発達障害の子どもが癇癪を起こして訴える登校しぶりを解決する方法

発達障害のお子さんから急に「学校に行きたくない!」と言われるとドキッとしますよね。
休んだら行けなくなるのではないかと不安になり、無理にいかせようとすると癇癪を起こして抵抗することも。学校に行きたくない原因と解決方法をお伝えします

 

癇癪を起こすほどの登校しぶりに不安になるママ

発達障害のお子さんから急に、

「学校に行きたくない!」

と言われることはありませんか?

 

この言葉を聞くとドキッとしてしまい、
お子さんへの対応に悩んでしまう
ママは多いと思います。

 

・一度休んだら行けなくなるかもしれない

・ただ甘えてるだけ?

・先生からも学校にくるように
 言われてるから連れて行かないと

などなど・・・
ママの悩み不安は大きいですよね。

 

そして
無理に学校へ連れていこうとしても、
子どもも癇癪を起こしながら
抵抗するので、結局お休みすることに・・

 

明日は学校行けるかな・・
とそのことばかり考えてしまうと
ママも憂鬱になっていきます。

 

では、なぜ発達障害の子どもは
登校しぶりを起こしやすいので
しょうか。

 

発達障害の子どもの登校しぶりの原因は?

発達障害の子どもの中には
もともと学校が苦手な子どもが
多くいます。

・集団生活が苦手
・不注意
・聴覚や視覚などの感覚過敏
・コミュニケーションが苦手
・ネガティブな記憶が残りやすい

これらの特性により、
先生によく注意される、
友達と仲良くできない、
勉強についていけないなど、
つらい思いをすることが多くなります。

 

その結果、登校しぶりに
つながってしまうのです。

 

ママは、急に言われたように
感じるかもしれませんが、
子どもはずっと我慢耐えていて、
限界になり「学校に行かない」と
言っているのです。

 

ですから、もしもお子さんが
「学校に行きたくない…」
という登校しぶりをしたら、

 

それは発達障害の子どもの
SOSのサインです。

 

このサインにママが
適切に対応することが
とても大事になるのです。

 

そして、
ママが甘やかして育てたから
学校に行きたくないと
わがままを言っている、
休み癖がつくということは
決してありません。

 

発達障害の子どもの
先が見えない登校しぶりは
ママにとって不安ですが、

 

子どもには、

「ママが自分を受け入れてくれている」
「味方でいてくれる!」

という安心感を持たせることが大切です。

 

知って欲しい!学校を休んだ日の過ごし方

では、
子どもが「学校に行きたくない」と言って、
学校を休んだ日はどのように対応すれば
いいのでしょうか?

 

*ゆっくり休む

まずは、登校しぶりそのものを
ネガティブにとらえないことです。

「学校を休んだのに、
 家でダラダラしているなんてダメ!」

「勉強させなくちゃ!」

と考えてしまう人が多いと思います。

 

しかし、学校に行けないのは、
心と体が疲れているというサインです。

 

ですから、
まずは十分な休息を取ることを
大切にしましょう。

 

ゆっくり休むことは、
登校しぶりには欠かせない
過ごし方です。

 

*好きなこと・興味があることをする

2つ目は子どもの
好きなこと・興味のあることを
することです。

 

子どもが好きなこと・興味のあることをして、
楽しく過ごすことで、

 

気持ちが前向きになり、
やる気も出てきます。

 

これらのことを
頭では理解していても、
学校休んだのに遊んでいると、

「これでいいのかな・・・」

「家にいることが楽しくなって
 行かなくならないかな・・・」

不安になる方もいると思います。

 

私も発達障害の息子が登校しぶりを
したとき、特性を理解していたので
休ませましたが、

 

家で遊んでいる息子を見て、
不安になることもありました。

 

ママが不安を抱えながら
関わっていると、
不安の感情から2次感情
イライラに変わってしまいます。

 

そうすると、
脳の神経の働きである
ミラーニューロンという共感神経の
影響で、

 

ママのイライラや不安な感情が伝染し
子どももイライラしたり、
不安となるので癇癪を
起こしてしまうのです。

 

そのため、
ママのイライラや不安な気持ちを
無くさないと、子どもも心から
休むことができないのです。

 

ママの不安な気持ちを手放すことが大切

ママがイライラしたり、
不安な気持ちになる原因を
無くすためには、

「学校を休んだのに、
 家でダラダラしているなんてダメ!」

というようなネガティブな思い込みを
手放す必要があります。

この思い込みは、
今までママが経験したきたことが
脳の記憶に刻み込まれているので、
頭で考えないようにしても、
無意識に出てきてしまいます。

 

そのため、
「こうあるべき」
という思い込みから
無意識に言動として現れて
しまうのです。

 

私はシンプルパフォーマンスセラピー
スキルで、このネガティブな思い込みを
手放したので、以前のような不安
抱くことがなくなりました。

 

そして私がを整え、
落ち着いて見守ることで、

 

息子もしっかり休息することができ、
心と体も元気になったので、
学校に行くことができました。

 

また、息子がお休みしたいと
伝えてきたときに、
落ち着いて対応できるので、
息子も癇癪を起こさず
伝えられるようになりました。

 

発達障害の子どもは特性から、
苦手なことも多く、疲れやすいです。

 

そのため、
発達障害の子どもは
他の子より多く充電時間が必要!

 

休みながらでも学校に行く子どもは
とっても頑張っている!と思い、

 

ママのを整え不安やイライラを
手放し、子どもにとって元気の源の
ママの笑顔を届けていきましょう。

 

【執筆:大井かおる】

 

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