〜劣等感とコンプレックスは違います〜
兄弟や同級生、憧れの人と
自分を比較してダメだとか、
自分は劣っているとか思ったことは、
誰でもあるでしょう。
特に小さな頃は
身近な人と比較して、
自分の成績や運動能力を
言い・悪いと決めつけて
劣等感を感じてしまいます。
なぜ、劣等感を感じてしまうのでしょうか?
心理学者のアドラーによると、
人は誰しも向上したい、
理想の状態を手に入れたい、
そう願い、追求する要求が
備わっているからです。
このことを「優越性の追求」といい、
本能的に求めてしまうのだそうです。
自分の理想をベースに現状の自分との
ギャップに、劣っていると
感じてしまうのです。
また、
劣等感のことをコンプレックスと
表現されていることがありますが、
アドラー心理学では別物として
定義されています。
劣等感は、
「人より身体が小さい」
「人より走るのが遅い」
他人と比較して劣っていると
感じる感覚を指します。
コンプレックスは、
「身体が小さいから、
野球は上手くなれない」
「走るのが遅いから、
どうせ自分はダメ」
などと、感じる優劣を言い訳に
現実ややるべきことから
逃げている状態を指します。
つい自分と人とを比べて
自分のアラばかりを探して
劣等感を感じて落ち込んだりします。
感じた劣等感を
自分ができないことの
言い訳にしていませんか?
アドラーは、
全ての人は劣等感を持っているとして、
「劣等感は病気ではない。
むしろ健康で正常な
努力への刺激である」
劣等感こそが人を成長させる
原動力であると
考えていたようです。
人や自分の理想と比較した時に
感じる劣等感は両者のギャップ、
距離感であって、そこに
良し悪しの判断はありません。
その差を前に、どう捉えるかで
その結果には大きな差が開くでしょう。
その距離に届かないと諦めるのか、
方法がないからできないと言い訳するのか、
埋める方法は何かと考え、行動するのか。
その劣等感を肯定的に使うことが
成長させる原動力になり、
自分を高める行動につながります。
劣等感は多様で、
背が小さいといった身体面、
数字に強いといった能力面、
人見知りといった性格面、
テストの点数が悪いといった学歴面など。
挙げればキリがありません。
劣等感を感じることは本能なので
消すことはできませんが、
それに対する捉え方を肯定的に変えて
克服することはできます。
シンプルパフォーマンスセラピーは
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【執筆者:土居千鶴】