「怒ってしまう自分が消える本」から学ぶ自分の感情に気づく方法!

~あなたはもっと怒っていいんです!~

忙しく働く現代人こそ日々の心のケアとして
自分なりの対処法を心得ておくことは
とても大切なことです!

 

ところが多くの人は、正しい心のケアが
わからずに自己流に走ってしまい
誤った対処法を繰り返しています。

 

たとえば、青信号で横断歩道を
渡っているのに信号を無視した車が
クラクションを鳴らして
目の前を通り過ぎる。

 

夫から家事の不完全さを理由に
殴る蹴るの暴力を受ける。
詐欺に引っかかって財産の一部を失った。

 

など、理不尽に攻撃されている、
身の危険を感じる、このような状況であれば
客観的に見て多くの人が怒りを感じて
当然と判断できる場面でも、怒りを
感じられないという人がいるのです。

 

今回は誤った怒りの対処法で悪循環に
陥ってしまうこの原因を究明すべく、
こちらの本を読んでみました。

 

今までとはまったく違う怒りの対処法が
書かれていて、興味深い一冊です^^

 

初心者でも、とてもわかりやすい
内容になっていたので
少しだけご紹介させていただきますね!

 

「怒ってしまう自分」が消える本
―イヤな感情をもとから断つ!

倉成 央(著)

こちらの本によると、自分についての
意識を自我と言う。
自我が発達すると、自我の力によって
感情をコントロールするようになる。

 

コントロールは、良心や道徳観や正しさなど
あるべき理想と、わきあがる感情との
折り合いをつけることでなされる。

 

叩いてはいけない、けど叩きたい
怒りがわきあがる、この折り合いを
つけるのが自我の力だそうです。

 

自我は、適切な怒りの表し方を
身につけさせる。しかし自我の力が弱いと、
自分の怒りをコントロールできない。

 

そのときに、自分の心を苦しい葛藤から守る
防衛手段のひとつとして、怒りそのものを
感じなくしてしまうことがある。
これを怒りの抑圧というそうです。

 

抑圧は、それが進むと怒りを感じても
おかしくない場面ですら、
怒りを感じられなくなってしまう。

 

怒りを抑えるのは身体の筋肉の力を入れて、
怒りを封じ込めるという方法で行う。

 

これは意識して行われるものではなく、
無意識。そして、いつも無意識に筋肉に
力を入れ続けているので、
いろいろと問題が出てくる。

 

筋肉のコリや痛みなどの身体症状や、
怒りをため込みすぎることで
怒りのマグマがたまり過ぎて爆発しまう
こともあるそうです。

 

無意識のうちに、怒りを封じ込めて
しまうのですね。
それなら、いつか爆発してしまうのも
当然と言えます。

 

事例が紹介されていました。
いじめを受けていた男子中学生は、
当初、いじめを行うクラスメイトに怒りを
感じていたのですが、時間が経つうちに、

 

いじめを受けても「嫌」と言えない自分が
情けなくなり、自分が嫌になり、
自分をダメな人間だと思うようになりました。

 

いじめが始まって3ヶ月経つ頃には、
怒りを感じることは全く無く、
自己嫌悪と消えてしまいたいような
感覚だけを感じるようになっていました。

 

このように、元々怒りだったはずの感情が、
別の感情に変わり、怒りを覆い隠してしまう
ということがあります。

 

つまり感じるのは怒りではなく、
悲しみや落ち込み、無力感、自己嫌悪、
劣等感などです。

 

そこでまずは、覆い隠している感情を
処理し、怒りを表面に出す必要があります。

 

怒りの抑圧が続くと、「怒り」を
「怒り」として感じられなくなることが
あるのですね。

 

そしてこちらの本では、はっきりと
下記のメッセージが添えられています!

 

悲しみを苦手と思っている人は多いです。
特に、男性は悲しみが苦手で、悲しいときに
怒りで表現する傾向が多く見られます。
悲しみは決してネガティブな感情では
ありません。

 

過去を乗り越える、他者からの共感や
援助を引き出す、新たな選択をする、など
意外とポジティブな面を持った感情です。

 

悲しみは、過去のつらい体験を乗り越える
ために必要な感情です。
怒りの裏にある悲しみもネガティブな感情
ではないということですね。

 

ただ、怒りを怒りとして感じられない状況
だったり、悲しみをポジティブに受け止める。
これらのことを誤った方法で解決しよう
としても、悪循環に陥ってしまうだけで
なかなかうまくいきません。

 

ですから、正しい方法で
日々のセルフケアを行うことが大切ですね!

 

では、具体的にどうしたら良いかというと
例えば怒りの根本的な原因となる

 

過去のトラウマ

幼少期の抑圧されていた感情

他人から言われて傷ついた言葉

 

これらを取り除くことで
怒りを抑圧してしまうことは激減します。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
「怒り」の原因となるネガティブな思い込みを
1日3分のセルフケアで
簡単に取り除くことができるので

 

一時的な怒りの感情だけではなく、
その怒りがわいてくる根本から
解決することができるのです!

 

あなたはもっと怒っていいんです!
自分の感情を素直に表現する喜びを感じ、
笑顔いっぱいの毎日を過ごしてください。

 

そのためにもオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^

 

【執筆者:瀬戸里美】

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