発達障害の子どもの癇癪が落ち着きお出かけがもっと楽しくなる方法

発達障害の子どもは遊びに出かけても「帰る!」と言って車から出なかったり、入れたとしてもすぐに帰ろうと言い、癇癪を起こしてせっかく楽しみにしてきたお出かけも険悪なムードに。子どもが癇癪を起こさず楽しいお出かけになる方法をお伝えします!

 

遊びに行っても発達障害の子どもがすぐに「帰る」という理由

子どもの好きな遊園地に行っても、
入り口で大泣きしたり、入れても
「もう帰ろう」とすぐに
帰りたがって、癇癪を起こすことは
ありませんか?

 

子どもが喜んでくれると思い、
楽しみに準備をしていたのに、
険悪なムードとなってしまい
泣く泣く帰る・・・

 

このような体験をすると、
次に出かける時も、

「また癇癪を起こさないかな?」

と心配してしまい、
から楽しめませんよね。

 

ではなぜ、遊びに行ってもすぐに
「帰る!」と言うのでしょうか。

 

その子によって理由は異なりますが、

・初めての環境が苦手
・感覚過敏により音が大きくて辛い
・感覚過敏で色々な匂いが辛い
・人が大勢いる
・見通しがつかない
・初めての場所が苦手

などがあります。

 

これらの原因は発達障害の子どもの
特性から影響を受けています。

 

そして色々な理由が重なり
苦痛となるため、
「帰る!」
という状況になってしまうのです。

 

いくつかの原因となっている
感覚過敏はどのような事なのか
お伝えしますね。

 

感覚過敏とは、
外からのさまざまな刺激を
受け取り(受信)、
その刺激の情報を脳に伝達し、
脳がその情報を理解します。

 

この受信や伝達、理解のどこかで
過剰に反応してしまうことで
感覚過敏が起こります。

 

個人差がありますが、
日常生活に支障をきたしてしまうような
レベルになると、感覚過敏と言われ
支援の対象にもなります。

 

発達障害の子どもは感覚過敏を
抱えている子が多いです。

 

その為、感覚過敏により、
遊園地などで流れている音や匂い、
人混みなどからの情報に
過剰に反応するため苦痛となり、

「帰る!」

という言葉が聞かれるのです。

 

せっかく遊びに行っても
ゆっくり遊べなかったり、
楽しめないのはストレスも強く、
子どもも大人も楽しくないですよね。

 

ではどのような対応すればいいのか
お伝えしますね。

子どもが楽しく過ごせるための子どもへの対応

<感覚過敏に対しての方法>

・音に対して・・・耳栓やヘッドホンを使用する
・匂いに対して・・マスクを着用する
・視覚に対して・・サングラスを使用する
・人混みに対して・・人が少ない時間帯にいく
・静かなところでこまめに休憩をとる

<見通しがつかないことに対しての方法>

・初めての場所は事前に写真など見せる
・事前にどんなことをするところなのか
見通しがつくように話しておく

 

これらのように、感覚過敏への工夫や
見通しがつかないことへの不安を取りのぞく
ことが大切です。

 

また睡眠不足疲労が溜まってると
ネガティブになりやすく感覚過敏も
強く出てしまうことがあるので、
当日だけではなく、事前の準備も
大切になります。

 

そして、子どもが帰りたいと思うのは、
感覚過敏や精神的に行けないと思ってる
可能性があることを大人が理解することも
大事です。

 

不安などのストレスが強いと緊張状態が
強くなるので、感覚過敏が悪化することも。

 

子どもはママが自分のことを理解して
くれていると思うことで安心することが
できます。

 

この安心感が、不安を和らげてくれます。

そのため、ママや周りの人たちの理解
とても大切になるのです。

 

ですが、これらの対応をして
子どもの気持ちを理解していても、
子どもが癇癪を起こしてしまうこと
ありませんか?

 

なぜ対応していても
子どもが癇癪を起こして
しまうのかというと、
実はママの心の状況が
影響しているのです!

 

ではなぜママの心の状況が
影響するのでしょうか?

対応しても癇癪を起こしてしまうのはママの影響?

発達障害のママは、
色々なところで謝ったり、
迷惑かけない様にと先回りして、

 

自宅にいる時よりも些細なことに
反応して怒ってしまったり、
声を荒げてしまうことがあります。

 

また一度外出先などで
子どもが癇癪を起こして
辛い経験をしていると、

「また癇癪を起こさないかな?」

心配不安な気持ちになりますよね。

 

そのため、出かけるときは
無意識にいつものママではなく
心配や不安な気持ちが表情や
声のトーンに出てしまうのです。

 

このママのの状況が
子どもに伝わり影響を及ぼすことを、
「情動感染」といいます。

 

例えば、小さな子どもが笑っていると、
こちらまで優しい気持ちになりますよね。
この様なことを情動感染といいます。

 

そして、
こうした現象を引き起こす脳の働きが、
神経細胞の一つで共感細胞と呼ばれる
ミラーニューロンです。

 

映画やドラマに感情移入して
悲しい気持ちになって涙を流したときには、
ミラーニューロンの働きが関与していると
言われています。

 

また、ある論文によると、
「不安を言葉や態度で強く表現している人が
視界に入ると、自分も同様の経験をする
可能性が高く、それにより
脳のパフォーマンスが影響を受ける」と
されています。

 

すなわち、自分の意思に関わらず
影響を受けてしまうという特徴も
あるので、

 

ママが心配や不安な時は、情動感染
子どもも心配や不安になりやすい
状態なのです。

 

そのため、ママが心配や不安でいると
子どもも不安になり
癇癪が起きてしまうので、
ママのの状況がとても影響するのです。

 

このことから、
子どもが癇癪を起こさないためには、
ママが不安もなく落ち着いて子どもと
関わることがとても大切になります。

 

子どももママも楽しくお出かけできる方法

ではどの様にしたら、子どももママも
楽しくお出かけできる様になるでしょうか。

 

それには、
ママの不安をなくしを整え
子どもと関わることが重要です。

 

しかし、自分では不安な気持ちがないと
思っていても、無意識に声のトーンや
表情に現れていることがあります。

 

それはなぜかというと、
潜在意識の影響があるからなのです。

 

人の意識には、
潜在意識と顕在意識があり、
潜在意識は、普段自分では
意識していない・意識できない意識で
”無意識”とも言います。

 

その逆が顕在意識で、言語として説明が
できたりします。

 

私たちが普段考えてるのは
顕在意識ですが、意識の割合を9割
占めてるのは潜在意識なので、
言動に大きく影響するのは、
潜在意識になります。

 

そのため、潜在意識に

「こうあるべき」

「人の目が気になる」
「躾をしていないと思われる」
「また癇癪を起こしたら辛い」

といった型にはめた考え方
思い込み、癇癪など辛かった体験の
ネガティブな感情があると、
無意識に言動や思考に現れます。

 

なので、潜在意識にある思い込みや
ネガティブな感情の影響で、
無意識に不安となり、声のトーンや
表情に現れていたのです。

ですから、潜在意識にある
ネガティブな感情や思い込みを
手放さなければ、解決しないのです。

 

そこで潜在意識にある
ネガティブな感情思い込み
手放すためにおすすめするのが、
シンプルパフォーマンスセラピーです。

 

シンプルパフォーマンスセラピー
行うことで、潜在意識にある
思い込みやネガティブな感情を
手放すことができ、

 

ママが経験した癇癪などの辛い感情が
なくなるので不安がなくなり、

 

そして、人の目も気にならなくなるので、
癇癪を起こしても落ち着いて子どもに
関わることができます。

 

私はシンプルパフォーマンスセラピー
行い、癇癪や人の目を気にすることを
手放したことで、お出かけすることに
不安になることもなくなりました。

 

また、
ものの見え方捉え方が変わったので、
長い時間いることが大事ではなく、
短い時間でも子どもが楽しめることが
大事だと思えるようになったので、

 

午前中で帰ることになっても、
「みんなで遊びに来れてよかったね!」と
笑顔で過ごせるようになりました。

 

すると、
発達障害&感覚過敏の息子は、
出かける時の対応と私が落ち着いている
ことで、不安も緩和されお出かけのときに
癇癪を起こすことがなくなりました。

 

発達障害の子どもの特性は
変わりませんが、
子どものことを理解し、
ママのを整えることで、

 

感覚過敏が和らいだり、
できることも増えたりするので、
ママのを整えることは
とても大切な事だと実感しています。

 

ぜひ、
シンプルパフォーマンスセラピー
子どもとの大切なお出かけの時間を
楽しんでくださいね!

 

【執筆:大井かおる】

 

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