劣等感を手放す方法とは?

~劣等感って、
過去のトラウマが原因なの?~

「あの人と違って、私はダメだ…」
「あの人は成果を出しているのに私は…」
などのように、
自分が他者よりも劣っている…と思うことを
「劣等感」と言います。

 

ネガティブな劣等感だらけになると
何かを始めるのにも、
他人の目を気にして躊躇してしまったり、
自分が憧れることをしている人を見ると
羨ましさから

 

「どうせ私なんて…」
と卑下して自分を傷つけてみたりして。
気持ちもどんどんネガティブな方向へ。
そんなことを繰り返しているとストレスも
溜まってしまいますよね。

 

まず、人と比較しすぎてしまうことに
悩んでいる人に知っていただきたいのは、
『人は、人と比べてしまう習性がある』
ということ!

 

なので、人と比較して落ち込んでしまう
ことに悩んでいる人がいるのであれば、
「それは仕方がないこと!」ということを
まずは知ってくださいね^^

 

マイアミ大学での研究実験の結果によると、
日常生活での思考における約12%が
「自分自身に関する比較」であり、

 

その中でも「自分と他人を比較すること」が
4分の1を占めていることが
わかったそうです!

 

さらにいうと、私たちは、小さな頃から
競争や人と比べることを
教育の中で受けてきていますよね。

 

私たちも、私たちの親もその親も
みんなそのような教育を受けてきたので、
劣等感を抱きやすい環境が生まれた時から
用意されているようなものだとも
考えられます。

 

ですので、人と比べて
劣等感を感じてしまうのはある意味で、
仕方がないことなのです^^;
ただし、仕方がないとはいえ、
これには大きな問題があります。

 

それは、ネガティブな劣等感ばかりを
生んでしまっている状態です!!
劣等感と聞くと、マイナスなことを
イメージしがちですが、
実はポジティブな要素があります。

 

誰かと比べて、劣っていることに対して、
「よし、頑張るぞ!」「やるぞ!」
などといったように、
『前向きな行動につなげる動機づけの役割』
を劣等感がしてくれているからです。

 

しかし、人と比べることに悩んでいる
大半の方は、ネガティブな劣等感ばかりを
抱いている状態ではありませんか??

 

「私はダメだ…」と自己嫌悪に陥ってみたり
自分の劣等感を受け止めたくないがために
他者に対して攻撃的になってみたり、
相手から攻撃されないように
自虐をして身を守ったり、、、など

 

劣等感をうまく活用することができず
自分にも他人にも
攻撃的になってしまったりしてかえって、
深く傷ついてしまっています。

 

劣等感を抱いてしまう原因も、
小さな頃の経験で、成功体験が少なかったり
自尊心が傷つくような思いをしたことで、
それがトラウマになっているために
起こっているともいえます。

 

過去の傷やトラウマとはいえ、
ネガティブな劣等感に足をつかまれて、
現状を変える力にできないのは
とても苦しいですよね。

 

先述したように、
劣等感はポジディブな動機づけにも
なりうるものです。

 

仕事で失敗した経験を
「次に生かそう」と思える人と
「もうだめだ、おしまいだ…」と思う人の
大きな差は、

 

『起きた物事に対する捉え方の差』
にあります!!

 

もしかしたらこの部分で、幼少期に
傷つくような経験があり、それがトラウマ
となっていることで、今起きていることに
対しても、過去の出来事と紐づけて心の傷が
疼いてしまっているのかもしれません。。

 

過去の出来事と今の問題のことについて
アドラー心理学の創設者
アルフレッドアドラー氏によれば、

 

『過去の出来事に、
今の問題の原因を求めてみたとしても、
それで 問題が解消するわけではない。

 

今、これから何ができるかを考えること
によってしか、一歩も前に進むことは
できない。これからどうしたいのかを考え、
目を過去ではなく未来に向けるのである』
と言います。

 

確かに、劣等感を抱いているのは
過去のトラウマが原因だからだと
わかったところで
何も問題は解決しませんよね。

 

アドラーは、その劣等感を抱いている
「目的」に目を向けてみるのだ、
と言っています。

 

仕事でミスをして、劣等感を抱いている人が
「あいつより自分は能力も低いし」と
ネガティブな劣等感を抱いたのは、

 

過去に、自分の能力や才能に関することで
プライドが傷つくような事件があったことも
事実なのかもしれません。ですが、
それは今の問題とは関係ないのです。

 

アドラーはこのようなことも言っています。
『しかし、過去に原因があると
考えたい人はいる。

 

いま自分が生きづらいことを
親の所為(せい)にし、親の育て方に
問題があったのだと考えて親を責める。
自分は悪くなかったと思いたいのである』

 

要するに、
ネガティブな劣等感を抱くことの目的は、
「傷つかないように自分を守るため」
ではないでしょうか。
誰しも、傷つきたくないです。

 

心がグサっとなるようなこと、
経験するのは辛いものだからです。
ですが、過去のトラウマなどの出来事と
今起きていることは違います。

 

劣等感を克服するには、
アドラーの言うように、目を過去ではなく、
未来に向けていくことが大切なのです。

 

そうはいっても、
これまで何かと劣等感を抱いていた自分が
いきなり明日から、
それをポジティブな行動力に変えていく!!
というのもなかなか難しいですよね^^;

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
深掘りせずに、トラウマだったり、
ネガティブな感情を簡単なセルフケアで
手放すことができます。

 

また、このセルフケアでは、自分と他人とを
きっちり境界線を引いて考えられるように
なったり、他者から言われたネガティブな
言葉を引きずらず受け取らなく済むように
なります。

 

人と比べてネガティブになってしまう…
過去の出来事に囚われてしまって
なかなか行動に移せない…
などでお悩みの方は、

 

ぜひ、オンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^

 

【執筆者:室屋梨沙】

タイトルとURLをコピーしました