感覚過敏によるこだわりから発達障害の子どもの癇癪を防ぐ方法

発達障害の子どもが、こだわりから癇癪を起こしてしまうことありませんか?癇癪の原因はわがままではなく「感覚過敏」の影響かもしれません。感覚過敏によるこだわりからの癇癪を防ぐ対応をお伝えしますね。

 

新しい洋服を嫌がるのはわがままのせい?

我が子の喜ぶ顔が見たい
そんな気持ちで用意した
新しい洋服や、連れて行った
場所で、子どもがまさかの癇癪

 

いきなり激しく泣き出したり、
怒りだしたり。

 

びっくりと同時に原因がわからず
「どうして?」と戸惑ってしまいますよね。

 

私の息子も衣替えの季節に、
新しい洋服を買って息子に見せたところ、

「いや!着たくない!」

と言っていきなり癇癪を起こしました。

 

子どものこういった癇癪
一見わがままのようにも見えますよね?

 

ですがこの癇癪
実は「感覚過敏」が影響していることが
あるのです。

 

発達障害の子どもに多く見られる「感覚過敏」とは?

感覚は、
外からのさまざまな刺激を
受け取り(受信)、
その刺激の情報を脳に伝達し、
脳がその情報を理解します。

 

この受信や伝達、理解のどこかで
過剰に反応してしまうことで、

 

人が持っている
「視覚」「聴覚」「触覚」「味覚」
「嗅覚」の5つの感覚が、
過剰に敏感になることを
感覚過敏と言います。

 

そして、
発達障害の子どもの多くに、
この「感覚過敏」の特性が
見られると言います。

 

過敏も程度に個人差がありますが、
日常生活に支障をきたすほどの
症状がみられる場合があります。

 

そのため例えば同じ柔軟剤を使っていれば
全て同じように感じるのでは?
と思いますが、発達障害の子は
少しの違いを敏感にキャッチします。

 

このように全ての感覚が
研ぎ澄まされているのが、
発達障害の特徴なのです。

 

また、言葉にすることが難しい
発達障害の子どもは、周囲の大人が
その困りごとに気づいてあげないと
「わがまま」に見えてしまうのです。

 

では、子どもがこのような症状で
苦しんでいる時、親はどのように
対応したらいいのでしょうか?

 

感覚過敏への上手な対応

*理解し、見守る
感覚過敏は本人しかわからないという
辛さがあります。

 

まずは、お子さんがそういう感覚を
持っていると理解することが
大切です。

 

そして、苦手な感覚がどのようなものか、
どのくらいのまでなら対応できるのかを
把握して、理解し見守ることが大事です。

 

*無理に押し付けない
生理的に受け付けないことなので、
嫌がることを繰り返しやらせることや、
慣れさせようとしたりすることは、
逆効果になります。

 

*安心感を与える
発達障害の子どもは、
自分が何に困っているかを
上手に言葉にできず、
癇癪を起こしている場合が
ほとんどです。

 

まずはどんな状況で
癇癪が起こるのかを観察
しましょう。

 

周りの大人の無理解がさらに
子どもを苦しめ、不安恐怖感
助長することになってしまいます。

 

ですから、一番大切なのは
子どもに安心感を与えることです。

 

ママがお子さんの苦手なことを理解し、
気持ちに寄り添ってあげてください。

 

*ストレスを感じない環境を作る
前述の息子の新しい洋服で言うと、
あれから1度も着せていません。

嫌いな服を着なければ、
癇癪を起こさないのですから、
着ないことが平和な選択です。

 

このように、
まず一番身近な存在であるママが
理解を示し、なるべくストレスに
ならない環境を作ってあげることが
大事です。

 

こだわりからの癇癪を防ぐにはママの思考が重要

このように感覚過敏での
上手な対応をお伝えしましたが、

 

わかっていてもつい、
無理強いをしてしまったり、
イライラして怒ってしまうことは
ありませんか?

 

先ほどもお伝えしましたが、
一番大切なのは
子どもに安心感を与えることで
ママがお子さんの苦手なことを理解し、
気持ちに寄り添うことが大切です。

 

ですが、いくら対応をしていても
ママが無理強いをしたり、
イライラして怒ったりすると、

「ママはわかってくれない」

と感じてしまい不安となり
癇癪として現れます。

 

子どもに安心感を与えるためにも、
ママのイライラや怒ってしまうことを
防ぐ必要があります。

 

この、わかっていても
つい怒ってしまうのは、
潜在意識にあるママの思い込みが
影響しているのです。

 

この潜在意識に

「洋服のこだわりがなく着てほしい」
「親の躾ができてないから
わがままなんだと言われ悲しい」

といった、型にはめた考え方や思い込み、
こだわり癇癪のことで経験した
悲しい辛い感情があると、

 

無意識にネガティブな思い込みが言動や
思考に現れるのです。

 

そして怒りの感情は、
第二感情なので悲しい、辛いなどの
お母さんの感情により怒りの感情として
現れるので、怒ってる態度に
なってしまうのです。

 

そして子どもは、9割が声のトーンや
表情から情報を受け取るので、

 

言葉では受け止めていても、
声のトーンや表情に怒りの感情があると
子どもには伝わらなく、

「自分のことを理解してもらえない」

と思い不安や悲しさの感情となり
癇癪として現れるのです。

 

子どもに安心感を与えることや、
ママのイライラや怒ってしまうことを
防ぐためにも、潜在意識にある
ネガティブな思い込みを手放す
必要があるのです。

 

そして、
潜在意識にアプローチできるのが、
シンプルパフォーマンスセラピーです。

私も、シンプルパフォーマンスセラピー
行い、思い込みを手放し、
私の思考が変わったことで、

 

発達障害&感覚過敏の息子の
こだわりや感覚過敏が以前より
落ち着き、癇癪が激減しました。

 

ぜひ、
シンプルパフォーマンスセラピーで、
こだわりからの癇癪を防ぎ、
子どもとの時間を大切に過ごしてくださいね。

 

【執筆:大井かおる】

 

▼発達障害の子どもの癇癪を防ぐことができる
シンプルパフォーマンスセラピー
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