発達障害の子どもの癇癪に怯える日々
発達障害のお子さんが癇癪を起こすと、
一緒にいるママもドキッとしますよね。
それが1日に何回もあると、
ママも子どもも疲弊してしまいます。
子どもと話す時も、
「また癇癪起こさないかな」
「これを言ったら怒るかな」
などと考え、顔色を見ながら
話をするので、自然な会話では
なくなってしまいますよね。
毎日子どもの顔色を
伺いながらビクビクした生活を
続けることになってしまう癇癪。
ではなぜ、発達障害の子どもは
癇癪を起こしやすいのか
お伝えしますね。
癇癪を起こしやすい原因とは
癇癪が起こる理由はさまざまですが、
なんらかのストレスの蓄積により、
情報の処理ができなくなることや、
行動を制御することが困難になることで、
ストレスや不安がさらに増幅する
悪循環が起こると考えられています。
・新しい場面や突発的な変更があったとき、
見通しが不確かなとき
・感覚特性により、
不快・苦痛な感覚が過多となり、
回避・処理しきれないとき
・自分のこだわりやマイルールを
維持できなかったとき
・過度の疲労や体調不良など心身の状態が
不安定なとき
・過去のストレス場面が
フラッシュバックしたとき
(タイムスリップとも言う)
癇癪の原因や癇癪になりやすい状況は、
お子さん一人ひとり異なります。
特に感覚過敏の特性は、
癇癪やこだわりを理解するうえで、
前提として配慮する必要のある
重要な特性です。
発達障害の子どもの癇癪は予防が大事
癇癪には引き金となりうる要因が
あるはずなので、まずはそれを理解し、
配慮をすることで予防をすることが
可能です。
「起きてからの対応」だけではなく、
「起きないような対応」を心がけて
おくことが、とても重要です。
*癇癪の起きにくい環境を整える
・見通しの立てられるような言葉がけ
・感覚過敏
・苦手な環境や状況を避ける
・こだわりが強い
これらのように、
癇癪の背景にある特性に
合わせて、癇癪が起きにくい
環境を整えることが大切です。
*気持ちを伝えるツールを使う
・言葉で気持ちを伝えるのが
難しい場合
・絵カードや
・コミュニケーション支援アプリ
・「困ったらどうしたらいいか」を
教えてあげることも、
子どもが癇癪を起こさない
ためのひとつの方法です。
・困ったときに口に出すべき具体的な
セリフを教えてあげることで、
「困ったときには人に頼ってもいいんだ」
という安心感が生まれます。
そして、何よりも大切なことは、
そばにいるママの不安を取り除き、
落ち着いて関わることが大切なんです。
なぜママの不安を取り除くことが
大切なのでしょうか?
ママの心のケアで癇癪を予防!
癇癪を起こしている我が子を
見ていると、とても辛い気持ちに
なりますよね。
そしていつまた癇癪を起こすのかと
ビクビクして生活する日々。
ママの不安もピークになりますよね。
実は、元気のないビクビクしたママから、
ママの不安が伝染し、子どもも不安となり、
癇癪に繋がってしまうのです。
人間の脳には、
ミラーニューロンと言って、
相手の行動やそれに伴う感情を
読み取り、相手と同じ動きをする
働きがあります。
そのため、
ママの不安な気持ちが
子どもに伝染してしまい、
子どもも感情をコントロールすることが
難しいので、不安な気持ちが
癇癪の引き金になってしまうのです。
ですから、
ママの心を守るためだけではなく、
子どもの癇癪の予防としても、
ママの心のケアはとても大切なんです。
私も発達障害&感覚過敏の息子の
癇癪にいつもビクビクし、不安も強く
話す言葉に悩み、自然な会話が
できなくなっていました。
ですが、
シンプルパフォーマンスセラピーで
私の心のケアを行ったことで、
癇癪に対する不安がなくなり、
落ち着いて関わることができるように
なりました。
すると、息子も徐々に癇癪が激減し、
癇癪が起きても切り替えが
早くなっています。
今では笑顔の絶えない
自然な会話ができるようになりました。
「ママだから頑張らないと!」
「私がしっかりしなくちゃ!」
気持ちを奮い立たせ頑張ってるママ。
シンプルパフォーマンスセラピーで
癇癪から今まで沢山頑張ってきた
ママの心と、癇癪で苦しむ
お子さんの心を守り、
お子さんと自然な会話で笑顔が絶えない
毎日を過ごしてくださいね!
【執筆:大井かおる】
▼発達障害のお子さんの癇癪を防ぎ
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