HSP気質のセラピストにとって、
「お客様対応が辛い」
「施術後はぐったりしてしまう」
というのは、
まさにHSPあるある。
お客様を大切に思うあまり、
感情まで抱え込み、
心がすり減ってしまう…。
今回は、そんな日々を変えるための
“心を守る3分習慣”
についてお伝えします。
HSPセラピストに多い
「お客様対応で疲れやすい」原因とは
サロンをやっていると、
こんなことはありませんか?
・お客様の表情ひとつで気分まで乱れる
・施術後、心も体もぐったりする
・帰宅後も、お客様の悩みが頭から離れない
・感情に巻き込まれて、
自分がいなくなるような感覚になる
これはHSPあるあるのひとつで、
原因は「経験不足」ではありません。
本当の原因は──
自分の感情とお客様の感情を
切り分ける力が弱くなっていること。
HSP気質は感受性が豊かで、
相手の感情を深く感じ取ることができます。
しかし、その力が行きすぎると、
無意識に相手の感情まで抱え込み、
“感情の同化”が起きてしまうのです。
感情の同化から抜け出す
「セパレーション」とは
HSPセラピストが
心を守るために必要なのは、
感情のセパレーション(切り分け)
です。
セパレーションとは、
「自分の感情と相手の感情を
しっかり分けて扱う意識」を持つこと。
具体的には以下の3つのステップで行います。
「これは私のものではない」と分ける
お客様との違いを5つ思い浮かべて
イメージの箱に入れ、手放す。
自分の反応を手放す
お客様の話に対して生まれた
自分の感情を意識し、手放す。
「今、この瞬間」に戻る
(グラウンディング)
尾てい骨から地面に根を張るような感覚で
呼吸を整え、意識を“今ここ”に戻す。
脳は「想像」と「現実」を
区別できないため、
このようなイメージワークでも
感情の切り分けは効果的です。
セパレーションが
もたらす変化【体験談あり】
この習慣を取り入れたセラピストからは、
こんな声が届いています。
・どんなに重い話を聞いても、
気持ちを切り替えられるようになった
・家に帰ってからもお客様のことを引きずらず、
家族との時間を穏やかに過ごせるようになった
・「あれで良かったかな?」と
一人反省会をすることがなくなった
あるHSPセラピストのYさんは、
施術後の疲れで
休日も寝込む日が多かったそうですが、
セパレーションを実践してからは疲れが激減し、
プライベートも楽しめるようになった
とのことです。

HSPあるあるを乗り越え、
長く愛されるセラピストに
なるために
HSP気質は弱さではなく、
大きな強みです。
ただし、お客様の感情を抱え込みすぎると、
心が疲れて仕事が辛くなってしまいます。
受け取りすぎないための心の習慣
は、自分を守るだけでなく、
お客様と長く良い関係を築くためにも
不可欠です。
まとめ
・HSPセラピストの疲れやすさは
「感情の同化」が原因
・3分でできる「セパレーション習慣」で
感情を切り分ける
・習慣化すれば施術後の疲れが減り、
仕事もプライベートも充実する
HSPあるあるに悩んでいる方は、
ぜひ今日から取り入れてみてください。
【執筆:三ツ間 幸江】