〜怒りたくないのに
怒ってしまう原因を大解明〜
朝、登園直前になって、
子どもが「今日は行かない!」とグズり、
「何言ってるの!早くしなさい!」と
お母さんが怒って急かしているのは、
よくある光景です。
このとき、子どもが
自分を怒らせているように
感じてしまいますが、
実はそれだけではないのです。
その怒りの裏には、
「時間を守れないお母さんと思われたら
恥ずかしい!」
「仕事に遅れたら困る!」といった、
いろいろな感情が渦巻いています。
「第一次感情」という言葉を
聞いたことがありますか?
第一次感情とは、不安、悲しい、つらい、
苦しいなどのネガティブな感情。
怒りは「第二感情」と言われ、
第一次感情を元にして生まれます。
「出来事」→(即!)「怒り」
というわけではなく、
目の前の出来事の大きさ以上に、
自分が感じる怒りの裏には、
様々な自分の第一次感情が存在しています。
何度も言っているのに、いつまでたっても
できるようにならない子どもへの
「苛立ち」「焦り」「心配」、
怒ってばかりいる自分への「自己嫌悪」、
自分の育児への「自信のなさ」「不安」、
思い通りにいかない環境への「不満」
「ストレス」などが渦巻いているのですね。
また、わたし達の心のなかには、
感情を溜めるコップがあります。
ポジティブな感情は、意外と心に長く
とどまってくれないが、
ネガティブな感情は残りやすく、
心のコップがいっぱいになると、
多少のことでも感情があふれ、
怒りとして爆発しやすくなるので
注意が必要です!
心のコップに「疲れた」、
時間に追われる「焦り」などの
感情が溜まっていくと、ささいなことでも
怒りやすくなってしまいます。
疲れているときは、怒りをもっとも
引き起こしやすいときです。
ネガティブ感情が心に溜まると、
それは怒りとなってあらゆる方向に
向けられてしまいます。
まず怒りの矛先が向きやすいのは、
小さくて無抵抗な子どもです。
怒りの裏にはいろいろな感情が
混ざりあっていて
だからこそ、普段からネガティブ感情を
溜めないようにする必要があります。
自分への不満・ダメ出しを減らすために、
しっかりしなきゃ、完璧を目指さなきゃと
頑張りすぎないことも大事です。
つまり、心のコップがネガティブな気持ちで
いっぱいにならないように、
体調管理と同じくらい、
心のメンテナンスを心がけることが
大切なのですね。
では、ここでネガティブな感情を
ためやすい人とそうでない人の違いを
考えてみましょう。
実は、これとても簡単なことで普段から
意識しているポイントが違うだけなのです。
「子育てのイライラ・怒りに
もう振り回されない本」の著者、
篠真希さんによると、
自分の選択に自信を持てず、
自分で自分にOKを出せない人は、
他人から認めてもらうことで
満たされたい思いが強い。
孤独を感じやすい子育てにおいても
モチベーションになるので、
決して悪いものではないが、
度を超して強い場合は、他人の目が
自分の評価基準になってしまうので、
人の言動によって自分の感情が
左右されやすい。
さらに他人から認められたい欲求が
強くなると、いつもならできるはずのことを
子どもが人前でしっかりできないと、
自分が認められていないような錯覚から
いっそう子どもに苛立ってしまう。
子どもの失敗は自分の落ち度と
とらえてしまったり、
さらには完璧な母でいたいがために
「子どもに失敗してほしくない」
という意識が強くなって、
子どもの失敗が大きなストレスになる。
・自分と子どもを同一化しない
・子どもは自分の一部でも、作品でもない
・子どものミスは自分の失敗ではないこと
これらのことを自覚する必要があります。
親も子も別々の人格であり、
それぞれの人生を生きているのです。
つまり、子どもと自分を同一化しやすい人が
ついついネガティブな感情を溜める
傾向があるということですね。
自分の価値観、基準を大切にするためには、
普段から自分が何に意識を向けるか!
ここが何より重要になってきます。
なお、シンプルパフォーマンスセラピーでは
ネガティブな感情を誰でも簡単に
手放すことができるので自然と自分の中の
意識が変わり物事をポジティブに
捉えられるように変化します。
周りと協調するということと、
人にあわせて自分の喜びを見失う
ということは違います。
自分の感情のハンドルは
しっかりと自分で握りたいものですね!
また、1日3分のセルフケアのため
忙しいママでも無理なく自分のペースで
心を整える習慣が身につきます!
ネガティブな感情を手放して
ニコニコな毎日を過ごしたい方は
ぜひオンライン体験会で
シンプルパフォーマンスセラピーを
実践してみてくださいね^^
【執筆者:瀬戸里美】