「劣等感と人間関係 -アドラー心理学を語る-」から学ぶ劣等感を克服するためにできること!

~自分に与えられたものを生かして
人生を楽しく生きる~

「今の自分のままではダメ…」

「劣等感だらけで、前に進めない」

「心の辛さや苦しさから解消されたい」
このように悩んでいる人、多いですよね。

 

劣等感が強いと、
ストレスを感じやすくなってしまったり、
必要以上に疲れてしまったりして、
悩みの原因にもなってしまいます。

 

そもそも劣等感は、
「他者との比較によって、
自分の方があの人より劣っている」
と感じる感覚のことを言います。

 

私たちは、競争社会で生きるために、
競争することと比較することを
教育として受けてきています。

 

特に、成長過程真っ只中の若い頃に経験した
ひどい挫折やトラウマなどの
ネガティブな経験によるものの
影響は大きいと言われています。

 

劣等感は、自分のやる気、行動力などの
動機付けになるため、抱くこと自体が
悪いということではありません。

 

劣等感を持った時に、
そのエネルギーがどこに向かい、
どのような行動になるかが大事なのです。
ですが、その劣等感のエネルギーを
うまく使うことができないでいると、

 

自分自身を蔑んだり、攻撃したりして、
自分を過度に低評価し、相手と比較して、
「自分には生きている価値がない」とまで
思い込んでしまうこともあるのです。

 

劣等感を抱いてしまうのは、
競争社会で生きている上でも
仕方がないことだと考えられますね。

 

ですが、その劣等感は使いようによっては
とてもポジティブに働くものなのです!

 

ポジティブに使うことができれば
自分の良さを知ることもできるし、
より人生を楽しく生きていくことが
できるようになりますよね!

 

そこで、今回は、
ネガティブに発動してしまっている
劣等感から克服する方法を探るために、
こちらの本を読んでみました。
少しだけご紹介させていただきますね!

 

「劣等感と人間関係
-アドラー心理学を語る-」

著者 野田俊作

こちらの本によると、劣等感を含む、
他者との比較や自己嫌悪感、ネガティブな
思い込みなどをしている状態は健康的な
パーソナリティではないと言います。

 

ここでいう健康なパーソナリティとは
「自己受容」「信頼感」「所属感」
「責任」「貢献」「勇気」「誠実」
である状態のことを指します。

 

特に、他者への劣等感が強い人は、
「自己受容」ができていないといいます。

 

それがどういうことかというと、
自分のことが嫌いな人は、
自己嫌悪に陥っているので、

 

「自分の欠点を認めることができず、
これがある限りは自分のことを
好きになれない」と、考えています。

 

そのため、他者がもしも、
自分が憧れているものを持っていたとすれば
嫉妬心から劣等感が生まれてしまうかも
しれません。

 

そもそも、人間である限り、不完全です。
様々な欠点を持ち合わせているといいます。
ですが、それは見る角度を変えれば
長所にもなることなのです。

 

例えば、
「私は気が小さい、とても臆病だ」
という人がいたとしたら、
「慎重であり、軽率な行動をしない人」
と言えますし、

 

「私は融通が利かない、堅苦しい人間」
という人がいたとしたら、
「几帳面で、非常にきっちりしている人」
と、ポジティブに見ることができるのです!

 

でも、短所や自分の好きではないところまで
認めて、自分を受け入れることって
わかってても、なかなか難しいと思います。

 

ですが、物事には二面性があるので、
短所に思っていることでも
見方を変えれば、
長所になる側面があるということなのです!

 

このことについては、
アドラー心理学創設者の
アルフレッド・アドラー氏が
下記のメッセージを添えています。

 

「何が与えられているかが問題ではなく、
与えられているものをどう使っているかが
問題だ」

 

つまり、
自分自身がどのような性格を持っているかは
大した問題ではなく、
持っている性格をどのように使うかが重要だ
ということです。

 

他者と比べて劣等感を抱く前に、
自分自身に与えられたものをどう使うかと
内観していくこと。

 

それがポジティブな視点で、
自分を肯定できる要素になって、
自己受容ができるようになることで、
健康なパーソナリティになれるのです。

 

自己受容がきちんとできている人は、
他者と比較して落ち込んだり、
嫌な気持ちになるなどの劣等感を
抱くことにはならないと言います。

 

それは、短所を短所として捉えず、
良い側面から物事を捉えて、
どのようにして生かしていくかを
考えることができるからだと言えますね。

 

このように、劣等感を克服するためには、
そもそも健康なパーソナリティである
必要があり、そうあるためにまずは
視点を変えて、自己受容をすることの
大切さを知ることができました。

 

なお、
シンプルパフォーマンスセラピーでは、
劣等感の足かせとなっている、
自己嫌悪感だったり、
自己肯定感の低さなどを簡単な
セルフケアで手放すことができます。

 

自分自身の長所も短所も含めて、
客観的に自己観察をすることが
できるようにもなるので、
自分自身を大切に心を守ることが
できるようにもなります。

 

わかっていても、人と比較してしまう…
自分との向き合い方がわからない…
もっと人生を楽しみたい!

 

そんな想いをお持ちの方は、
ぜひ、オンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^

 

【執筆者:室屋梨沙】

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