お出かけの時の癇癪は大変!
発達障害のお子さんとお出かけした時、
まだ少ししか時間も経ってないのに、
「疲れたー」
「もう帰る!」
と言って歩きたがらなくなったり、
その場に座り込んで癇癪を起こしたり
することはありませんか?
買い物や外出の予定も終わっていないと、
ママも困りますよね。
人の目は気になるし、
予定もあるし、
「早く行こう!」
とつい怒ってしまい、
癇癪もヒートアップ・・・
もう子どもを連れてのお出かけが
嫌になってしまいますよね。
ではなぜ発達障害の子どもは
疲れやすいのでしょうか。
なぜ発達障害の子どもは疲れやすいの?
実はこの疲れやすいということは、
発達障害の子の特徴でもあります。
なぜ発達障害の子どもは周りの子よりも
疲れてしまうのかについて、
見ていきましょう。
*周りの子達より動きが多い
・いつも落ち着かずウロウロしていたりと、
多動性のお子さんはとにかく動くことが
多いです。
本人は動いていなければ
落ちつかないのですが、
周りの子の何倍も動いていたら
疲れてしまうのは当然です。
*身体を2つ以上、同時に動かすことが困難
・同時に複数、身体を動かすことが
とても難しいのです。
そのため、人の何倍も神経も身体も
使うことになってしまいます。
*環境に合わせようとパワーを使う
・時間の感覚やスピード感がまったく
違うのです。
自分とは違う感覚の環境に
合わせようとしているので
常に全力疾走しているような
ものなのです。
*刺激によるストレスが多い
・刺激に敏感なので、
ビクビクしながら過ごす時間が
とても多いのです。
そのため常に心も身体も休まらず、
どんどん疲れやストレスが
溜まってしまうのです。
*質の良い睡眠が取れていない
・発達障害の子は、オンとオフを上手に
コントロールすることができません。
興奮状態が続いて寝つきが悪かったり、
布団の中にいてもロクに寝ていない
可能性があります。
これらのように、
発達障害の子どもは、特性から
疲れやすい状態になることが
わかりますね。
そして
外出先では感覚過敏の子どもにとって
刺激が強すぎるので、疲れやすさが
すぐに出てしまうのです。
お出かけ時の癇癪はママの心のケアで予防できる!
ですが、お子さんと外出先で
癇癪を起こさず楽しくお出かけ
したいですよね!
そのために、日頃から発達障害の
お子さんを持つママは
その子にあった対応や工夫を
されていると思います。
それでも、癇癪を起こして
ママも子どもも疲弊してしまうこと
ありますよね。
私は過去に、
発達障害&感覚過敏の
息子と出かけた時に、
色々な対応をしていましたが、
息子は癇癪を起こして大変な思い
をしました。
今思えば、
「また癇癪を起こすかもしれない」
「またすぐ帰ると言われるかな」
などといった心配や不安があり、
いつもより神経質になって、
子どもに注意したり、表情や
仕草などもいつもと違い
ピリピリしていました。
人間の脳には、
ミラーニューロンと言って、
相手の行動やそれに伴う感情を
読み取り、相手と同じ動きをする
働きがあります。
そのため、
ママの心配や不安な気持ちが
子どもに伝染し、子どもも
不安となり癇癪を起こしていたのです。
私が、シンプルパフォーマンスセラピーで
心配や不安の感情を手放したことで、
息子にあった対応を落ち着いて
できるようになったので、
息子も外出先で癇癪を起こさなくなり、
楽しく外出できるようになりました。
外出先での癇癪はママの変化で予防し、
お子さんとの楽しい時間を過ごして
くださいね!
▼子供に影響するママの不安や心配はどこにインプット?!
不安な思考がたまる脳の仕組みをお伝えしています!
【執筆:大井かおる】