日本では育ちにくい子どもの自信
子育てで、大切にしたいものが「自信」です。
「自分はできる!」という自信が、
環境の変化にもへこたれない、
挫折もバネにできる、そんなタフな心の
源になります。
また性格的にも、「自分はできる!」と
心から信じられる子は
勉強、スポーツ、人間関係に積極的で
前向きな性格になります。
自信は、子どもが自分の意思でものごと
に取り組んだ時に「自分の力でできた!」
という成功体験に基づいて生まれるものです。
つまり、子どもの自主性を尊重して、
子どもがやりたがっていることを
やらせてあげることが大切なのです。
しかし、日本の子育てでは子どもの
行動を制限する場面が多い事を
知っていますか?
それは「他人へ迷惑をかけないこと」
「集団のルールを守ること」を
重んじているから。
子どものやりたいことを自由に
やらせるよりも、子どもの行動を
制限しようとする場面が多いのです。
子どもの行動をコントロールできる
=きちんとしつけている親が
「良い親」であり、集団のルールを
守れる子が「良い子」である。
そんな文化が社会の根底にあり、
親子に無言のプレッシャーを与えて
います。
もちろん、公共の場や集団でのルール
を教えることは大切です。しかし、
親が過剰に周囲の目を気にして
「あれしちゃダメ!」「これしちゃダメ!」
と子どもの行動を制限していると
子どもの自信は育ちにくくなって
いくことになるのです。
▼過干渉になってしまう原因を知る方法はこちら
過干渉がなぜ子どもの自信を奪うの
子どもが自分の意欲でやろうとしている
ことを親が先取りする行為を「過干渉」
たとえば、小さい子が一生懸命コップの
水を運ぼうとしているとします、それを
親が手出しして運んでしまったり、
口出ししてしまう事などありませんか?
「人の手を借りずに自分でやってみたい」
「自分で試してみたい」というのは
人間の自然な欲求なのです。
それを「危ないから」「汚すから」
「時間がかかるから」と親が横どり
してしまうと、子どもの成長機会を
奪ってしまいます。
これは、子どもが何歳になっても
同じです。
過干渉は必ず子どもからやる気を奪い
自信を減退させてしまうのです。
特に過干渉になりやすいママは
周りにも気を使い、先回りして
迷惑をかけてはいけないと思ったり
子どもへの不安や心配が先に出て
口出ししてしまうことが多いのです。
小さなチャレンジで成功体験を
欧米の親は、概して子どもの行動に寛容です。
例えばボタンが自分でかけられたら
「すごいね! 自分でできたね!」と
成果を共有し「成功体験を積ませる」
子育てを実践しています。
服をよごしても、靴を濡らしても、部屋を
ちらかしても、それが「自分でやってみたい」
「自分で試してみたい」という自発的な行動
であれば「ダメ!」と制限せずに見守ります。
自由に行動させるだけでなく、小さな成功を
見つけて褒めることも忘れません。
個人主義が浸透している欧米社会では、
幼い子どもでも「一人の人格者」として
扱います。子どもの個性と意思を尊重し
一人前に扱い、「自立心」を育てる
ことが子育ての最優先項目なのです。
もちろんほったらかしなのではなく、
子どもが公共の場所で騒いだりすれば、
親は即座に子どもをその場から連れ出し
毅然とした態度で行動を非難します。
人前で叱らないのは子どものプライドを
つぶさないための配慮です。
一人前の人間として、自分の行動に責任
を持つこと、自分の行動を自分で抑制する
ことを子どもに教える。これからの子育て
で大切にしたいですよね。
見守るスキルを身につけよう
子どもの「自信」を育てるには
ではどうしたら良いのでしょうか?
親は、「手出し・口出し」したい気持ち
をグッとこらえて、子どもを見守ること
そして、子どものやりたいという気持ち
に寄り添うこと。
「〇〇がしたいんだねぇ」と伝えて
あげるのもいいですね。
そうして、子どもの自主性を尊重して
いくことが自信を育てていきます。
でも見守ることって難しいんですよね。
自分の今までの「当たり前」や「思い込み」
が子育ての中に出てくるから。
そして、見守ることができなかった時に
落ち込んでしまったり、子どもにもっと
〇〇してあげなければ〜と落ち込んだり。
「思い込み」とは世間で決められた価値観
日本では、特に集団ルールを守るや他人に
迷惑をかけない、価値観に左右されて
しまいます。
また、「〜ねばならない」という考え
は自分の過去のネガティブな思い込み
それがなくなったら、子育てでもっと
ポジティブな言葉がけができると
思いませんか?
そこでおすすめするのが
シンプルパフォーマンスセラピーです。
自分の当たり前や思い込みを、脳科学を
用いたセラピーで手放すことができるのです。
私もこのシンプルパフォーマンスセラピーで
自分の思い込みや、当たり前を手放すことが
できました。
過干渉から見守る子育てへとぜひチェンジして
子どもの自信を育ててあげましょう!
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