発達障害の子どもの「帰る!」で旅行も台無し
家族でいく旅行はとても楽しみ!
「こんなところに泊まりたい!」
「ここに行ってみたいな!」
と計画を立ててる時も楽しいですよね。
ホテルや旅館に到着し、
お部屋はどこかなぁなんて
ワクワクしながら向かってる時に、
発達障害のお子さんが
「おうちに帰る!」
と言い出し家族もビックリ!
説得しても「帰る!」の
一点張りで終いには癇癪を起こし、
家族のテンションも下がってしまう・・
発達障害のお子さんをお持ちのママは
このような経験をされたことがあると
思います。
これではせっかくの家族旅行も台無し
になってしまいますよね。
家族みんなで旅行を楽しむためにも、
発達障害のお子さんが
なぜ帰りたくなってしまうのか
お伝えしますね。
なぜ癇癪を起こしてまで自宅に帰りたくなるの?
その子によって「帰りたい!」の
理由は異なりますが、
・初めての環境が苦手
・感覚過敏の影響
・人が大勢いる
・見通しがつかない
・いつもと環境が違う
などの理由があります。
これらの原因は発達障害の子どもの
特性から影響を受けています。
そして色々な理由が重なり
苦痛となるため、
「もう帰る」という状況に
なってしまうのです。
感覚過敏は個人差がありますが、
発達障害の子どもは感覚過敏を
抱えている子が多いです。
その為、感覚過敏により、
ホテルや旅館などでの音や匂い、
人混みなどからの情報に、
過剰に反応するため苦痛と
なっているのです。
また、初めての場所が苦手だったり、
いつもとちがう環境に強い不安を
感じるので、
いつもと変わらない、安心できる
自宅に帰りたい!という気持ちに
なるのです。
それではどんな対応をしてあげたら、
発達障害の子どもも安心してホテルや
旅館に泊まれるのでしょうか。
発達障害の子どもが安心して宿泊できるには?
*事前に宿泊先の写真などを見る
先の見通しが立たないことに
不安を感じるので、
事前に宿泊先の写真をみて、
どんなところに泊まるのかを
イメージし、心構えができるように
準備が必要です。
*宿泊することをきちんと説明する
旅行で宿泊することを理解していると
思っていても、夜には自宅に帰って
いつものように寝ると思っている場合も
あります。
・お泊まりをすること
・今日は自宅には帰らないこと
を伝えておくことも大切です。
*感覚過敏の対応をする
人それぞれ程度も違うので、
その子にあった対応をしましょう。
例えば
・匂い・・マスクを着用する
・人混み・・人が少ない時間帯にいく
これらのように、感覚過敏への対策や
見通しがつかないことへの不安を
取りのぞくことが大切です。
そして、癇癪は1度起きると
落ち着くのに時間もかかり、
本人も家族も辛いので、
不安を取り除き癇癪を予防することが
大事なのです。
癇癪を防ぎ家族旅行を楽しむためのママの関わり
子どもの特性にあった対応の他に、
ママが行えることは、
子どもが帰りたいと思うのは、
感覚過敏や精神的に行けないと
思ってる可能性があることを理解し、
全て気持ちを受け止めることです。
ですが、色々事前に対応してきても、
不安が強くなり、「帰りたい!」と
訴えてくることもあります。
そんな時、頭でわかっていても、
イライラしてしてしまい
雰囲気は最悪ということも
ありますよね。
それは、人間の脳には、
ミラーニューロンと言って、
相手の行動やそれに伴う感情を
読み取り、相手と同じ動きをする
働きがあります。
そのため、
帰る!と言っている子どもの
イライラや不安な気持ちが
ママにも伝染してしまい、
頭でわかっていても
イライラしてしまうのです。
そして、ママがイライラすることで、
子どもは不安となり、
不安な感情は脳の脳幹を刺激し、
感情を正常に保つために重要な働きを
しているセロトニンの分泌を
低下させるので、
まだこのセロトニンの分泌が少ない
子どもにとっては不安になることが
脳内のホルモンのバランスを崩し、
癇癪という行動になりやすいのです。
ですから、ママがイライラせずに
心を落ち着かせ関わることが、
子どもの癇癪を予防することに
なるのです。
そのためには、
お子さんの感情とママの感情を
しっかり分けることが重要に
なります。
私はシンプルパフォーマンスセラピー
と出会い、発達障害の息子との感情を
しっかり分けることができたので、
息子の癇癪も激減し、ホテルや
旅館にも泊まることができ、
家族旅行も楽しんで行けるように
なりました。
私のように、発達障害のお子さんと
楽しく旅行にいきたい方は、
メールレッスンをご覧くださいね!
【執筆:大井かおる】
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