トラウマとストレスの違いは?心の傷を治すのは自分!

ストレスは心のひずみです。
ひずみを与えるものを
ストレッサーといいます。

 

通常、ストレッサーがなくなれば、
ひずみは解消されます。
しかし、トラウマの場合は残り続けます。
危険(ストレス)が去っても
元に戻らない状態がトラウマです。

 

人間は、生まれてから「人」と関わり、
世界と関わるなかで発達を遂げています。
外界との関わりの中で生じるストレスは、
必ずしも悪いものではなく、
成長や学びに繋がる面もあります。

 

心には多少のストレスを
跳ね返す力があります。
こうした回復力をレジリエンスといいます。

 

レジリエンスが十分に働き
心の状態がもとに戻れば、
ストレスの原因となった体験は
思い出のひとつになるのです。

 

一方、限度を超えた力が加われば、
心の状態はひずんだままになります。
体験そのものは終わっていても、
心の状態は体験時のままで
固まってしまいます。

 

ただ、心がひずんでしまっても、
一生、ひずんだままというわけではなく、
心の状態は元に戻していくことが可能である
ということは知っておいてくださいね!

 

たとえば、トラウマ治療を目的にした
心理療法はいろいろあります。
専門家の助けを借りることで、
心の負担は軽くなることも多いのです。

 

心理療法には、さまざまな種類があります。
感情や、認知、行動に焦点をあてた
心理療法は認知行動療法を言われていますが
介入のしかたや治療の進め方は
いろいろです。

 

現在、「エビデンスがある治療法」として
おこなわれている心理療法にみられる
共通点は、以下の6つにまとめられます。

 

①心理教育
※トラウマの影響について学ぶこと
自分の症状とトラウマの関連を知ること
は重要な意味をもちます。

 

②感情調節と対処スキル
※感情のコントロールのしかたや、
不快な感情や思考でいっぱいになったとき
の対処法などを学んでいきます。

 

③暴露
※トラウマとなった出来事や、
体験時に感じたことなどを思い出す、
語るなど「さらす」ということです。

 

④認知処理、再構成、意味をみつける
※自分や世界に対する否定的な見方を見直し
トラウマ体験について改めて考え直し、
これまでとは違う
意味づけをおこなっていくこと

 

⑤感情に向き合う
※強い恐怖感の緩和をはかる、
罪悪感や恥じらい、怒り、悲しみなどの
感情に重点をおく。

 

⑥記憶処理
※言葉にしにくいトラウマ記憶を、
1つの「物語」として編成し直すなど、
トラウマ記憶を
「物語の記憶」にしていくことを目指す。

 

さまざまな種類がありますが、
トラウマの影響を受けている
「今」を変えるという目的は同じです。
そして、「治すのは自分」という意識が
回復を促します。

 

体の傷が癒えていくように、心にも
「治る力」があります。自分自身の治る力が
発動することで、心の傷は害のない
「傷あと」になっていきます。

 

「治る力」は自分自身のなかにあります。
専門的な支援者のもとで
治療を進める場合でも、「治すのは自分」
という意識が回復を早めます。

 

自分のことをいちばんわかっているのは、
自分です。
あなたはあなたの専門家なのです。

 

自分を嫌ったままで回復の道を歩むのは
困難です。
自分を大切にすること、今の自分を認め、
受け入れることから回復は始まります。

 

心の傷を癒していくには
「治すのは自分」という意識が何より
重要になってきます。

 

なお、シンプルパフォーマンスセラピーは
安心感・安全感を感じながら、
誰かに詳しく話すこともなく、
過去のトラウマ体験を自分自身で、
簡単に手放すことができるので

 

自然とトラウマ体験に対する見方・捉え方が
変わり、過去のトラウマ体験を前向きに
捉えられるように変化します。

 

「勝手によみがえる、つらい過去」
「思い出したらつらい過去」
「忘れることができない、つらい過去」

 

このような過去のトラウマ記憶を
手放すことができれば今までは
ふとしたときに思い出して
つらい気持ちになっていた体験が

 

自然と思い出さなくなったり、
気がついた時には
思い出すたびに辛いという気持ちを
手放すことができるのです。

 

また、1日3分のセルフケアのため
忙しい方でも無理なく自分のペースで
心を整える習慣が身につきます!

 

つらい体験でできた“心の傷”で
悩んでいる方は、ぜひオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^ ^

 

【執筆者:横山恵理】

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