私たちが想像しているより癇癪を起こすほどの苦痛があるからなのです。その原因と苦痛を緩和できるママが行う方法をお伝えしますね!
癇癪を起こしてまで行きたくないと思う買い物
発達障害のお子さんが
買い物に行くことに癇癪を起こして
拒否することはありませんか?
癇癪を起こすのは子どももママも
辛いですよね?
「今日しか買い物に行けないのに
どうして嫌がるの?」
「すぐ行って帰るだけなのになんで?」
などと思い、子どもにイライラして
強く怒ってしまうママも多いと
思います。
私も発達障害&感覚過敏の息子に、
買い物を拒まれてしまい、
イライラして怒ってしまった過去が
あります。
ですが、
子どもが癇癪を起こしてまで
買い物に行くことを拒むということは、
私たちが想像する以上に本人にとって
辛いことがあるからなのです。
それでは、子どもが癇癪を起こしてまで
拒む理由をお伝えしますね。
発達障害の子どもが「買い物に行かない!」と思う理由
発達障害者の買い物をするときに
困っていることや悩みについて
まとめられているアンケートによると、
*音について
店内のBGM
*光・色について
店内の明るさ・眩しさ
*においについて
匂いがこもってる
*暑さや寒さについて
寒すぎる・暑すぎる
*その他
休憩に適する場所がない
といった内容があげられています。
こちらのアンケート結果を見ると、
音やにおい、色などの五感に関する悩み、
つまり感覚過敏が関係していることが
わかります。
発達障害の子どもは感覚過敏を
抱えている子が多いです。
その為、これらの感覚過敏により、
お店で流れている音や人混みなどからの
情報に過剰に反応するため苦痛となり、
「買い物に行かない!」
という言葉が聞かれるのです。
また、買い物先で嫌な経験をしていると、
その時の記憶が残っているため、
また同じ経験をするのではないか
という不安や、当時の記憶から
不安になりそのお店や場所に
行きたくないと拒むこともあります。
買い物に行きたくないのはわがままだからではありません!
感覚過敏は不安や緊張で悪化したり
強く反応が出たりします。
ただでさえ、買い物先では、
感覚過敏のお子さんにとって
苦手なことがある状態なのに、
ママや大人たちが子どもの特性を
理解し、受け止め、対応してあげないと、
子どもは、
「ママはわかってくれない」
と感じ、悲しさや不安となってしまい、
余計に感覚過敏が酷くなったり、
悲しさなどの二次感情から怒りとして
癇癪を起こしたりするのです。
そのため、ママがお子さんの特性を
理解し、対応することが、
とても大事になるのです。
これらから、
子どもが買い物に行きたくないのは
わがままのせいではないということが
わかりますよね。
では、そんな中で、感覚過敏を持つ
発達障害のお子さんに、どのように
対応してあげたら、買い物が
苦痛にならないのでしょうか?
ママの心を整え子どもの買い物の辛さを緩和する方法
感覚過敏も個人差や内容も
さまざまなので、
発達障害のお子さんをお持ちのママは
今までもお子さんにあった対応や工夫を
されてきたと思います。
もちろん、お子さんにあった対応を
することは大前提ですが、
工夫をされていても
癇癪を起こして買い物にいけない
こともありますよね。
先ほどもお伝えしましたが、
感覚過敏は不安やストレスなどでも
悪化します。
そのため、
お子さんの不安やストレスを
軽減することがとても重要に
なります。
ですが、そばにいるママが、
不安やイライラしていると、
その感情が子どもに伝わってしまい、
子どもも不安になってしまうのです。
何故ママの感情が子どもに
伝わってしまうのかというと、
ある人の感情がほかの人に
伝わっていく現象を、心理学では
「情動感染」と言います。
この情動感染を脳科学的に見てみると、
「ミラーニューロン」という
神経細胞が影響しています。
相手の行動やそれに伴う感情を読み取り、
「鏡」に映したように自分の脳が、
相手と同じ動きをするのです。
そのため、
不安やイライラするママのそばに
いることで、情動感染し子どもも
不安やイライラになってしまうのです。
この状況を防ぐためにも、
ママの心を整え、
お子さんの不安を軽減し、
お子さんの状況や辛さを理解し、
受け止めることが大切になります。
私の息子も、私がセルフケアで
シンプルパフォーマンスセラピーを
行い、不安やイライラを手放すことが
できたので、
子どもの不安感がなくなり、
感覚過敏も和らぎ、
買い物に行けるようになりました。
ぜひ、お子様が買い物を拒むのが
わがままではないことを理解し、
ママの心を整え、お子さまの
買い物の辛さを緩和してくださいね!
【執筆:大井かおる】
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