富まき子の”いい人”を卒業するまでのストーリー

こんにちは。
富まき子です。

これは、
周りに合わせすぎて疲れていた私が、
自分を大切にする生き方を選ぶまでの記録です。

目次

 周囲に合わせすぎて
 疲れていた私が、
 “いい人”を卒業した理由

ずっと「いい人」でいようとしてきました

昔から私は、
誰かに嫌われたくないという気持ちが強く、
周囲に合わせることが
自分を守るための当たり前になっていました。

たとえば、友達と予定を決めるときや
意見を求められたときも、

「私は大丈夫」
「みんなに合わせるよ」

そんな言葉が口癖になっていました。


前職時代も同じでした。
次から次へと仕事を任され、
やり遂げられるかという不安を感じていても、

「期待に応えなければいけない」
「断るなんでできない」

そんな思いから仕事を受け入れてしまっていました。


心も身体も限界に近づいていたのに、
「働かなければいけない」
その気持ちを優先して、
辛さを心の奥にしまい込んでいたのです。



職場では、人間関係に悩み、
心を病んでしまう同僚の姿も目にしていました。
そのたびに、

「目立たないようにしよう」
「波風を立てないでいよう」

そう思うようになり、
自分の感情よりも、周りの空気を優先するようになっていきました。


その結果、周りからは
「いい人だね」と言われるようになっていったのです。


でも、その分、
心と体は少しずつすり減っていきました。

楽を選んだはずなのに、心は満たされていなかった


正直、周りに合わせている方が、
楽だと思っていました。

波風を立てずにいれば、嫌われることもないし、
空気を壊すこともない。

「私さえ我慢すれば丸く収まる」
そう思っていたのです。

けれど、NOと言えず周りに同調したあと、
ひとりになると、

「本当は違うことを思っていたのに、
また周りに合わせてしまった」

と、心にモヤモヤが残るようになりました。

そのモヤモヤを見ないふりをしているうちに、
少しずつ、自分の心が疲れていくのを感じました。

人の顔色をうかがい、
相手の反応ばかりを気にして、
本当の自分の気持ちを
どこかに置き忘れていたのです。

そんな自分に

「このまま
 周りに合わせてばかりの自分でいいのかな」

「”楽”でいることは、
 本当に幸せなことなのかな」

と問いかけるようになりました。


そして、

「誰かの”いい人”でい続けるより、
そろそろこの役割を卒業したい」

そう心から思えたとき、
これまで抱えてきたモヤモヤが、
少しずつほどけていくのを感じたのです。


「これ、お願いしていい?」

と仕事を頼まれるたび、
私は引き受けるのが当たり前だと思い、
任された仕事を淡々とこなしていました。

しかし、
断らない人ほど
仕事を任されてしまう現実に気づいたとき、
いつの間にか、

「頼まれたことを断れない自分」

に疲れていることに気づきました。


毎日そう考えるうちに、

「誰かの期待に応えるよりも、
自分の心を守ることを大切にしたい」


という想いが、
少しずつはっきりしてきました。

”いい人”を卒業するという選択


不安が消えたわけではありません。
それでも私は、
10年以上勤めた職場を退職することを選びました。

周りの人達からは、
「そんなに辛かったんだね」
という労いの言葉とともに

「もったいないよ。あと1年頑張ったらどう?」
という声もありました。


今までの私なら
「人も足りていないし、じゃあもう1年…」
と考えていたかもしれません。


しかし、
もう”我慢する自分”には
戻りたくありませんでした。

自分の気持ちをごまかさずに
生きたいと思ったから、
私は自分の意思を貫きました。


仕事を辞めてから、
解放されたような気持ちがある一方で、
どこか拭ききれない不安もありました。

「仕事を辞めることはできたけれど、
本当に周りに流されない自分に
なれたのだろうか?」

「これからもまた、
自分の言いたいことを
飲み込んでしまうのではないだろうか?」


心は軽くなったはずなのに、
本当に”いい人”をやめられるのか、
自分でもわかりませんでした。

心の中では、
「もう我慢したくない」
という想いと、
「また周りに合わせてしまうかもしれない」
という不安が、
何度も行ったり来たりしていたのです。


そんな時に出会ったのが、
シンプルパフォーマンスセラピーでした。


セラピーを通して
「自分の感覚に戻る」という感覚を
初めて知りました。

不安や焦りが出てきても、
人の反応に振り回されるのではなく、
自分の内側に戻ることができる。


まるで、地に足がついて、
ここに自分がちゃんと立っているような
心の安心感を感じたのです。


学び続けていくうちに、
それまでの私は、
自分の感覚よりも周りを優先し、
どこか現実から浮いたような状態で、
人に合わせ続けていたのだと気づきました。


それからは、

「人の目が気になる」
「嫌われるのが怖い」


そんな思考や反応を
少しずつ手放していこうと決めました。

とはいえ、
最初からうまくいったわけではありません。

人と関わるたびに、
無意識に相手の顔色を読んでしまい、
「やっぱり自分は変われないのかな」
と落ち込むこともありました。

それでも、日々、
自分の感覚に戻る時間を重ねていくことで、
少しずつ
自分の内側に戻る感覚がわかってきました。

人と関わるときも

「今、自分はどう感じている?」
「本当はどうしたい?」

と、自分に問いかけることが
できるようになっていったのです。

そんな変化を続けるうちに、
あることに気づきました。


人の顔色を見て、空気を読み、
嫌われないような言葉を選んでいたのは、
”いい人”という鎧を着て、自分を守ろうとしていたからだったのだと。


人の期待に応えようとする気持ちの裏には、

「責められたくない」
「がっかりされたくない」


そんな小さな恐れがありました。

その恐れは、日常のいろんな場面で顔を出していました。

たとえば、

急な頼まれごとに
「今は余裕がない」
と言えずに引き受けてしまったり、

本当は疲れているのに、
「何度も誘ってくれているし…」と
友人の集まりに顔を出したり。

そのたびに少しずつ疲れていくのに、
断った時の相手の反応を想像するだけで怖くて、
いつも自分より相手を優先していたのです。

”いい人”でいることで、
安心しようとしていたのは、
他でもない私自身でした。

けれど、自分の感覚に戻ることを意識し、

「これは相手の感情」
「これは自分の気持ち」


と心の中で分けて考えられるようになると、
少しずつ行動が変わっていきました。

急なお願いに対しても、
「今は難しいです。ごめんなさい」と
無理なく伝えられるようになり、

友人からの誘いにも、
「今日はやめておくね、また誘って」と
自分の気持ちを
そのまま言えるようになりました。

最初は、
断ったら相手をがっかりさせるのではないかと、
正直、勇気がいりました。


でも、実際に伝えてみると、

「そうなんだ、わかったよ」
「また声かけるね」

と、思っていた以上に
穏やかな反応が返ってきたのです。


周りの反応に振り回されていた私が、
「私はこう感じています」と
素直に言えるようになったとき、
人間関係は驚くほど楽になりました。

それは、距離を置いたということでも、
気を使わなくなったということでもありません。

”いい人”を卒業したからといって、
人との関係が壊れることはありませんでした。
むしろ、お互いが無理をしない、
安心できる関係に変わっていったのです。

「周りに合わせすぎて、心が疲れてしまう」
「自分の気持ちに自信が持てない」

そんなふうに感じている人に、
心から伝えたいです。

自分を大切にすることから、すべては始まる


人との関係に疲れたり、
つい自分を後回しにしてしまう優しい人ほど、
まずは
「自分を大切にすること」
から始めてほしい。

それは、決してわがままではありません。

私は、
周りの目を気にして生きてきた人が、
「私はこれでいい」
と思える軸を持ち、
自分の人生を自分で選べるようになる。

そんな人が、
自分の人生を自分で選ぶ感覚を、
共に育てていけたらと思っています。

“いい人”を卒業して
疲れなくなった理由は、
相手の感情を必要以上に背負わず、
自分の気持ちを基準に考えられるようになったからです。


相手にどう思われるかよりも、

「私はどう感じている?」
「本当はどうしたい?」

と自分に問いかけながら
行動を選べるようになると、
人間関係は”我慢するもの”ではなく、
自然と心地よいものに変わっていきます。


そして私は、
癒す人がまず自分の心を整え、
安心して、笑顔で働けること。

その状態が、
また誰かを癒していく。

そんな優しさの循環が広がっていく社会を
これからも大切に育てていきたいと
思っています。

富まき子の「いい人を卒業するまでのストーリー」





最後まで読んでいただきありがとうございます。

「私も少し、
 自分の気持ちを大切にしてみようかな」
そう思えるきっかけになったら嬉しいです。


【執筆:富まきこ】

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