普段、人付き合いがあまり得意ではない、
ちょっと苦手という方もいらっしゃいます。
人とのお付き合いの中で、
「あの人お世辞で言ってるな。」
「なんであんなこというのかな。」
「言い方がきついな。」
「疲れてしまった。」
敏感に感じとる方がみえ、
家に帰ってからどっと疲れてしまったり
ニュースで災害や不慮な出来事など
みたりすると、夜眠れなくなるほどに
気になります。
また、光や音にも敏感で集中する時は、
自分の落ち着く場所が必要です。
アメリカの心理学者で研究者の
エレイン・アーロンは、今から
20年以上前にとても敏感な人(HSP)を
研究されています。
内向的な人の多くは、HSPです。
しかし、内向的な人がみなHSPではなく、
人口の15~20%くらいです。
内向的な人は、30~50%もいます。
内向的だけど、HSPではない人もいますし、
HSPでも、30%の人は社交的で
友人も多く、集団行動も好きで
知らない人といるのを好むため
外向的だそうです。
HSPもまた、気質と言われています。
人によって様々ですので、そこも、
良く理解して頂くと自分や周りの人との
関わり方も変わってくるでしょう。
エレイン・アーロンによると、
とても敏感な人は、
時として強く感情移入する。
他人の感情や世界で起きている
悲劇や残虐な出来事と、自分を隔てる壁が
薄いそうです。
そして、強固な良心を持つ傾向があります。
実験でfMRI装置で、とても敏感な人に
入った状態で恐ろしい顔や事故現場の写真を
見せると感情を司る上で重要な役割を担う
扁桃体が強く活性化することが
実証されました。
そのために他人が感じていることが
我が事のように感じられるそうなのです。
とても感受性が強く、共感力があり、
そこがまた良いところですよね!
ただ、とても疲れてしまうのは
本人とって辛いことです。そこで、
自分を守りながら生活していくことが
できればもっと生きやすくなるのでは、
ないでしょうか。
シンプルパフォーマンスセラピーは
セルフセラピーです。
継続して行っていくと、自分自身を
客観的に見ることと共に周囲の人についても
客観的に見れるようになってきます。
相手に対してもこのようにして欲しいと
提案することもできるでしょう。
シンプルパフォマンスセラピーで
程よい距離感を保つことで
より良い関係作りをしてみて下さい。
【執筆者:木下里佳】