トラウマ記憶の正体は?○○のアンバランス

トラウマが心の状態を変えるのは、
トラウマ体験時の記憶が消化されず、
そのまま残り続けるからです。

 

出来事そのものは終わっていても、
「終わったこと」にならないのです。

 

ですが、恐ろしい体験の記憶が残るのには
意味があります。
過去から学び、いち早く
危険に気づけるようになれば、それだけ
生き延びられる可能性が高まります。

 

強烈すぎる体験は、処理することが難しく
そのときの五感、感情、認知、思考は、
すべてそのまま冷凍保存されます。

 

そして、冷凍保存されたトラウマ記憶は、
なんらかのきっかけによって、解凍されたり
再び凍結されたりします。

 

つまり、「トラウマ記憶」は、時間とともに
忘れてしまったように思えても、
トラウマ記憶自体は消えず、
何かをきっかけに解凍が始まったり、

 

一気に溶けだした場合は
再凍結されたりするので、
「過去に押し付けられたもの」がいつまでも
残ってしまうことを
知っておいてくださいね!

 

トラウマがあると、
思考・判断にかかわる「理性脳」の働きと、
身体的な反応と深くかかわる「情動脳」
の働きが、アンバランスになりがちです。

 

さらに、トラウマがあると、
情動脳の一部である
偏桃体の過剰な反応が起こりやすく、
ストレス反応が生じやすくなります。

 

そして、偏桃体と前頭前野(理性脳の一部)
の働きのバランスが悪いと、ストレス反応が
なかなかおさまらないのです。

 

また、脳の働きを生み出している
神経細胞のネットワークには、
無数のパターンがあります。
トラウマ記憶は、トラウマ体験によって生じ
固定化した記憶のネットワークという
見方もできます。

 

トラウマとなるような体験は、
生来的な神経細胞どうしのつながり方の
傾向を超えた影響を残します。

 

傷ついた心の状態を回復させるには、
心の主要な部分を占める脳の働きの調整が
必要です。

 

トラウマは、
思考などにかかわる「理性脳」が、
自律神経系と深く関連する「情動脳」を
十分にコントロールできなくなっている状態
ととらえることができます。

 

理性脳の働きを強化することで、
脳の働きのバランスを強化したり、
情動脳そのものの働きを調整するために、
身体的な活動を通じた働きかけが有効です。

 

心は、脳内の活動だけで
成り立つものではなく、
脳と体のつながりも心の一部です。
体の状態を整えていくことも大切です。

 

トラウマ記憶を手放すためには、
「脳」と「体」の両面から働きかけていく
ことが重要になってきます。

 

なお、シンプルパフォーマンスセラピーは
「脳」と「体」の両面から働きかけていき、
トラウマ記憶を誰でも簡単に
手放すことができるので

 

自然とトラウマ記憶に対する感じ方が変わり
過去のトラウマ記憶を前向きに
捉えられるように変化します。

 

「過去のつらかった記憶」
「過去の悲しかった記憶」
「過去の恐かった記憶」

 

このような過去のトラウマ記憶を手放す
ことができれば、今まではふとしたときに
思い出してつらい気持ちになっていた記憶が

 

自然と思い出さなくなったり、
気がついた時には思い出すたびに
つらいという気持ちを手放すことが
できるのです。

 

また、1日3分のセルフケアのため
忙しい方でも無理なく自分のペースで
心を整える習慣が身につきます!

 

つらい体験でできた
“心の傷”で悩んでいる方は
ぜひオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^ ^

 

【執筆者:横山恵理】

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