体操服で癇癪を起こす発達障害の子どもにママが行う解決方法!

洋服にこだわりがある発達障害のお子さんは、体操服に着替えることに強く抵抗しませんか?学校から指定されているのでママも困りますよね?そんなお子さんが体操服が着られるようになる方法をお伝えしますね!

 

癇癪を起こすほど着たくない…体操服問題!

発達障害の子どもを持つママにとって、
小学校に上がるときの悩みの1つが、
体操服問題です。

 

特に、洋服にこだわりがある子供は、
普段から着る洋服でも大変なのに、
体操服なんて着られるの?と
思いますよね?

 

私の発達障害の息子も
洋服のこだわりが強く、
体操服の話をしただけで
癇癪を起こしていました。

 

そんな息子も今では体操服を着て
体育の授業に参加しています。

 

息子の体操服問題を
どのように解決したのか、
お伝えしていきますね!

 

発達障害の子どもが体操服に着替えられない原因

まず、発達障害の子どもが、
体操服に着替えられない原因として、

・感覚過敏
・変化を受け入れられない
・新しいことに対して拒否反応を示す

があります。

 

*感覚過敏

発達障害の子どもは
感覚過敏を抱えていることが多いです。
そのため、洋服に対しても
強いこだわりを持つことがあります。

 

*変化を受け入れられない

自分なりのルールや習慣があり、
その変更を受け入れることが
苦手になります。

 

*新しいことに対して、拒否反応を示す

自分が経験したことのない環境や、
見通しの持てない状況を受け入れることが
難しく、新しいことを受け入れたり、
その場にいることや参加を
拒否したりします。

 

このように、1つ体操服を着るという
ことも、発達障害の子どもにとっては
大きなチャレンジになるのです。

体操服が着られるようになるための2つの大切なこと

上記でお伝えしたように、
発達障害の子どもにとって、
体操服を着る事がとても
ハードルが高い事がわかりますが、

 

どのように対応したらいいのか
とても悩みますよね。

 

一度ネガティブな印象がついてしまうと、
余計に受け入れられなくなるので、
発達障害の子どもに新しいことを
話す時は、

・子どもにどのように伝えたらいいのか

・話すタイミングはいつがいいのか

・体操服のことで、小学校行かない!と
 言われないだろうか・・・

など色々なことを考えると思います。

 

私も息子に新しいことを話すときは、
いつも、タイミングやわかりやすい言葉など
色々考えています。

 

ですが、一番大切にしていることは、

・「こうあるべき」の思考で物事を見ない
不安な気持ちで子どもに話さない

ということです。

 

なぜこの2つの軸を大切にしているのか
お伝えしますね。

 

*「こうあるべき」の思考で物事を見ない

人は十人十色その人によって、
感じ方や状況は人それぞれ違い、
子供もママとは違う感じ方や
考え方をしています。

 

もし、子どもの感じ方や思いを理解せず、
自分の今までの経験や知識で
「こうあるべき」という
型にはめた子育てをしてしまうと、
子どもからしたら、

「ママは自分のことをわかってくれない」

というように感じてしまいます。

 

このような状況が続くと、
子どもは自分に自信が持てなくなり、
不安になってしまいます。

 

ですが、子どもにとって
ママが理解してくれると安心感が持て、
自己肯定感も上がります。

 

そのためにも、
「こうあるべき」という思考ではなく、
「こんな風に感じるだ」理解し、
その子にあった対応を考えていきます。

 

*不安な気持ちで子どもに話さない

人が話をする時は、
9割が表情や声のトーンなどから
情報を受け取ります。

 

また、人にはミラーニューロンという
神経細胞の影響で、相手の行動や
それに伴う感情を読み取り、

「鏡」に映したように自分の脳が、
相手と同じ動きをするという
働きがあります。

 

そのため、ママが不安を抱えて
話をすると、表情や声のトーン、
ママの感情から子どもも不安になって
しまうのです。

 

特に、発達障害のお子さんは、
繊細で察知する力が優れています。

 

ですから、不安な気持ちの状態で
話をしないことをがけています。

 

体操服問題を解決するためにママができること

小学校に行くという環境の変化に
不安緊張を抱えている息子にとっても、
体操服問題は不安の1つになっていました。

 

そのため、体操服の話をした時
1度だけ癇癪を起こしたのです。

 

ですが、その時に言ったのが

「そうだよね。着たくないよね。
ママも気持ちわかってるよ。」

と伝え続け、

 

・ママは気持ちをよくわかっていること
・学校で用意するように言われてるから
 一応用意しているだけ
・学校では体育の時着替えることになってる
・子どもが着られないという気持ちを
 先生につたえてある
・体操服に着替えなくても参加できること
 (事前に学校側と相談し確認しました)

穏やかに話していきました。

 

そして私は常に、
「こうあるべき」という思考と
不安な感情を手放し続けることを
がけていきました。

 

このような対応を繰り返し行うことで、
ママは理解してくれてるという安心感と、
子どもに合わせた対応をしていくことで、
子どもも理解する事ができたのです。

 

また、先生のご理解とご協力もあり、
初めは着替えずに体育に参加し、
周りのお友達が着替えてるところを
見ていくうちに、見通しができたので、

 

今では体操服に着替えることに
抵抗もなく、自分から着替えられる
ようになりました。

 

そして、お友達と一緒に
楽しく体育の授業を
受けることができています!

 

このように、
癇癪を起こしてまで抵抗していた
体操服問題解決したのは、
息子を変えたのではなく、

 

私がシンプルパフォーマンスセラピー
「こうあるべき」という思考と
不安の感情を手放したからなんです。

 

ですから、ママの
「こうあるべき」という思考と
不安の感情を、

 

シンプルパフォーマンスセラピー
手放し、お子さまの不安を取り除いて
あげてくださいね!

 

【執筆:大井かおる】

 

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