イライラしたら、ちょっと試してみてほしいこと!

イライラはとめられます!

 イライラとは、“小さな怒り”のことです。
一瞬だけ突発的に小さく怒るときには
「イラッ」とするなどと言いますね。
「イライラ」はどちらかというと、
もう少し長く続くものを指します。

 

しかし、いずれも根っこは同じ、
“怒り”です。
ですが、人は、反射反応のように
自動的に怒っているわけではありません。

 

例えば、誰かがあなたに対して
ムカつくことを言ったとします。
その相手の発言に対してカッとなって
衝動的に何かを言い返したとします。

 

この二つの間に、実は頭の中には
次のような段階がふまれています。

 

段階①
誰かがあなたに対して何かを言った

 

段階②
あなたはそれが
何を意味しているのかを考えた

 

段階③
考えた結果、自分をバカにしている、
侮辱していると受け取った結果、
怒りの感情が生まれた

 

段階④
怒りの感情に支配され、
怒りを晴らすために
相手に対して言い返した

 

よく「衝動的にキレてしまう」、
「瞬間湯沸かし器のように一瞬にして怒る」
といいますが、
この表現は正しくありません。

 

怒りの感情が生まれるまでには、
人はいくつかの段階を踏みます。
だから、私たちはその段階の途中で、
衝動をコントロールできる
チャンスが
あるのです!

 

まず、その手段として有効なのが
意外かもしれませんが、
「水を飲むこと」です。
怒りを含め、あらゆる感情は脳の中の
電気信号によって生まれています。

 

その伝達に関係しているのが“塩分”です。
「塩分を取りすぎると怒りっぽくなる」
という話がありますが、
全く根拠のない話ではないのです。

 

脳内の塩分濃度が濃いと、
電気が発生しやすくなるため、
ちょっとした刺激を受けただけでも、
脳に怒りが
帯電しやすくなってしまうのです。

 

水分補給で体内の塩分濃度を下げることで
怒りをコントロールしやすくなります。
ちなみに、お茶でもコーヒーでもなく
“水”
というところがポイントです。

 

お茶やコーヒーに入っているカフェインには
利尿作用があるため、体から
水分が抜けてしまい、
かえって塩分濃度が
濃くなって
しまいかねないのです。

 

また、怒りを翌日に持ち越さないためには、
質のいい睡眠も欠かせません。
質のいい睡眠とは深い眠り(レム睡眠)と
浅い眠り(ノンレム睡眠)が
交互にやってくる睡眠のこと。

 

レム睡眠中に嫌な記憶を整理し、
ノンレム睡眠中には脳を休めるという、
「全力ダッシュ→クールダウン」
のような作業を、
脳は私たちが寝ている間に行っています。

 

ところが、質のいい睡眠が得られない場合は
夢の中でうまく放電できず、
怒りが帯電したままになってしまいます。
質のいい睡眠を取るために大切なのは、
22時~23時頃に布団に入ること!

 

24時以降に寝てしまうと、
深い睡眠と浅い睡眠の波のパターンが
乱れてしまい、
記憶がうまく整理されません。

 

怒りを持ち越さず、
スッキリ目覚めるためにも
しっかりと眠ることが大切ですね。

自分で「怒る」を選んでいた!?

 ここでちょっと、
次のことをイメージしてみてください。
あなたは大好きな人と街を歩いている。
今度の週末はどこに行こうかと
楽しい話題に夢中になっている。

 

すると、すれ違いざまに誰かと
肩が激しくぶつかった。
今度は次のことを
イメージしてみてください。

 

あなたは会社からの出がけに上司から
昨日のミスをひどく注意された。
昨日もさんざん怒られたのにと
イライラしながら街を歩いている。

 

すると、すれ違いざまに誰かと
肩が激しくぶつかった。
さて、ここで「カチン!」とくるのは
どちらの場面でしょうか?
もちろん、後者ですよね。

 

実は、ここからいえることは、
「同じ出来事でも置かれている状況が違えば
人はまったく違う感情をもつ」
ということです。

 

つまり、出来事そのものが
あなたを怒らせているのではなく、
あなたは、あなた自身で時と場合に応じて
「怒る」という行動を選んでいるのです!

 

「私は、『誰か』や『何か』によって
怒らされているのではなく、
私は自分で『怒る』を選んでいる」
と気づくこと。

 

これが、怒りをコントロールするために
とても大切な感覚です。

忙しさがイライラを引き起こしている

 イライラしたり、不機嫌になったりする人を
増やす大きな要因に
社会のスピードの速さが
挙げられます。

 

今、あなたはメールの返信を
どれくらい待てるでしょうか?
仕事で重要な内容のメールを送った場合、
返信に3日待てる人はいないでしょう。

 

私たちは数時間で返事がくるものだと
思い込んでいます。

 

あるいは友人や恋人とのラインでの
コミュニケーション、「既読」になったら
すぐに返信してほしい、
そう思う人も少なくないはずです。

 

それが裏切られるとイライラし、
不機嫌になったりします。
新幹線がアクシデントで止まると、
イライラしませんか?

 

忙しさを助けてくれるはずの便利なものが、
かえって私たちのイライラや不機嫌の原因
なることもあるという皮肉な現実です。

 

また、仕事が多くて忙しいと、
それだけ短時間で何かを決めなければ
いけない場面も多くなります。
何かを決めるとき、人はそれぞれ価値観や
自分の考えに照らし合わせて決めます。

 

何かを決めなければいけない場面が
多くなることは、他の人と考えや価値観を
すり合わせる場面も多くなる
ということです。

 

つまり、現代は、考えや価値観が
多様化した上に、
さらにその考えや価値観を
お互いに
すり合わせる場面が
多くなったという状況。

 

当然ながら、価値観の違いにより
人間関係のトラブルが増えてしまいます。
つまり、忙しさがイライラを
引き起こして
いるのですね。

イライラの原因は過去にあるのかも?

怒りの感情と上手に付き合うための
心理トレーニングとして有名な
「アンガーマネジメント」では、
怒りが表に出るきっかけになる考え方を
「トリガー思考」と言います。

 

つまり、私たちがふだん「地雷をふんだ」
のような言い方をしているようなもの。
このトリガー思考に気づかないと、
私たちはいつまでたっても同じようなことで
怒ってしまいます。

 

自分の怒りのきっかけになりやすい
トリガー思考は誰にでもあります。
ある人は
「自分がバカにされた」ということが
最も大きなきっかけになるかも知れない。

 

ある人は「だまされる」ということが
一番のきっかけになるかもしれない。
自分がどのようなトリガー思考が
最も危険なのかを知ることは、怒りを
コントロールする上で、
欠かせないのです。

 

例えば、「無視された」ということが
トリガー思考の場合、
その人は過去に無視されたことで
大変傷ついた過去があります。

 

あるいは、「誰も話を聞いてくれない」
ということがトリガー思考の場合、
その人は誰も話を聞いてくれないことで、
とてもつらい思いをした過去があります。

 

つまり、同じことで
毎回イライラしてしまうのなら、
原因はあなたの過去
にあるのかもしれません。

 

しかしながら、その原因が
過去からきているものだとわかっても
過去を変えることは出来ません。

 

ですが、
シンプルパフォーマンスセラピーなら、
ネガティブな記憶を「ただの出来事」に
変えることができるのです!

ネガティブな感情は手放せます!

シンプルパフォーマンスセラピーは、
過去のつらい経験やネガティブな記憶を
潜在意識に直接アプローチして
手放していきます。

 

そして、手放した後に
ポジティブなイメージを描いていくことで、
ネガティブな感情に振り回さない
前向きな心をつくることができるのです。

 

先に述べたように、
現代人はとにかく忙しい毎日を
過ごしています。

 

そのため、
シンプルパフォーマンスセラピー協会では
家事や育児に忙しく時間がない人でも
いつでもどこでも簡単に

 

自分で自分の心や頭を整理できる
セルフセラピーの方法を考案しました。
怒りの原因は決してひとつではありません。

 

まして“小さなイライラ”は、
生活のさまざまなシーンの中で、
1日の中でも数え切れないほど
頻繁に発生しています。

 

ですが、そんなときも
シンプルパフォーマンスセラピーで
ネガティブな思考をいつでもどこでも簡単に
自分で手放すことができます。

 

イライラの根本的な原因から
解決したいという方は
ぜひ個別相談会にお越しくださいね^^

 

【執筆者:瀬戸里美】

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