「看護師の仕事を辞めたい!」つらい1年目を乗り越えるための最も効果的な心理アプローチとは

看護師の一年目は怒られることも多く、心身ともにストレスが大きくかかり「仕事やめたい…」と毎日のように思うものです。ではその過酷な一年目をどうやったら乗り越えることができるでしょうか?その方法を手渡していきます。

 

「すでに看護師の仕事やめたい…。」こんなはずじゃなかった!?

やっと3年間の看護学校での学びを終え、
夢と希望に胸躍らせて入職する新人看護師。

 

しかし日本看護師協会の2019年度の調査
では新卒の離職率は8.6%、一般は30%
(厚生労働省2019年)と、全体と比べると
低くはありますが、一定数いるようです。

 

私も看護師の新人の頃は
「仕事行きたくないなぁ…」
「つらい…やめたい…」と
毎日思っていました。

 

ではなぜそうなるのか?
その心理を紐解いていきましょう。

 

まず、入職して面食らうのが、
理想と現実”のギャップです。

 

学生の頃の実習と、実際の現場とでは
大きな差があります。

 

学生のころは1人の患者さんを受け持ち、
ゆったりと談笑しながら清拭を行うなんて
こともできましたが、実際の現場となると、

次々とやらなければならないことが
山のように押し寄せてきて、
業務をこなすので精一杯になります。

 

患者さんと向き合ってじっくり心を交わす
ことはおろか、担当の患者さんのところに
顔を出すことさえも難しい日があります。

命の重さが心に重くのしかかる

そして忙しく、煩雑な業務をこなす中でも、
少し見逃しただけでも命に関わる、
怖さもあります。

 

看護師の業務はいつも命と
隣り合わせなのです。

 

例えば、神経内科でのちょっとした
瞳孔の変化や麻痺の変化、手術直後の
ドレーンの性状・量の変化を見逃すと、
取り返しのつかない事態に陥る場合も
あります。

 

家に帰った後でも
「あの後患者さん大丈夫だったかなぁ?
私何かやり忘れてないよなぁ?」と

心配になったり、夢の中でミスをしでかして
飛び起きる、なんてことも日常茶飯事です。

 

また、大事なことを伝えていなかったことを
思い出して病棟に電話したり、大事なことを
やり忘れていたことを思い出して病院に戻る
こともあります。

 

そのくらい、
命に対する責任は重く心にのしかかります。

「教えてもらう」という弱い立場

その上新人は教えてもらう立場にあります。
そのため、例え先輩から理不尽な言動を
されても主張できず、飲み込むしかない
理不尽さもあります。

 

そしてまだ要領もつかめず、仕事もできない
ため、毎日先輩に怒られてばかり。

 

1日に「すみません」を
何十回言ったかわかりません。

毎日疲労困憊

満足のいく看護もできず、
責められるばかりで、
心はすり減る一方でした。

 

そんな張り詰めたストレスフルな状態の中、
1日働くと、家に帰った途端緊張の糸が切れ
食事もとらずお風呂にも入らず寝落ちていた
なんてこともよくありました。

 

それだけ心身への負担は
想像を絶するものだったのです。

 

しかし、
そんな中でも続けることができたのは、
看護学校時代の友人の存在があったから
でした。

 

休みの日には気の済むまで愚痴を聞いてくれ
ドライブや美味しいものを食べて
リフレッシュをしました。

 

しかし、今は新型コロナの影響で
それさえもできない状況。

 

心の栄養を補充することもできないまま、
精神的に追い込まれていく新人看護師さんが
いることは容易に想像できます。

一年目が山

そんなつらい1年目の状況も2年目になれば
少しずつマシになってきます。

 

それは、仕事を覚え、先輩の目も離れてきて
自由さがでてくるからです。

 

余裕がでてくることにより患者さんの心にも
目が向くようになり、良い関係性が構築
しやすくなります。

 

そうなってくると、
正のフィードバックをもらうことができ、
充実感が生まれ、だんだんと
楽しくなってきます。

 

なので、一年目が大きな山だと言えます。
その山さえ越えてしまえば、それより
つらいことはないことの方が多いのです。

 

では、
その一番つらい時期をどう乗り越えるか?
その方法をお伝えしていきます。

つらい一年目を乗り越える最も効果的な心理アプローチ

 失敗を自分の価値と結びつけない

特に落ち込みすぎる人がやりがちなのが、
「こんな失敗をするようじゃ、
私は看護師向いてないんじゃないか…」

「こんなに仕事ができない自分は、
ダメ人間なんじゃないか…」というように

自分の価値と結びつけて考えてしまう
ことです。

 

初めは誰でもできないのは当たり前。
失敗するから、学べることもあります。

 

失敗したことを踏まえて、
「じゃあ次はどうしたらいいか?」と
改善点を考えることは必要ですが、それを
自分の価値と結びつける必要はありません。

 

今回失敗したことと、
あなたの価値は別なのです。

 

例えばあなたが“点滴の急速滴下を起こして
しまった”としても、あなたが“人のつらい
気持ちに気づいて声をかけてあげることの
できる優しい心の持ち主”という価値には
影響しません。

 

次から“しっかり計算して点滴を合わせよう
”“次からはこまめに見にこよう”と、

「次にどうするか?」を考えるだけで
いいのです。

ではなぜ、
失敗と自分の価値を結びつけてしまう
のでしょうか?それは“他人のものさし”
で自分の価値を決めているからです。

 

“他人に評価された自分は価値がある”
“他人に感謝された自分は価値がある”
という具合です。

 

しかし、大事なのは
“誠実な自分は価値がある”
“正しい行動をとることができる
自分を尊敬している”
というように、

自分で自分を評価できていることが重要
なのです。

 

そうすれば、
“人からどう思われているか”と、
他人の目を過剰に気にすることは
無くなります。

 人と比べない

次に、人と比べないこともメンタルを保つ
ことにおいて重要となります。
人には人それぞれ向き不向きがあります。

 

物覚えが早くて、業務をテキパキこなすのは
得意だけど、人の心に踏み入るのが苦手な人
もいれば、業務を早く行うのは苦手だけど、

人のつらさに寄り添って、
癒すことのできる人もいます。

 

“良いところ”も人によって違うので、
たとえそれを持っていなくても、
比べて落ち込む必要はありません。

 

そして、求められているものも人それぞれ
違います。

 

黙々とスピーディーにやって欲しい人、
雑談を交えて和やかな雰囲気の中やって
欲しい人、患者さんにとってもニーズが
違うのでいろんな特性があって良いのです。

 

自分の良さを発揮できる場面は必ずあるため
自分の良いところに目を向けて、
それを伸ばしていけるようにしましょう。

 なるべく早く切り替える

ネガティブな感情に陥ると、
脳の情報を一時的に記憶・処理する
ワーキングメモリの働きが妨げられ、
業務の処理パフォーマンスが
低下してしまいます。

 

そのため、ミスが
起こりやすくなってしまいます。

 

なので、ネガティブな出来事が起こったら
なるべく早く切り替えることが重要です。

 

ネガティブな感情は、箱に入れて爆発させる
イメージをして、
さっと切り替えてしまいましょう。

心を強くするとっておきの方法

「そうわかっているけどできないんだよ!」
とか

「それができないから
つらくなってるんだよ!」
という方もおられるでしょう。

 

長年の思考の癖は
なかなか変えられないですよね?

 

でも大丈夫です。
あなたがつらい状況でも、
術を身につけて乗り越える方法があります。

 

それは、自分で自分の心をケアする方法を
身につけることです。

 

「そんなことできるの?」と感じましたか?
安心してくださいね。

 

シンプルパフォーマンスセラピーは
誰でも簡単に1日たったの3分で
つらい気持ちを幸せに変えるセラピーなのです。

 

あなたが今抱えている悩みやつらさ、
生きづらさを解消するだけでなく
あなた自身も気づいていない
「無意識の中」にある“思い込み”を
手放すことができます。

 

たとえば
「自分をよく責めてしまう」
「自分の意見を飲み込んでしまう」
「ネガティブなことばかりを考えてしまう」
ことも、心の傷や思い込みが影響しています。

 

その心の傷や思い込みを取ることで、
自分軸を持って、モノの見方捉え方を
ポジティブに変えることが
できるようになります。

 

それにより不必要に自分を責めず、
人に振り回されず常に穏やかな気持ちで
過ごすことができるようになります。

 

もし
「失敗した自分はダメな人間だと思ってしまう」
「人と比べてしまう」
「ネガティブな出来事を引きずってしまう」
と考えてしまい、

つらい一年目を乗り越えられなさそうな方、
メンタルを強くしたい方は
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受けてみてくださいね^ ^

【執筆:船戸 ひとみ】

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