「イライラしないママになれる本」から ママの課題と子どもの課題について学ぶ

~子どもにイライラしやすい朝の解消法~

1日の始まりである朝を
ゆったりと気持ちよく過ごしたい!
朝は笑顔で子どもを送り出してあげたい!

 

だから、朝からバタバタしないように
余裕をもって早起きし、
家族の誰よりも先に活動を開始するママ!

 

今日こそは、
笑顔で家族を送り出せるぞ!
っと思った矢先、

 

ふとリビングを見渡すと
身支度のまだ整わない、
ダラダラする子どもにイライラ・・・・

 

いくら頑張って努力しても、
思い通りにならない朝に
ガッカリしたことってありませんか?

 

私だけが頑張ってもしょうがない・・・
朝はバタバタするものだ・・・
我が家に気持ちの良い朝なんて無理・・・
あと何年、こんな朝を過ごすの・・・

 

今回はこのようなお悩みのあるママに、
子どもがダラダラしていても
イライラしなくなる考え方が書かれた、
こちらの本の内容の一部をご紹介します。

「イライラしないママになれる本
~子育てがラクになるアドラーの教え~」
野口勢津子(著)

 

「時間がないのに子どもがゆっくりしていて
ママがイライラしてしまう」
といった状況は、朝に起こりがちです。

 

しかし皮肉なことに、
当の子どもはイライラしていません。

 

このような事態に対し、役に立つのが
「課題の分離」という考え方だそうです。

 

「課題の分離」とは、子どもを取り巻く
様々な問題(課題)が起こった時に、
その問題は
親が解決しなければならない問題か、

 

それとも
子どもが解決しなければならない問題かを
分けて考えること、と説明されています。

 

もし、問題が「子どもの課題」だった場合、
親が子どもにあれこれ口出ししたり、
解決しようとする必要はなく、
子どもが自分の力で解決できるように、
親は子どもを勇気づけるのだそうです。

 

朝の登校前に準備を済ませ、
時間に間に合うように
家を出発する必要があるのは
「子ども」です。

 

つまりこれは「子どもの課題」なので、
問題に取り組むべきは、
子ども本人なのですが、
子どもはこの状況を「問題」だと
思っていません。

 

走れば学校に間に合うし、
時間割は出発直前に揃えてもなんとかなる、
「失敗もあるけど、
なんとかやれているからこれでOK」と
子どもが思っているうちは、

 

この行動パターンをやめようとは
思わないのです。

 

「問題」と思っていない子ども本人は
イライラしないわけですが、
一方でママは子どもの学校に間に合うように
家を出発して欲しいし、
準備も早めに揃えてほしいと思っています。

 

だから、今のパターンを変えるように、
早く行動するよう急かしたり、
出発の時間に声をかけたり、
干渉してしまうということです。

 

しかし、いくら口出ししても、子どもは
ママの思う通りに行動しないので、
ママは「怒り」という感情を使って
子どもを操作しようとしていたのです。

 

つまり、「イライラ」は、
子どもを動かすために
ママが生み出した感情なので、
「イライラ」鎮める努力をするのは
「ママの課題」ということなんです。

 

子ども自身が自分の課題に気づいて
行動できるようになるために、
親は何もせず、イライラを鎮めて
子どもが自ら気づくのを待ってあげないと
いけないのです。

 

親が子どもに代わって問題を解決しなければ、
きっと子どもは忘れ物をしたり、
遅刻したりするでしょう。

 

それを身をもって体験して初めて
「このままではいけない」と
子ども自身が気づくということです。

 

では、具体的にどうしたら良いかというと、
まずは、今ある問題が誰の課題であるのかを、
ママ自身が冷静に見極め、判断することが
必要になります。

 

そして、子ども自身が、
困難を乗り越えようとするのを見守るには、
手助けしたいというママの気持ちを
抑えなければなりません。

 

シンプルパフォーマンスセラピーでは、
自分と他者の問題をしっかり分けて
考えられるようになるスキルを
身につけることができ、

 

例え親子という近い存在であっても、
お互いの感情に左右されず、
他者の感情を切り離して
物事が判断でき、
行動できる自分になります。

 

そうすれば、子ども自身が
自分で解決できる力を持っている!と
信頼して子どもを見守れるようになるのです。

 

親が全てを解決するのではなく、
親は子どもが自分で
解決できるように支援する、
と考えることで、

 

子どもがダラダラしている姿も、
子どもが困難を乗り越えるまでに
必要なプロセスの一つとして
見守れるようになります。

 

シンプルパフォーマンスセラピーで、
ママの課題を整理し、
お子さんを見守れる状態になりましょう。

 

ぜひ、オンライン体験会にお越しください。

 

【執筆者:角元奈津子】

 

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