私達の中には、顕在意識と
無意識(潜在意識)があります。
顕在意識が普段意識出来る意識で
潜在意識が無意識の範疇になります。
現在、新型コロナウイルスの感染防止のため
自宅で過ごす事が増え、様々な問題が
意識されるようになってきました。
普段は仕事で顔を合わせなかった家族とも
長時間同じ空間を共にすることは、
無意識にストレスを溜めている
可能性があります。
自覚していないために
積もりに積もっていくこともあり
問題になっていますね。
特に夫婦関係では、DVの増加も
世界中で騒がれています。
日本では、離婚率も2019年時点
厚生労働省が発表した日本の離婚率は
38.9%で約4組に1組は離婚すると
データが出ています。
そして、婚姻件数も1900年代と比べ
減少しています。原因には性格の不一致、
暴力、異性関係、精神的虐待などが
5位以内を占めています。
男女共に性格の不一致がダントツ上位です。
結婚して一緒に暮らし始めて相手の知らない
一面が見えてくる事も多々ありますし、
家族一人一人の周囲の環境も違います。
例えば、あるA氏とBさん夫婦がいて
A氏は会社員、Bさんは専業主婦で
2人のお子さんがいたとします。
A氏は子供が増えたし、家族のためにも
もっと沢山のお給料がもらえるところに
転職したい。
そして、Bさんに相談して転職しました。
お給料が沢山入るようになりましたが
その代わりに休みが本当に
ごくわずかになりました。
Bさんは、
お給料が増えたのは良かったのですが、
A氏の休みがないため
育児はほぼ1人で行っている状態。
子供が少し大きくなり
出かけたりもしたいのですが
それもほとんど出来なくなりました。
A氏は、仕事が多忙になりストレスが
増してしまい、ごくわずかな休みを趣味へ
出かけるようになってしまいました。
Bさんは耐えられなくなり
残念ながらお別れになりました。
こういうことは、
誰にも起こり得ることです。
もっと複雑なこともありますが、
どうすれば良かったのでしょうか?
夫婦とはいえ、お互いに育った環境
親、兄弟、友人、周囲との関係など
まったく異なるため、
思考、意思、行動、感情などは
それぞれ違うのは仕方がないのですが、
今までに作られた
価値観で成り立っているので、
自分の考えられる範囲でしか捉えることが
難しいのです。そして、その中でしか
判断を下すことは出来ません。
A氏が良かれと思った転職や趣味について
Bさんにとっては、逆効果だったのですね。
もちろんお互いに話し合うことは
必要ですね。
もし、どちらかがあることを知っていたら
この問題も解決出来たかもしれません。
常にイライラしたり、
物事に集中出来なくなっていた症状に
気がついたら
ストレス過多の状態になっていることを
客観的に確認する。
自分自身をあたかも外側から見ているように
認識する「メタ認知」というそうです。
脳の前頭野が深く関わっていると
考えられていて、
自分の状態を客観的に観察できれば、
心のアラームに気付けると脳科学者の
茂木健一郎さんも仰られています。
自分を客観的に見る事ができれば
冷静になり、状況改善の一手が打てたかも
しれないのです。
シンプルパフォーマンスセラピーは、
完全セルフ型のセラピーのため
他人に悩みを打ちあける必要はありません。
継続することで、徐々に
自分を客観的に見る事が出来ます。
一人で抱えて辛い。
パートナーと話し合いしたけど、食い違う。
そんな状況の方は、まずは
シンプルパフォーマンスセラピーを
体験してみてくださいね。
【執筆者:木下里佳】