～脳を休めて楽しい育児をする！～
今でこそシンプルパフォーマンスセラピーの
スキルを習得したことで『子どもの
かんしゃくにイライラしなくなった』
私ですが
スキルを習得する前は、
ちょっとしたことでもイライラしては
子どもを怒鳴りつけて、
そんな自分に激しく後悔をする…。
夜な夜な子どもの寝顔を見ながら
『こんなママでごめんね…』と涙を流し、
『もう絶対に怒鳴らないぞ！』
そんな決意もむなしく、また同じことを
繰り返してしまう…そんな日々を
過ごしていました。
子どもに怒鳴ってしまったことをあとから
考えてみると『怒鳴る必要はなかったなぁ』
と思うことが圧倒的でしたが、
『なんで怒鳴ってしまったのだろう』
そんなことまでは、考える余裕もなく
あれもこれもと終わりのない家事を
こなしながら、その傍らで子どもの相手を
していきます。
子どもと生活していると、本当に
いろんなことが起こりますよね！
危険なことをしたがったり、全てが嫌な
イヤイヤ期だったり、兄弟がいれば、
バトルがしょっちゅう起こったり、
二人同時に大泣きしたり、、、
他にもありますが、そんなことが毎日
繰り返されるもんだからママも疲れて
ヘロヘロです。
『子どもの行動にイライラしてしまって
本当は怒鳴りたくないのに、怒鳴っちゃう。
そして後悔をする。
この状況から抜け出したい！！』
今回は、この悪循環に陥ってしまう原因を
究明すべく、こちらの本を読んでみました。
なんで育児本じゃないの？！と驚く方とも
いらっしゃると思います。
が！こちらの本は、
現代人にとって必要な『脳の休め方』
について記載されているものです。
なんで『脳の休め方』なの！
イライラを取る方法じゃないの？と
お思いの方、安心してください。
『脳の休息』こそイライラ解消に
欠かせないのです！！
多くの情報が行き交う世の中で私たちは、
知らず知らずのうちに脳が疲労
しているのだそう。
この本を拝読して思ったことが、
マルチタスクで日々家事育児をこなしている
ママさんたちにもとってもお勧めできる
１冊ということ！
少しだけ紹介させていただきますね。
世界のエリートがやっている
「最高の休息法」
著者：久賀谷 亮 さん
この本によると、私たちが普段「疲れた」
と感じるあの感覚は、肉体的なもの
だけでなく『脳疲労』も
関係しているそうです。
特に、睡眠をとったり、リラックスしたりと
いくら身体を休めても取れない疲れは、
この『脳疲労』が関係しているとのこと。
集中力の低下や無気力、注意散漫
イライラなどは『脳疲労』のサインで、
その根本的な原因は、意識が常に、過去や
未来ばかりに向かい「いまここ」にない状態
が慢性化していることにあるそうです。
慢性化してしまうと、人生のあらゆる場面で
パフォーマンスが低下してしまい、
ひどくなると、心の病へと
至ってしまうのだとか…
しかし！この脳疲労はマインドフルネスで
脳の仕組みを変えることでそれを予防
することができるそうです。
ところで、このマインドフルネスを
ご存知でしょうか？定義にも様々な解釈が
ありますが、こちらの本では、
『瞑想などを通じた脳の休息方法の総称』
と書かれています。
瞑想と聞くと禅や行などのイメージを
思い浮かべる方が多いかもしれませんが、
マインドフルネスは、その瞑想をより
実用的にアレンジしたものだそうです。
そして、この本で紹介されている
マインドフルネス呼吸法は、継続して、
習慣的に行うことで、集中力の向上や
ストレスの低減、感情のコントロール
ができたりなどイライラの解消につながる
とのこと。
マインドフルネス呼吸法のやり方を
簡単に記載すると、以下の通り
①基本姿勢をとる
（椅子に座り、足をつけ、手は太ももの上、
目を閉じる）
②身体の感覚に意識を向ける
（接触している感覚や重力の感覚など）
③呼吸に注意を向ける
（息の出入りなどの感覚を意識する）
④雑念が浮かんだら…
（雑念は生じて仕方ない、
自分を責めず、再び意識を呼吸に戻す）
これを１日５分でも１０分でもいいので、
毎日続けて習慣化することが大切。
ある研究ではマインドフルネスによって、
ストレスホルモンであるコルチゾールが
出にくい状態が観察されており、
ストレスに強い脳を作れる可能性が高い
との報告もされているそうです。
そして、こちらの本でははっきりと
下記のメッセージが添えられています。
先のこと、あとのことに心を奪われた状態が
当たり前になると、人間はいまここに
意識を向けるやり方を忘れてしまう。
しっかりと脳を休息させたかったら、まずは
いまここにいる状態を体得しなければ
ならない。マインドフルネス呼吸法は
そのためにあるということだ。
家事に育児にと常にマルチタスクで
考えながら動き回っているママたちです。
今日の夜ご飯のこと、明日の保育園のこと
昨日怒鳴ってしまったこと、など
いまここに意識を向ける時間をほとんど
過ごしていないために、脳が疲れきっている！
という事実にすごく
納得することができました。
つまり、子どもに対して
怒鳴ってしまったときのあのイライラは、
子どもの行動に対するものというより、
日々の自分自身の疲れが蓄積した結果、
怒鳴るという行為になっている
ことがわかります。
では、子どもにイライラしてしまった場合、
具体的にどうしたらいいのかというと
✅子どもの「行動」にイライラしている？
✅イライラしている原因で心当たりは？
✅自分自身は疲れていないか？
これらを、「怒鳴る」という行動に出る前に
意識して自問できるような状態を
身につけていくことが大切です。
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
家事や育児に追われて時間のないママでも
１日たった3分のセルフケアで、
イライラが生じたときでも、自分を見つめ
物事を客観視できる余裕を持つことが
できるようになります。
セルフケアを１日たった３分行うだけで！
子どもに怒鳴らずに済む
ママになれるんです！
さらにこのセルフケアを続けていくと
自分の心の状態もわかるようになるので
無理をせずに過ごすことが可能になったり、
イライラの原因がわかったりして、それに
対する解決策も見つけることができます！
家事に育児にと頑張るママさん！
「脳のお休み」でイライラとさようなら
をして、我が子の成長を感じながら、
楽しく子育てをしていきましょう^ ^♪
【執筆者：室屋梨沙】
