「何だかわからないけど
イライラしてしまう。」
「イライラする気持ちが抑えられない」
「つい、カッとなって当たってしまう…」
自分の感情のコントロールがうまくできずに
イライラなどの怒りの感情を
周りにぶつけてしまって後悔…
そしてまた同じことを繰り返す…
ただでさえ「ストレス社会」
と言われている今です。
イライラしていたり、せかせかと
余裕がなさそうにしている人を見る機会も
よくあると思います。
イライラしているときは、
仕事にも支障が出てしまったり、
周囲からの印象も悪くなったり、子どもや
配偶者など自分より弱い立場の相手に
イライラをぶつけてみたりと
いいことが全くありませんよね。
「もう同じことはしない!」と反省して、
決めたはずなのに、
また繰り返してしまって、
そんな自分にまたイライラ…
このように、
負のスパイラルを繰り返していくと
イライラなどの怒りの感情は
より、生まれやすくなるといわれています
人の脳には「前頭葉」と「扁桃体」という
部分があります。
簡単な説明をすると、
「前頭葉」は、人間の理性
「扁桃体」は、自らを恐怖の対象から
守るべく活動する感情あるいは本能のこと
と言われています。
扁桃体は、数億年前の魚類にも存在していた
脳の中でも最も原始的な部位に当たります。
その、扁桃体が
ストレスに過剰反応した時には、
前頭葉がそれを押さえつける格好で
沈静化を図ろうとするそうです。
そもそも、怒りという反応は、
脳が自分を守るために、
緊急モードとして発動させたものです。
本来ならば、それを前頭葉が上から理性で
押さえつけ扁桃体の動きを抑制させます。
しかし、外部から過度な刺激を受けすぎて、
過剰に反応することで
扁桃体が脳全体を乗っ取って、
暴走してしまうことがあり、
これが、「怒り」の正体だそうです。
扁桃体が暴走すると
アドレナリンが分泌されて、
脳の思考活動が抑制されます。
そうなると前後の見境も
つかなくなってしまいます。
また、ストレス刺激が強すぎると
扁桃体が過剰に活動してしまい、
それを前頭葉が抑え込めなくなって、
交感神経に作用します。
それによって動機や過呼吸などの
ストレス反応が出てしまうことも
あるそうです。
また、このように扁桃体が
刺激を受ける機会が多くなればなるほど、
そこも活発化するので、ストレス反応も
より出やすくなってしまうと
言われています。
このように、イライラや怒り、不安などの
感情は扁桃体と前頭葉の働きが
関係していることがわかりました。
この脳の仕組みを捉えて、怒りや不安などの
感情を鎮める作用と
扁桃体と前頭葉の関係でバランスがよくなる
効果の認められた方法に、
マインドフルネスがあります。
マインドフルネスは、「いまここ」に
意識を向けて、過去や未来にとらわれずに、
いまここの感覚を見つめることです。
イライラや怒りなどの衝動には、
このマインドフルネスの手法の一つである
「RAIN 」が有効になるといいます。
①怒りが起きていることを認識する
(Recognize)
②怒りが起きているという事実を受け入れる
(Accept)
③身体に何が起きているかを検証する
(Investigate)
④怒りと自分を同一視せず、距離をとる
(Non-Identification)
つまり、
自分が怒りを感じているという事実を
あるがままに受け入れて、
自分の身体に起こっている変化に
注意を向けることが大切ということです。
さらに、この怒りという感情は
「ゆとりのなさ」からくると言われています。
というのも、目的意識のある人ほど
何かを成し遂げることに囚われている
「タスク・オリエンティッド」
という状態になりがちで、
先ばかりを見て、足元を見ることを忘れたり
気づかなかったりする。そうなると、
前へ前へという気持ちばかりで
ゆとりがなくなり、それが怒りの感情
になって表出してしまうのだそうです。
(「最高の休息法」より)
日々、マインドフルネスの実践に励み、
いまここの意識を体得する。
そして、怒りという衝動を感じた時には
RAINで対処をしていく。
そうすることで、
自分の感情に振り回されることなく
より今を楽しみながら過ごすことが
できそうですね!
なお、シンプルパフォーマンスセラピーでは
1日たったの3分のセルフケアで、
自分を見つめ、物事を客観視できる
余裕を持つことができるようになります。
また、このセルフケアを続けていくと
自分の心の状態がわかるようになるので
無理をしないでおこうと、
事前に対処できたり、イライラの原因も
見つけることができます。
そのため、イライラに対する解決策を
立てることもできて、自分の心の
メンテナンスがよりしやすくなります!
イライラしすぎてしまう…
前より怒りやすくなった…
イライラをなくしたい…
そんな思いで悩んでいる方は
ぜひ、オンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね♪
【執筆者:室屋梨沙】