身体の疲れを感じ、
整体やマッサージに行って
リフレッシュをしたり、
リゾート地に赴いて温泉に入りながら、
ゆったりと過ごして
心と体をリラックスさせたり…
でも、
「なかなか疲れが取れていない」
と感じた経験はありませんか?
疲れを取るのに、
身体を休めることや癒すこと自体は
とても大切で効果的なのですが、
それでも、
「どうしても取れない疲れ」
というのは、
実は、
「脳が疲れているから感じる」
ということをご存知でしょうか??
脳の疲れが取れないと、
せっかくリラックスするために行ったことも
一時的な効果になってしまって
なかなか持続しません。
反対にいえば、脳の疲れが取れれば、
さらなるリラックス効果も
期待できると言えます。
しかし、肉体的なメンテナンスの方法は
マッサージに行くなど、
検討がつきやすいものの、
脳を休める方法と考えると、
それってどうやってやるの?
と、思う方が多いと思います。
そもそも、
脳疲労はなぜ起こるのでしょうか。
バリバリ頭を使って、勉強や仕事を
たくさんこなしているから
脳がすごく疲れるということも
理由としては考えられます。
が、実は人の脳は、
「何もしない」状態でも
勝手に疲れていってしまうものなのです。
何にもせずに、
ぼーっと過ごしているときにも
脳はちゃんと働いていて、
その時の脳の消費エネルギーは
なんと、60~80%も占めている
と言われています。
リゾート地でゆったりと過ごして
リラックスをしていたつもりなのに、
なかなか疲れが取れていなかったのは、
何もせずにしていても
脳が働き続けていたからということが
原因だったのです!
となれば、脳の活動を抑えることで、
真のリラックス効果が期待できそうです。
でも、
ぼっーとしていても働いてしまう
脳の仕組みを変えるのは
すごく難しそうな気がしますよね。
しかし実は、この方法、
世界のエリートたちは
すでに実践していたのです。
それは、瞑想などを通して、
マインドフルネスの感覚を
身につけることでした。
アップル創業者のスティーブ・ジョブズが
瞑想の実践者だったことは
あまりにも有名です。
他にも、グーグルやフェイスブックなど
アメリカの一流企業はこぞって、
マインドフルネス研修を
社内の仕組みとして取り入れています。
瞑想によって、マインドフルネスの感覚を
つかむことによって、
雑多になっている脳の中の思考や感情を
整理することができるので
集中力や生産性が上がったり
より創造性が豊かになったり
個人の幸福感が上がったり
脳の疲労感が取れてスッキリしたり
など
その効果についてはあらゆる研究で
良い結果が報告されています。
現実の利益を重視しそうなアメリカ人が、
マインドフルネスを実践し始めたのも、
脳の疲労を取ることで
手に入れられるものの価値が
とても大きいということを知ったから
なのかもしれません。
では具体的に、脳の疲労を取るための
マインドフルネスのワークを
1つだけご紹介したいと思います。
①基本の姿勢をとる
椅子に座り、お腹はゆったり背筋は伸ばす
手は太ももの上に、足は床につける
目は閉じるか、開けても先を見つめる
②体の感覚に意識を向ける
接触している感覚を感じる
体が地球に引っ張られる重力を感じる
③呼吸に注意を向ける
呼吸に関わる感覚を意識する
(吸う息、吐く息の違い、
鼻を通る空気の感覚など)
④雑念が浮かんだら…
雑念が浮かんだ事実に気づき、
再び注意を呼吸に戻す
雑念は起きて、当たり前。
自分を責めないようにする
(「最高の休息法」より抜粋)
これが、いわゆる
「マインドフルネス呼吸法」です。
マインドフルネスを実践するのに
一番大事なことは、
「今」「現在」を感じる、知ることです。
脳が疲れてしまう最大の原因は、
意識が常に、未来や過去に行き、
「今」にない状態が慢性化していること
にあるといいます。
これがなぜ疲労感につながるのかというと
過去のことをあれこれと考えて
思いを馳せてみたり、
わかりもしない未来のことに想像を巡らせて
あらゆる感情を抱いていたりするのは、
いまここにとどまっている状態ではなく、
脳が常にあちこちへと
働いている状態になってしまいます。
それが続いてしまうことで、
知らず知らずに
疲れを感じてしまう、というわけです。
注意散漫だったり、無気力だったり、
イライラしてしまうことが多い人は
脳が疲労しているサインと言えます。
現在に意識を向ける「心の練習」
をすることで、疲れづらい脳を作る。
これが結果として、
真のリラックス方法となって、
質の良いセルフケアにつながり、
より生産性や創造性に
磨きがかかっていくことになるのです!
シンプルパフォーマンスセラピーでは
1日たったの3分のセルフケアで、
脳疲労の原因となっている
思考や感情の整理ができるようになります。
過去や未来にとらわれずに
今を感じることができるようになったり、
自分を客観的に見つめられたりするので、
ゆったりとした心構えでいられるようになり
リラックス効果を
より体感できるようになります。
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【執筆者:室屋梨沙】