朝のイライラ予防策

~子ども見守れる距離を保つ~

1日の始まりである朝を
ゆったりと気持ちよく過ごしたい!
朝は子どもを
笑顔で送り出してあげたい!

 

だから、朝からバタバタしないように
余裕をもって早起きし、
家族の誰よりも先に
活動を開始するママ!

 

今日こそは、
笑顔で家族を送り出せるぞ!
っと思った矢先、

 

ふとリビングを見渡すと
身支度のまだ整わない、
ダラダラする子どもにイライラ・・・

 

いくら頑張って努力しても、
思い通りにならない朝に
ストレスを感じたことありませんか?

 

私だけが頑張ってもしょうがない・・・
朝はバタバタするものだ・・・
我が家に気持ちの良い朝なんてこない・・・
あと何年、こんな朝を過ごすの・・・
朝のストレスなんとかならないの・・・

 

時間がないのに
子どもがゆっくりしていて
ママがイライラしてしまう、

 

といった朝の状況は起こりがちですが、
皮肉なことに、
当の子どもは何とも思っていません。

 

なぜ、このような事態を
忙しい朝に限って
引き起こしてしまうのでしょうか?
一緒に考えてみましょう。

 

今回のような事態に対して、
役に立つのが「課題の分離」
という考え方です。

 

「課題の分離」とは、子どもを取り巻く
様々な問題(課題)が起こった時に、
その問題は
親が解決しなければならない問題か、

 

それとも、子ども自身が
解決しなければならない問題かを
分けて考えること!

 

もしも、その問題が
「子どもの課題」だった場合、
親が子どもにあれこれ口出ししたり、
解決しようとする必要はありません。

 

朝の登校前に準備を済ませ、
時間に間に合うように
家を出発する必要があるのは
誰でしょう?

 

そう!
「子ども」なんです。

 

つまりこれは「子どもの課題」なので、
問題に取り組むべきは、
子ども本人なのですが、
子どもはこの状況を「問題」だと
思っていません。

 

走れば学校に間に合うし、
時間割は出発直前に揃えてもなんとかなる、
「失敗もあるけど、
なんとかやれているからこれでOK」と
子どもが思っているうちは、

 

この行動パターンをやめようとは
思いません。

 

「問題」と思っていない子ども本人は
イライラしないわけですが、
一方でママは子どもが学校に間に合うように
家を出発して欲しいし、
準備も早めに揃えてほしいと思っています。

 

だから、今のパターンを変えるように、
早く行動するよう急かしたり、
出発の時間に声をかけたり、
干渉してしまうんです。

 

しかし、いくら口出ししても、子どもは
ママの思う通りに行動しないので、
ママは「怒り」という感情を使って
子どもを操作しようとしているのです。

 

つまり、「イライラ」は、
子どもを動かすために
ママが生み出した感情なので、

 

「イライラ」鎮める努力をするのは
「ママの課題」
ということになります。

 

親が子どもに代わって
問題を解決しなければ、
きっと子どもは忘れ物をし、
遅刻したりしますよね。

 

それを身をもって体験して初めて
「このままではいけない!」と
子ども自身が自分の課題に気づいて
行動できるようになるまで待つ!
ということが親の課題になります。

 

それに輪をかけて、働くママの場合は
自分自身が仕事の出勤時間に間に合う、
という課題もあるので
自分の課題と子どもの課題が混同しやすいのが
朝なのです!

 

起こる問題に対して、
親か子どものどちらの課題かを見極めるには、
親が子どもの問題に介入し過ぎない
距離感を保つことが大切です。

 

誰の課題か、
そして親と子どもの関係性が
対等であることがはっきりと
理解されていなければ、
援助ではなく介入になってしまいます。

 

母子関係という、
感情移入しやすく、
上下関係となりやすい
関係であればあるほど、

 

意識しなければ、ついつい、
子どもの問題に介入したくなるのが
親心ではないでしょうか。

 

常に親子が対等である距離感を保ち、
お互いの感情に左右されない関係性を
親が意識することで、
こういった不必要な介入を
防ぐことができます。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
親子の距離感を適度に保ち、
親と子どもの問題をしっかりとわけて
考えられるようになるスキルが
習得できます。

 

さらに、例え親子であっても
お互いの感情に責任をもち、
親が子どもの感情に振り回されたり、

 

逆に親の感情を子どもに押し付けたり
するといった関係性を
未然に防ぐことができるようになります。

 

そして、
「ママがなんとかしてくれる」
といった子どもから親に対する依存心や、
「私がなんとかしてあげなきゃ」

 

といった親から子に対する依存心が
自分自身に与える影響を
断ち切ることができるようになります。

 

そうすれば
親が子どもの課題を、
共同で自分の課題としてしまうより、

 

子どもが自分の課題を
自力で取り組む援助をすることのほうが
大切だという事に気が付けるはずです。

 

朝のストレスを軽減し
笑顔で「いってらっしゃい」と、
子どもを送り出せる爽やかな朝を、
シンプルパフォーマンスセラピーの
セルフケアで当たり前にしていきましょう。

 

ぜひ、オンライン体験会へ
おこしください(*^^*)

【執筆者:角元奈津子】

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