孤独の力の使い方

~もう一度、誰かとつながるために~

例えば、社会から孤立して
ひとりぼっちになる
状況は、誰にでも
起こりうることです。

自分で望んで、ひとりに
なったわけではない場合、

その寂しさは
おそらく、他人には
計り知れないものでしょう。

それまでは、むしろ
綺麗好きで、花も飾り
話好きの、元気な方だったのが

あることをきっかけに
ガラリと人が変わってしまう。

私たちが、「ゴミ」と
呼ぶものを拾ってきては
思い出でいっぱいのはずの
家を物質的に埋めていく。

集めても、集めても
どんなに汚くなっても
必要で、綺麗な物にしか思えない。

それは「ゴミ」ではなく
「大切な資源」なのです。

少し前に、あるテレビ番組で
お笑い芸人の方が
「ゴミ屋敷を一緒に片づける」という
企画で、訪れたときのこと。

その家の住人は女性でした。
背中が曲がり、人を受け入れず、
「ゴミではないから捨ててはいけない」
と言い張ります。

ですが、その芸人さんは
そんな女性に、嫌な顔ひとつしないで

心から、一緒にこの家を片づけて
元通りのあなたに戻ってほしいんだ、
という想いを胸に
一心不乱に片づけます。

女性が、捨てるのは嫌だというものは
無理に捨てようとせず、

汗をかいて自分の為だけに働く
その芸人さんに、頑なに
ゴミをかき集めてきた
女性の心が動きます。

番組の最後は
曲がっていた背中が伸びて
笑顔まで見せてくれるように
なりました。

集めてしまうのは
大切な、大切な人を
失ってしまった深い悲しみと

その人がいない、孤独感から
その寂しい孤独を
モノで埋めようとしているのです。

もう、大切な人はそばにいない。
自分を必要としてくれる人はいない

そう思っていたはずなのに、
自分のためだけに
一生懸命、汗をかいて
くれる人がまだいてくれたことが

自分のことを思い出す
きっかけの一つになったことは確かです。

社会から、孤立してしまった時
誰も自分を必要としていない
自分は、必要ではない
と感じた時に

隙間を埋めるために拾っては埋め、
どんなに埋めても埋まらないから
拾ってくる。

「人が捨てたもの」は
「まだ、必要とされているかもしれないもの」

自分に重ね、どんな物にも
「まだ、大丈夫、使えるまだ生きている」
と思っているのです。

インタビューには
ちゃんと応えてくれて
ともすれば、話好きで明るい。
決して、私たちと違うわけでは
なかったのです。

どうしようもなく孤独で不安な気持ちは
まだ使えるのに捨てられた、
大切な物を手に取り、
連れて帰ってくることで
一瞬だけ、埋まっていくのです。

一人でいる力はあるのです。
ただ、どうしようもなく
寂しい孤独感を手放すことも
受け入れることも出来ない。

心の隙間を、捨てられた
まだ使える物で埋めて
一生懸命に、自分を保っているのです。

そんな状況には
絶対ならない!って言い切れないと
思うのです。

だから、孤独力の使い方を知ってください。
「ひとりでいること」は
「寂しいこと」ではないこと。

苦しくて寂しくて辛くて、
人と関わることが
できなくなってしまったけれど
諦めていないから拾い集めているのです。
「大丈夫。まだ使える。まだ、動ける。」

いま、日本だけではなく
世界中で「孤独で寂しさを感じる」
人が急増しています。

「孤独力」には使い方があります。

孤立して孤独で
辛くても、その辛さは
手放すことができるのです。

「心の隙間」を「物で埋める」
「本当に自分が望む物」ではないモノで
埋めることがなくなるように。

シンプルパフォーマンスセラピーは
1日3分で、辛い気持ちを
深堀せずに、手放して
行くことができます。

ずっと、一人でいた強さがあるのです。
その強さの使い方を
シンプルパフォーマンスセラピーで
知って、もう一度

自分を大切に思えるように
「孤独の力の使い方」を
知ってみませんか。

シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会に
お越しくださいね^^

【執筆者:遠藤れい子】

タイトルとURLをコピーしました