気をつかう人の心理と行動

気をつかいすぎると相手にも負担になる

周囲の人に気を配り、
周りの状況に配慮出来る
そういう気をつかえる人は
とてもいい人です。

 

しかし、人と付き合うときに
いつも気をつかっていては、
疲れてしまいます。

 

気をつかう人の心理は、
場の空気を乱したくない、
人に嫌われたくないという気持ちが
働いています。

 

自分に自信がなく、人に嫌われることへの
恐れでもあるのです。

 

そういう人は、洞察力に優れ
人間関係を先読みして
順序よく考えることが出来ます。

 

ですから、「自分がこう言ったら、
相手はこう返す」
「そうしたら次はこうなって・・・」
と一手、二手先まで読んでしまいます。

 

気をつかえることは
素晴らしいことですが
自分自身のストレスになるのはもちろん
度を超すと相手にとって重荷になったり、
ストレスを与えてしまいます。

 

それに、いくら先読みしても
人の感じ方や受け止め方には
個人差があります。

 

それをちゃんとわかっていないと
相手に嫌われないように気をつかいすぎて
嫌がられるという
残念な結果になってしまいます。

 

気をつかえることは大切ですが
気をつかいすぎることは
相手にも自分にも負担になるということを
覚えておきましょう。

 

程よい自己主張が出来る人になる

人に気をつかいすぎる人は
周りの意見を優先します。
「本当は、自分はこうしたい!」という
強い意志があっても

 

「みんなは違う気持ちかもしれない」
と自己主張を避けてしまいます。

 

「今日のお昼はイタリアンにしよう」
と心の中で思っていても
「和食ランチに行かない?」と誘われれば、

 

最初から和食を食べたかったように
振舞ってしまいます。

 

気をつかいすぎる人の深層心理には
相手が落ち込む姿を見ることが苦しい
というとても心優しい気持ちがあります。

 

しかしあまりにも気をつかわれていると
相手も苦しくなるものです。
気をつかう人と一緒にいることで
自分もあれこれと気をまわさなくては
ならなくなるし、疲れます。

 

ですから、ちゃんと自分の主張は
言える人にならないと、
いい人間関係は築けません。

 

主張とは、自分の意見を
強く言い張ることですが
ここで、自分勝手な意見だけを
押し出すのではなく
相手の権利も尊重することが大切です。

 

自己主張は自分も相手も
傷つかないように配慮し
行えばよいのです。

 

和食ランチに誘われたなら
「和食いいね」
「でも、イタリアンも捨てがたいな」

 

というように、一度、
相手の意見を受け入れてから
自分の意見を言うようにすれば

 

相手もあなたの意見を聞けるし、
自分の気持ちを伝えられたあなたも、
ストレスなくあたたかい交流が出来る
ようになっていきます。

 

世界中が不安な今こそいい人間関係が必要

コロナウイルス感染症の拡大で、
不安や心配を感じながら、
人々が生活しています。
世界中が見えない敵と戦っています。

 

外出自粛、リモートワークが
推奨されている今、人としてのつながりは
とても大切なものです。

 

ソーシャルディスタンスや
マスクの着用、人数制限など
皆が同じ価値観で行動しているように
見えます。

 

しかし、中には、不安や恐怖、悲しみや
落胆など悪い感情が優先してしまう人も
多くいるのではないでしょうか。

 

今の状況があまり持続していくと、
私たちは
免疫力がダウンしてしまいます。

 

そんなときだからこそ、
職場の人や家族、友人と
コミュニケーションをとって
気持ちを分かり合うことが
とても大切なのです。

 

同じ方向に進んで
見えない敵に対抗していこうとしている今、
必要な気づかいが出来ることが大切です。

 

過度の気づかいをして、自分も相手も
辟易してしまわないように
心掛けたいものですね。

 

自分を知ろう

気をつかう人の特徴の一つに
心配性ということが挙げられます。
今ある情報からいろいろな可能性を
考えます。

 

この人はこう考えているのかな
自分はどう思われているのかななどと、
様々な可能性を考え
自ら心配事を増やしています。

 

そんな性格は変えたいと思ったなら
自分の気持ちをちゃんと
相手に伝えることが必要です。

 

自分の意見や考えを伝えて
誰かに反対されても構わないのです。
だって、一人一人考え方が
違って当たりまえなのですから。

 

ところが、他人の意見や気持ちを
重視してきた人は、
いざ、自分の意見を求められると
言うことが出来ないというケースが
多く見られます。

 

自分が本当は何をしたいのか、
何が好きで何が嫌いなのか、それ自体が
わからなくなってしまっています。

 

答えを外に求めている他人軸に
なっているからです。

 

ちゃんと自分の気持ちを
自分で知って、人に伝えられる
ようになりましょう。
そして本来の自分を取り戻しましょう。

 

自分軸で生きるということ

人に気をつかえる人は、思いやりがあり
優しい人なのですから、
決して悪いことではありません。

 

気をつかうことが、相手に遠慮しすぎて、
自分を表現できないことが問題なのです。

 

周囲のことを考えて行動する
優しい気持ちをもっていても
それが他人軸では、
ワクワクの人生を送れません。

 

シンプルパフォーマンスセラピーは
そんな他人軸の人が
人に振り回されない自分に
なることが出来ます。

 

1日3分で場所も時間も
自分の好きなときに行える
セルフセラピーなので、
毎日継続することが出来て

 

自然と自分の中の意識が変わり
物事を前向きに
捉えられるように変化します。

 

そうしていくことで、
自分軸を作ることが出来、
相手を尊重しながら

 

自分をしっかり持つことが
出来るようになります。
結果、いい人間関係を築くことが
出来るのです。

 

これからの人生を自分軸で
楽しく過ごしていきたいと
思いませんか。

 

そのためにも
シンプルパフォーマンスセラピーの
オンライン体験会にお越しくださいね。

 

【執筆者 小林由利】

 

 

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