季節感のない洋服を選ぶ子どもに一苦労
発達障害のお子さんで、
暑いのに長袖を着たり、
寒いのに半袖を着るお子さんは
いませんか?
その日の気候や季節にあった
洋服を選ぶのが苦手で、
いつも同じ洋服や気候に合わない
洋服を着て、風邪をひいてしまうことも
あります。
特に衣替えの時期はママにとって
とても大変な時期になりますよね。
ではどうして発達障害のお子さんは、
季節にあった洋服選びが苦手なのか
お伝えします。
なぜ発達障害の子どもは季節にあった洋服選びが難しいの?
①気温差を自分で感知して服装を
変えることが苦手
普段、私たちはなんとなく
肌感覚や季節感、周りの人の服装、
テレビなどの情報などから、
その日に着る洋服の生地の厚さや
上着などの調整をしていると思います。
見えない情報を察知して理解する力が
弱い発達障害の特性を持つ子どもは、
このなんとなく・・・が苦手です。
②気温や季節よりもこだわりや
いつもと同じなどの安心感を
優先してしまう
感覚過敏があり、服の素材や
フィット感の方の優先順位が
高い場合もあります。
また、いつもと同じという
安心感が強い場合もあります。
ストレスが強いとさらに
過敏になることもあり、
その感覚は優先してあげたい
ところです。
③自律神経の発達が未熟
発達障害のお子さんの中には、
自律神経の発達が未熟な場合が
あります。
自律神経には、
体温調節の働きがあり、
常に体温が一定になるように
コントロールされています。
それがうまく機能していないと、
気温が高いと体温が上がりやすかったり、
気温が低いと低くなってしまったり
することがあります。
そんな状況がある時は、
体を冷やす、衣服で保温などの
環境調整が必要かもしれません。
子どもにあった対応をしてもママの小言で癇癪がON!
発達障害の子どもの特性から、
洋服選びが苦手な理由がわかりましたね。
そして、お子さまの特性を理解し、
お子さまにあった対応をすることが
いいと思い、ママも日々工夫を
されていると思います。
しかし、子どもにあった
対応していても、
気持ちに余裕がないと
「季節にあった洋服を着たらいいのに」
「なんで長袖着ないの?風邪ひくよ!!」
とつい小言を言ったり怒ってしまい、
子どもの癇癪のスイッチが
入ってしまう経験ありませんか?
私も、色々な工夫をしてきて
対応していたのに、
朝など忙しくて余裕がないと、
つい小言を言ってしまい、
子どもの癇癪のスイッチがON!
「もう行かない!」
と大騒ぎとなり、
結局保育園を休むことになった
苦い経験があります。
うまく対応していたはずが、
それで癇癪が起きてしまうと
自分を責めてしまうことも・・・
ですが、ママは自分を責めることは
ありません!
なぜかというと、
色々勉強され理解していても、
小言を言ったり怒ってしまうのは、
子どもの頃からの経験により、
自分の中にある
「こうあるべき!」という
思い癖があるからなんです。
この「こうあるべき!」という
思考や概念は、マイルールに
なっているので、無意識に
言動として現れてしまうのです。
そのため、特性を理解していても
「季節にあった洋服を着たらいいのに」
「なんで長袖着ないの?風邪ひくよ!!」
といった小言を言ったり、怒ってしまったり
するのです。
そして、
子どもはママから言われることで、
「ママは理解してくれていない」
と感じ、不安感や悲しさから
癇癪を起こしてしまうのです。
セルフケアでママの思い癖を手放し癇癪を防ぐ方法
発達障害のお子様を持つママは、
日頃から勉強され対応されてる方が
多いです。
そして癇癪でたくさんの辛い経験を
ママもお子さまもされてきていると
思います。
ですが、ママの「こうあるべき!」
という思い癖を手放すことで、
つい小言を言ってしまったり、
怒ってしまうことがなくなるので、
子どもの洋服選びの時に、
ママも子どもも辛い思いをすることも
なくなるのです!
この思い癖を手放すことができるのが、
シンプルパフォーマンスセラピーです。
シンプルパフォーマンスセラピーを
行い、ママの思い癖を手放すことで、
子どもの癇癪のスイッチをONに
してしまうことも防ぐことが
できるのです!
洋服選びは毎日のことなので、
落ち着いて関われたらいいですよね!
シンプルパフォーマンスセラピーで
癇癪もなく、子どもが洋服選びを行える
環境を作ってあげてくださいね。
【執筆:大井かおる】
▼もう子どもの癇癪に疲れた方は
こちらをお勧めします!