言わなくてもわかり合える

 

これらの思い込みを取り除くことで、
伝えるべきことが整理され、
自然と相手に言葉で伝えることが
できるようになるのです。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
これらの思い込みを
1日3分のセルフケアで
簡単に取り除くことができます。

 

自分の思考を整理することができるので、
自分が今どんな気持ちでいて、
そう感じた原因は何だったのか、
何をしてほしいのか、どうしたいのかを
正しく伝えることができるようになるのです。

 

自分の本当の気持ちをパートナーに
正しく理解してもらう。
相手の思いも正しく理解して、
より良い関係を築くことができます。

 

それを実現するためにも、
シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会にぜひお越しください。

 

【執筆者:安藤希和】

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