瞑想で変化!ストレス社会に負けない心を作る!

しあわせは「いま、ここ」を感じることから

「毎日イライラする…」
「家事と育児で心に余裕がない…」
「先のことが不安で仕方がない…」
「なんのために生きているんだろう…」
「しあわせってなんだっけ…」

 

ストレス社会と言われている今、
このように多くの方が
たくさんのストレスを抱えて
忙しい毎日を過ごしていると思います。

 

そんな日々を過ごしているとふとしたことで
感じる心地よさに
なかなか気づきにくくなってしまいます。

 

その上、今は、インターネットの普及、
メディアやSNSなどによって
たくさんの情報が瞬時に飛び交う
情報化社会です。

 

これまでは気にすることがなかった情報までも
意図せずに目にする機会が増えました。

 

ネットを開けば、
明るい世を賑わす情報も溢れている。
その一方で誹謗中傷が溢れていたり、
様々なゴシップが飛び交っている。

 

現代は情報が溢れすぎていて、
自分が本当は何を感じているのかすら
わからなくなるほど
情報に飲み込まれてしまうことが
たくさんあります。

 

インターネットやテレビなどで流れる情報に
左右されすぎて、
自分の人生には関係のないものなのに
大きく影響を受けてしまう。

 

それによって、
その情報ばかり気になってしまい、
自分にとって本質的な情報が何で、
自分が何を目指して、
どう動けばいいのかがわからなくなる。

 

このように、たくさんの情報に
惑わされながら、忙しく過ごす人が
圧倒的に多い現代社会では、

 

自分の感情や思考を後回しにして
しあわせを感じる気持ちが「いまここ」に
あることすらも忘れてしまっているのです。

 

人がしあわせを感じるのは、
自分自身を受け入れて、
「いまここ」を楽しむことだと
言われています。

 

それは、他者との比較ではなく、
自分は自分であると、
その生き方も見た目も環境も
判断することなくありのままに受け入れる
といった、内的な要因によるものです。

 

1973年に
アメリカの経済学者が行った研究で、
一人当たりのGDP(国内総生産)が
増加しても、国民の幸福度は必ずしも
向上しないということがわかりました。

つまり、お金があるとかないとか、
結婚しているかいないかとか、
子どもがいるかいないかといった
外的な要因では幸せかどうかは決まらない
ということがわかったのです。

 

しあわせを感じるためには自分らしく、
「いまここ」を感じて、
楽しむことが重要ということです。

 

自分らしさが出せない日本の文化的背景

戦後の急速な経済発展の流れによって、
人々の生活は圧倒的に便利になりました。

様々なモノや情報に溢れた社会は、
私たちを惑わすことがあっても、
心を満たしてくれることも
多くあると思います。

 

好きなものや欲しいものがたくさん持てる、
美味しいものをいっぱい食べられる、
スマホ一つで最新の情報が手に入るなど
いっけん、豊かさに包まれているかのような
社会なのですが、

 

実際には、ひとりひとりの感じる幸福度は
低いと言われています。

 

国連の行なった
世界幸福度ランキングを例にすると、
2020年の幸福度ランキング、
日本の順位は153カ国中62位で、
その順位は年々下がっています。

 

世界に比べても、安心で安全な日本。
なぜこんなにも幸福度が低いのでしょうか。
一説によれば、
ムラ社会の文化が影響しているのでは
と考えられています。

 

ムラ社会では、
基本的にみんな同じでなければならず、
ムラ社会を構成しているひとりひとりの
「個」が際立つことはよく思われません。

 

「ムラ」ではこれまでの決まりや、
昔からやってきたことが尊重されます。
自分らしさを出す人は仲間はずれにされ、
他の人と同じなことが求められるのです。

 

空気を読むことが大事で、意見は言えない、
逆らえない。
上下関係の強いムラ社会では、
そんなことが当たり前だったそうです。

 

そしてこれは、
今でも根底が変わらないまま続いています。
学校や職場で起きるいじめが一向に
解決されないことからも見てとれますよね。

 

時代は変化したのに、
自分らしさを阻まれてしまう価値観が
根付いている。

 

本当のしあわせを見つけようにも
これまでの価値観のまま生きることや
そこからはみ出ることで感じる
生きづらさへの恐怖もあります。

 

いくら物質的に豊かになったとはいえ、
自分らしさを阻まれて
自分自身を大切にできない状態では
真に心が満たされることはありません。

 

しあわせが「いまここ」にあることを
感じられない、気づけない、
外側にその答えを求めてしまうというのも、
自分らしさを阻む、
日本の文化的な背景によるものでもあったのです。

 

マインドフルネスで「いまここ」にあるしあわせを感じる

しあわせを外に求めることによる歪みは
ストレスフルな社会に現れています。
生きるために、
毎日朝から晩まで働きづめで、
日々時間に追われて余裕がない。

 

家事、育児、仕事と
やるべきことが多すぎて手が回らない。
十分なプライベートの時間を確保できない。

 

何のために働いているのか
わからなくなったり、疲れが抜けず、
仕事の生産性の低下など
心身ともに支障が出る。

 

そんな日々にストレスは溜まり続け、
心の病を抱える人の数は
劇的に増えていると言います。

 

溜め込んだストレスを
物質的な豊かさや体験によって、
一時的に発散することはできたとしても、
ひとたび日常に戻れば、
また同じようにストレスフルな毎日です。

 

過度なストレスを浴び続けると、
人はストレスに対して敏感になり、
あらゆることでストレス反応をしやすくなる
と言われています。

 

これは脳の仕組みによるものなのですが、
人がストレスを受けると

 

こころのバランスや自律神経のバランスなどを
整える役割をしている
セロトニン神経の活動が弱まってしまい、
セロトニンの物質量が
低下してしまうそうです。

 

過度なストレスを受け続けることで、
セロトニン神経の活動が弱まると、
不安になりやすい、集中力の低下、
自律神経失調症やイライラ、
疲労感が取れない、よく眠れない

 

といった変化が生じ、結果的に
うつ状態やうつ病などのこころの病になる
リスクが高まることがわかっています。

 

他にも過度なストレスによって
脳内では様々な反応が起きていますが
これらの反応を好転させる効果的な方法が
脳科学的に証明されています。
それが「マインドフルネス」というものです。

 

アップルの創業者、スティーブ・ジョブズや
アメリカの一流企業が、社内研修に
取り入れたことがきっかけで、
日本でも、話題になりましたよね。

 

「マインドフルネス」とは、「いまここ」で
起こっていることに対して注意を向けて、
自分が感じている感情や思考を判断せずに
冷静に観察している心の状態
のことを言います。

 

「マインドフルネス」の感覚が
身につくことで、
自分自身の感情や思考、
周りで起きていることを
客観視できるようになります。

 

また、ストレスの軽減や感情のコントロール
集中力アップや生産性の向上
先ほど説明した、
セロトニン神経を高める効果など

 

あらゆる効果が期待でき、
脳科学的な研究結果も
たくさん報告されています。

 

このアメリカから来た
「マインドフルネス」ですが、
元々は仏教の瞑想の伝統からきています。

 

禅の思想が元になっていて、
これを宗教色を排除した形で、
誰でも行いやすい実用的な形のため、
アメリカで大流行したと言われています。

 

アメリカのエリートやビジネスマンが
マインドフルネスをこぞって活用したのも、
成功や目標達成に対するプレッシャーと
常に戦わなければならない文化のある
アメリカにとって、

 

宗教性が排除されて、実用的になっている
心を守る方法は願ってもないものだったから
かもしれません。

 

このようにして、
アメリカで人気になったマインドフルネスは
やがて日本でも、
グーグルが社内研修に取り入れたことで
知られるようになっていきました。

 

後回しにされているこころのケアを身近なものにするために

日本でマインドフルネスは、
爆発的な人気が起きているわけではなく、
実際にはなかなか浸透していないのが
現状です。

 

先述した通り、日本のムラ社会文化の背景や
カウンセリングなどに対して消極的なことが、
マインドフルネスという感覚を
受け入れられづらいという可能性も
大いにあると思います。

 

さらに、
受け入れづらいもう一つの理由として、

 

マインドフルネスが
もともとは仏教の瞑想が由来だと聞いて
抵抗感を大きく抱く人が多いことも
考えられています。

 

日本では無宗教の人が圧倒的です。
スピリチュアルや宗教というものに対して
「怪しい」というイメージがつきものです。

 

もともとのこういった背景に加えて、
今から20年以上前に起きた
ある事件がきっかけで、
さらにそのイメージがより根強くなったと
言われています。

 

それは、オウム真理教による
地下鉄サリン事件です。
東京の地下鉄で起きたこの事件によって
多くの方が犠牲となりました。

 

オウム真理教は「瞑想」を
教えとしていました。
そのため、「瞑想」に対するイメージまでも
悪いレッテルを
貼られることになったそうです。

 

瞑想やスピリチュアルなことに関する
抵抗感が抜けないのも日本人は、

 

無宗教者である人が多いということと
数少ない宗教信者によって起こされた
残酷な事件によるものの
影響だったということです。

 

マインドフルネスが、いくら宗教性を排除し
アメリカから輸入されたものとはいえ、
人が気づかない心の奥底で、負のレッテルが
貼られたままであることが、あまり
浸透していない理由なのだと考えられます。

 

しかし、このままストレスに対処せずに、
こころの問題を後回しにしていては、

 

こころの病を抱える人の数も
それにより命を落とす方も
一向に減ることはなく、
むしろ増え続けていってしまいます。

 

ただでさえ、カウンセリングや
専門機関への受診に対して消極的であり、
ハードルの高い日本です。
こころの問題は待ってはくれませんし、
誰かが解決してくれるものでもありません。

 

過度な情報化が進んだこの社会で生きるため
ムラ社会の文化から自分らしさを出すことが
良いこととされる世の中にしていくため、
ストレスに負けない心を作るため、

一人一人が
マインドフルネスな感覚を持って
生きていくことが必要なのです。

 

自分の心を守ってしあわせに気づく方法

では、どうやってマインドフルネスの感覚を
身につけていけば良いかというと、
「瞑想」をして、「いまここ」に
集中する感覚を知ることが大事になります。

 

その方法には様々なやり方がありますが、
一つに「マインドフルネス呼吸法」
というものがあります。

 

簡単に説明すると、
自分の呼吸をただひたすら感じて、
呼吸によって起きている体の変化や
空気の出入りの仕方などをただただ感じ取る
という方法があります。

 

これによって得た「いまここ」を感じる感覚
を知って、いまここで起きている
様々なことに対して感情や思考で
判断せずに、ただ眺める、

 

ということを通して、
あらゆることに左右されない自分自身を
身につけていくというわけです。

 

自分らしさを阻むムラ社会的な価値観や
あらゆる情報が出入りして
本当の自分の気持ちが
わからなくなってしまうことも

 

このマインドフルネスの感覚を持てば、
その価値観は
自分らしさとは別物であるということ

 

目の前を行き交う情報は川の流れのように
ただ目の前を流れているだけで、
自分にとってそれが全て必要ではないと
気付けるようになります。

 

そういった感覚が持てるようになると
これまで持っていた視点がガラリと変わり
ストレスやたくさんの情報に対する
自身の受け取り方も変化するので、

 

今まで見落としていたしあわせに
気づくことができるようになるのです。

 

シンプルパフォーマンスセラピー協会では、
このようなマインドフルネスの感覚を
忙しい人でも簡単に
心のケアができるようにと

 

1日3分から15分で取り組める
セルフセラピーの方法を考案しました。
瞑想とは違って、
時間がかからないことが最大の利点です。

 

ただでさえ時間に追われている方が
貴重な時間を1時間、
セラピーの時間に変えることは
難しいですよね。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでしたら、
その時間の壁がないので、
誰でも手軽に取り組めます。

 

手軽さゆえに、
その効果に疑いを持たれる方もいますが、
ストレス社会に負けない心を作るためには、
シンプルパフォーマンスセラピーのスキルは
欠かせません。

 

さらに、このセルフケアですが
ストレスなどに対する
心のケアももちろんですが、
自分自身を大切にすることが
できるようになります。

 

ストレスにまみれている自分を
理解して労ってあげたり、
情報に溢れて不安になっている自分に
いまに目を向けることを教えてくれたり、

 

今まで、たくさん鞭を打って過ごしてきた
自分自身のことを、
大切に、大事にすることができます。

 

また、
自分のいまの気持ちを感じ、癒しながら、
前に進む力をくれます。
そんな温かなセルフケアです。

 

ストレスが多すぎて、毎日が辛い。
どうしたらいいかわからなくて苦しい。
自分らしく生きたいのに方法がわからない。
何気ないしあわせを感じる方法を知りたい。

 

そんな方はぜひ、
個別相談会にお越しくださいね♪

 

【執筆者:室屋梨沙】

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