もう癇癪はこりごり!発達障害の子どもの癇癪を防ぐ方法

発達障害の子どもが急に大声で泣き叫んだり、暴れたりして困っているママも多いですよね。一旦気持ちが爆発するとなかなか収まらないかんしゃく。子どもが癇癪を起こす背景には必ず理由があります。その理由と予防方法をお伝えします!

 

1度の癇癪でママも子どももぐったり

お子さんが笑顔で遊んでいたのに
急に大声で泣き叫んだり、
話が聞けないほど暴れてしまったり
すると、ママもびっくりしますよね。

 

さっきまで楽しく遊んでたのに、
なんで急に?

 

と思いながらも、
癇癪を起こしている
お子さんに必死に対応されていると
思います。

 

一度癇癪が起こると
落ち着くまで時間がかかるので、
ママも子どももぐったりして
疲れ切ってしまいますよね。

 

この一度起こしたら大変な
癇癪を予防することで、
お子さまも毎日過ごしやすく
なると思います。

 

ではなぜ、発達障害の子どもは
癇癪を起こしやすいのか
傾向をお伝えしますね。

 

癇癪を起こしやすい3つの傾向

*感覚の問題とこだわり

発達障害の子どもには、
感覚過敏がある場合が多くあります。
周りの子が大丈夫な刺激でも
過敏に反応して癇癪を起こして
しまうことがあります。

 

また、
発達障害の子どものこだわり
不安の強さによって、
普段と違うことが起きたり、

 

突然の予定変更に
気持ちがついていかず、
癇癪に繋がってしまうことも
あります。

 

*自分の意志や気持ちを他者に
伝えるのが苦手

強い癇癪の背景には、
言葉の理解と表出の発達に関する
アンバランスさが影響している
場合があります。

 

また、言葉の発達全般に
遅れが見られたり、
身振りや手振りなど言葉以外での
表現も苦手であることで、

 

その伝わらないもどかしさや
要求を伝えるための手段として、
癇癪を起こしやすくなると
考えられます。

 

このほかにも感覚の過敏性がある、
決まったパターンが乱れることが
苦手(同一性保持)、

 

余暇の乏しさなどが、
癇癪の背景にある場合も
あります。

 

*気持ちのコントロールが
難しい

成長するにつれて人は
自分のストレスを
減らすために工夫を
行います。

 

発達障害のある子どもたちは、
この自己調整や
衝動性のコントロールを
行うことが難しい傾向が
あります。

 

このような行動の工夫を
行うことが苦手なので、
不快な状況をそのまま
経験することになり、
ストレスが蓄積されていきます。

 

最後には自分の気持ちを
コントロールすることができずに
不満や怒りが爆発して
癇癪を起こすことがあります。

 

辛い発達障害の子どもの癇癪を防ぐ方法

癇癪は、一度始まると
なかなか落ち着かないので、
普段の生活から子どもに十分
配慮をし、

 

癇癪が起きないように
回避することが重要になって
きます。

 

*癇癪の起きにくい環境を整える

・見通しの立てられるような言葉がけを
気持ちの切り替えを行うことは
子どもにとっては難しいことです。

いきなり遊びを中断されたりすることは
子どもにとって大変ストレスな
ことなので、癇癪を起こす
要因の一つとなります。

 

・感覚過敏

・苦手な環境や状況を避ける

・こだわりが強い

 

これらのように、
癇癪の背景にある特性に
合わせて、癇癪が起きにくい
環境を整えることが大切です。

 

*気持ちを伝えるツールを使う

「今、自分はこんな気持ちだ」

ということが周囲に知ってもらう
だけでも、気持ちが楽になって
いくこともあります。

 

言葉で気持ちを伝えるのが
難しい場合、

・絵カードや
・コミュニケーション支援アプリ

を使って視覚的に気持ちを伝える
方法を教えるとよいでしょう。

 

簡単なことですが
「困ったらどうしたらいいか」
教えてあげることも、
子どもが癇癪を起こさない
ためのひとつの方法です。

 

例えば、
「どうしたらいいか分からないときには
『困った』って言うんだよ」などと、

 

困ったときに口に出すべき具体的な
セリフを教えてあげることで、

 

「困ったときには人に頼ってもいいんだ」
という安心感が生まれます。

 

そして、何よりも大切なことは、
ママが子どものことを理解し、
落ち着いていること
大事なのです。

 

ママが落ち着いてることが何よりも大事!

なぜ子どもの癇癪を予防するのに、
ママが落ち着いていることが
大事なのでしょうか?

 

子どもは不安になることでも
癇癪を起こします。

 

そして、ママ達は、
その不安を取り除くために、
その子にあった対応を、
色々と工夫をしていますよね。

 

ですが、ママが怒っていたり、
不安な表情でいたら、
子どもたちはすぐに察知し、
不安になるのです。

 

なぜなら、
人間の脳には、
ミラーニューロンと言って、
相手の行動やそれに伴う感情を
読み取り、相手と同じ動きをする
働きがあります。

 

そのため、
ママのイライラや不安な気持ちが
子どもに伝染してしまうのです。

 

そして、
不安な感情は脳の脳幹を刺激し、
感情を正常に保つために重要な働きを
しているセロトニンの分泌を低下させます。

 

まだこのセロトニンの分泌が少ない
子どもにとって不安になることが、
脳内のホルモンのバランスを崩し、
癇癪という行動になりやすいのです。

 

私は、発達障害&感覚過敏の
息子にあった工夫と、

 

シンプルパフォーマンスセラピー
行い、を整えたことで、
不安やイライラも落ち着き、
穏やかに息子と関われるように
なりました。

 

すると、息子の癇癪激減し、
癇癪を起こしたとしても
切り替える時間が早くなりました。

 

癇癪は、対応しているママも、
癇癪を起こしているお子さんも
とても辛い事です。

 

ぜひ
シンプルパフォーマンスセラピー
癇癪を予防し、
ママもお子さんも笑顔で過ごせる
毎日を手に入れてくださいね!

 

【執筆:大井かおる】

 

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