「最高の休息法」から学ぶ思考の堂々巡りから抜け出す方法。

~思考の傍観者になって、
自己嫌悪に陥るルーティーンから脱出!~

今でこそ、シンプルパフォーマンスセラピー
のスキルを習得したことで未来が
不安になってしまったり、感情の波に
飲み込まれそうになった時に、

 

その気持ちをきちんと
観察することができるようになった
私ですが、

 

スキルを習得する前は、感情の波に簡単に
飲み込まれては、ずっとネガティブな思考を
繰り返して落ち込んでしまい、それが
ストレスになるということがたくさん!

 

気づけば一日中、同じことを気にしていたり
職場のことを考えたり、子どものことを
考えたり、家事のことを考えたりと
いつだって頭の中は今にいない状態でした。

 

特に夜になるとそれがひどくて、あれこれと
思考を巡らせているうちに、なかなか
眠れなくなってしまうなんて事も
たくさんありました。

 

今回は、このように思考が堂々巡り
してしまう原因
を究明すべく、こちらの本を
読んでみました。少しだけ
紹介させていただきますね。

 

世界のエリートがやっている
「最高の休息法」

著者:久賀谷 亮さん

この本によると、思考のループから
脱せられないのは脳に繰り返し現れる
『思考のサル』が原因とのことで、この
思考のサル=様々な雑念が渦巻くことを
『モンキーマインド』というそうです。

 

なかなか愛くるしい名前ですが、
これが私を困らせていたとは…笑

 

このモンキーマインドの状態は、
脳のエネルギーが膨大に浪費されて
どんどん疲労が蓄積し、睡眠の質の低下にも
つながるそうなのです!

 

夜になって思考の堂々巡りが始まった時に、
眠れなくなってしまう理由が
よくわかりますね。感情の波に飲み込まれて
しまうのもサルたちが頭の中で制御不能に
大暴れしているからなのでしょう。

 

このサルをどうにかしないと、思考のループ
からも抜け出せず、ストレスはどんどん
溜まっていき、良質な睡眠
取れなくなりそうです。

 

そしてこの本では、このサル=雑念を
対処する方法を以下のように述べています。

 

『自分がちょうど駅のホームにいることを
想像する。そこに電車が入ってくる。
その電車に乗っているのは『考え』という
サルの乗客たち。

 

電車はしばらくそこに停車するが、自分は
ホームにそのまま留まる。しばらくすると
電車はサルを乗せたまま去っていく。

 

次から次へと電車はサルを乗せて
やってくるが、自分の立ち位置は
変えずにいる。つまり、大切なのは
『考え』に対して『傍観者』で
あり続けることである。

 

人間とは、あたかも『考え』を自分自身だと
思いがちだが、本来の自分は、
単なる容れ物に過ぎないのである。

 

駅と電車の同一視がバカげているように、
自分と雑念を同じものとして
見る必要はないということである。』

 

「考えている自分」と「考えていること」
を同一視しないことが大切だそうです。

 

確かに、何かについて、
『これはこうするべきだった』
と思い悩んでいれば、まさに自分自身を
『できなかった悩ましいもの』と
考えてしまう。

 

その考えの傍観者でいないと、思考の
堂々巡りに自分自身も巻き込まれてしまう
ということ。

 

さらに、このモンキーマインドの
解消法はというと、

①思考を捨てる
 同じ思考がループしているなら、
「もう十分!」と思考を頭の外に
送り出すイメージをする

 

②例外を考える
 同じ思考が出てくるのは、同じ前提を
置いているからでは?と考えて、それが
当てはまらない例外を考えて見る

 

③賢者の目線で考える
 自分が尊敬する人や偉人ならどう
考えるか?雑念そのものと雑念を抱く自分
を同一視してないか

 

④善し悪しで判断するのをやめる
 「いまここ」以外の基準で物事を評価
していないか、判断しないを意識する

 

⑤由来を探る
 その考えがなんども出てくる原因は?
自分の深い願望から考え直す

 

これは第3世代の認知行動療法と
言われていて、マインドフルネス認知療法
と呼ばれているものの一つだそうです!

 

思考の堂々巡りを脱するためには
まずは基本として、
☑️ 思考の傍観者でいることが
大事になるということ

 

さらに、思考の傍観者でいるためには、
☑️マインドフルネスの感覚
(=いまここの感覚)を持つことも
重要だということがわかりました。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
1日たった3分のセルフケアを
2週間から21日間取り組むことで、自分の
思考を客観視できるようになります。

 

さらにこの客観視できるようになるスキルが
手に入ることで、自分の感情にも、
他者の感情にも
飲み込まれてしまうことが
なくなる上に物事に取り組むときの集中力
大事な場面での判断力も向上します!!

 

そして何より、寝る前の思考の堂々巡りが
なくなることで睡眠の質が格段に上がって、
目覚めもスッキリ快適な朝を迎えられます!

 

みなさんも、
シンプルパフォーマンスセラピーで
思考の傍観者になって、自己嫌悪に陥る
ルーティーンから脱出しましょう♪

 

【執筆者:室屋梨沙】

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